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公開番号2025112895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007421
出願日2024-01-22
発明の名称車両用制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60Q 1/115 20060101AFI20250725BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の停車中に荷物を載せて車両が傾いた場合に、積載による車両姿勢角の傾きを検出して光軸を調整できる、車両用制御装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る車両用制御装置は、車両が自走によらずに位置変化したか否かを判断する判断部と、車両が停止した際に車両のヘッドランプの光軸補正に必要な補正情報を記憶する記憶部と、車両が停車中に車両が自走によらずに位置変化したと判断されていない場合、現在のGセンサ値と、補正情報と、に基づいて、ヘッドランプの光軸補正を行い、車両が停車中に車両が自走によらずに位置変化したと判断された場合、現在のGセンサ値と、補正情報と、に基づいて、ヘッドランプの光軸補正を行わない、補正部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両が自走によらずに位置変化したか否かを判断する判断部と、
前記車両が停止した際に前記車両のヘッドランプの光軸補正に必要な補正情報を記憶する記憶部と、
前記車両が停車中に前記車両が自走によらずに位置変化したと判断されていない場合、現在のGセンサ値と、前記補正情報と、に基づいて、前記ヘッドランプの光軸補正を行い、前記車両が停車中に前記車両が自走によらずに位置変化したと判断された場合、現在のGセンサ値と、前記補正情報と、に基づいて、前記ヘッドランプの光軸補正を行わない、補正部と、
を備える車両用制御装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記記憶部は、前記車両の電源がオフされた際の前記補正情報を記憶し、
前記補正部は、前記電源がオンされた状態において、前記電源がオフされた際から前記車両が自走によらずに位置変化したと判断されていない場合、現在のGセンサ値と、前記補正情報と、に基づいて、前記ヘッドランプの光軸補正を行い、前記電源がオンされた状態において、前記電源がオフされた際から前記車両が自走によらず位置変化したと判断された場合、現在のGセンサ値と、前記補正情報と、に基づいて、前記ヘッドランプの光軸補正を行わない、請求項1に記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、R48法規対応として、ヘッドランプのレベリングシステムが設定されている。レベリングシステムは、車両のトランク等に重量物を積載した場合、車両が傾き、ヘッドランプが上向きとなり、対向車を幻惑してしまうことを防ぐため、ヘッドランプを下向きに調整できることが求められる。レベリングシステムは、2種類あり、ユーザがスイッチ操作で光軸制御するマニュアルレベリングと、自動で光軸調整を行うオートレベリングが存在する。
【0003】
特許文献1では、電源スイッチがオフされた場合に、路面角と車両姿勢角を記憶部に書き込み、電源スイッチがオンされた場合に、現在のGセンサの値と、記憶部に記憶される路面角および車両姿勢角と、を基に、ヘッドランプの光軸制御を行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6049407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、車両が積車にてイグニッションオフ中に移動し、積車移動前と積車移動後の路面勾配に差があった場合、路面角の変化を車両姿勢角と誤認識して、車両に対する積載変化が無くても、光軸制御を行ってしまう。例えば、車両工場にて車両を製造した後、ディーラ等の顧客のもとに車両を届ける際には積車が多く用いられており、その際に光軸制御により光軸のずれが発生してしまう。
【0006】
このため、車両を走行させて光軸制御を行う走行補正制御を用いる場合、走行データが蓄積されるまで車両を走行させて光軸のずれを補正させることが考えられるが、一定距離の走行が必要である。しかし、光軸のずれの補正のために顧客の新車等の走行距離を延ばすことは望ましくない上、作業時間を要する。また、ディーラでの作業により光軸のずれを補正することも考えられるが、作業者が1台ずつ光軸のずれを補正する作業(リセット作業)を行う必要があり、作業時間を要する。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の停車中に荷物を載せて車両が傾いた場合に、積載による車両姿勢角の傾きを検出して光軸を調整できる、車両用制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用制御装置は、車両が自走によらずに位置変化したか否かを判断する判断部と、車両が停止した際に車両のヘッドランプの光軸補正に必要な補正情報を記憶する記憶部と、車両が停車中に車両が自走によらずに位置変化したと判断されていない場合、現在のGセンサ値と、補正情報と、に基づいて、ヘッドランプの光軸補正を行い、車両が停車中に車両が自走によらずに位置変化したと判断された場合、現在のGセンサ値と、補正情報と、に基づいて、ヘッドランプの光軸補正を行わない、補正部と、を備える。
【0009】
この構成によれば、車両の停車中に荷物を載せて車両が傾いた場合に、積載による車両姿勢角の傾きを検出して光軸を調整できる。
【0010】
また、本発明に係る車両用制御装置は、記憶部は、車両の電源がオフされた際の補正情報を記憶し、補正部は、電源がオンされた状態において、電源がオフされた際から車両が自走によらずに位置変化したと判断されていない場合、現在のGセンサ値と、補正情報と、に基づいて、ヘッドランプの光軸補正を行い、電源がオンされた状態において、電源がオフされた際から車両が自走によらず位置変化したと判断された場合、現在のGセンサ値と、補正情報と、に基づいて、ヘッドランプの光軸補正を行わない。
(【0011】以降は省略されています)

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