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公開番号2025115239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009680
出願日2024-01-25
発明の名称トランスアクスル
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16H 57/04 20100101AFI20250730BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】油路の構成を簡素化することができるトランスアクスルを得る。
【解決手段】オイルポンプ60は、インプット軸12の軸方向一端側に連結されたオイル圧送用のポンプ作動部を有すると共に、カバーをなすポンプカバー64を有する。ポンプカバー64にはリリーフバルブ70が設けられている。リリーフバルブ70は、インプット軸12の上方側でかつ、MG1軸26の側方側のうちインプット軸12側に配置されている。リリーフバルブ70は、インプット軸12及びMG1軸26へ向けてオイルの吐出が可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの出力が伝達される第一ギア部を有するインプット軸と、
前記インプット軸の前記第一ギア部と噛み合う第二ギア部を有し、前記インプット軸に対して上方側かつ側方側に設けられる電動機軸と、
潤滑又は冷却が必要な箇所にオイルを供給するための油路に設けられて前記インプット軸の軸方向一端側に連結されたオイル圧送用のポンプ作動部を有すると共に、カバーをなして前記油路の一部を形成するポンプカバーを有するオイルポンプと、
前記ポンプカバーに設けられて前記油路の油圧が所定値を超えた場合に前記油路からオイルを吐出するように構成され、前記インプット軸の上方側でかつ、前記電動機軸の側方側のうち前記インプット軸側に配置されると共に、前記インプット軸及び前記電動機軸へ向けてオイルの吐出が可能なリリーフバルブと、
を備えるトランスアクスル。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記リリーフバルブの下方側であってかつ前記インプット軸の軸線方向と同じ方向から見て前記リリーフバルブと前記インプット軸とを通る仮想直線に対して前記電動機軸側とは反対側に、パーキングロック機構を構成するパーキング部材が配置されており、前記リリーフバルブは、前記パーキング部材へ向けてオイルの吐出が可能に構成されている、請求項1に記載のトランスアクスル。
【請求項3】
前記リリーフバルブは、前記インプット軸の直上に配置され、
前記リリーフバルブから前記電動機軸までの距離は、前記リリーフバルブから前記インプット軸までの距離より短く設定されている、請求項1又は請求項2に記載のトランスアクスル。
【請求項4】
前記リリーフバルブは、前記電動機軸の真横に配置されている、請求項1又は請求項2に記載のトランスアクスル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トランスアクスルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、オイルポンプから搬送されるオイルの油路を備えるトランスアクスルに関する技術が開示されている。この先行技術では、オイルポンプのカバーをなすと共に油路の一部を形成するポンプカバーと、ポンプカバーに設けられて油路の圧力に応じて油路からオイルを放出するリリーフバルブと、を有している。このような構成によれば、ケーシングの内部にリリーフのための油路を構成する部材を別途設ける必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-68430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この従来技術では、ギア室のギア、軸受へオイルを供給するために別途油路を設けており、油路の構成を簡素化する点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、油路の構成を簡素化することができるトランスアクスルを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載する本発明のトランスアクスルは、エンジンの出力が伝達される第一ギア部を有するインプット軸と、前記インプット軸の前記第一ギア部と噛み合う第二ギア部を有し、前記インプット軸に対して上方側かつ側方側に設けられる電動機軸と、潤滑又は冷却が必要な箇所にオイルを供給するための油路に設けられて前記インプット軸の軸方向一端側に連結されたオイル圧送用のポンプ作動部を有すると共に、カバーをなして前記油路の一部を形成するポンプカバーを有するオイルポンプと、前記ポンプカバーに設けられて前記油路の油圧が所定値を超えた場合に前記油路からオイルを吐出するように構成され、前記インプット軸の上方側でかつ、前記電動機軸の側方側のうち前記インプット軸側に配置されると共に、前記インプット軸及び前記電動機軸へ向けてオイルの吐出が可能なリリーフバルブと、を備える。
【0007】
上記構成によれば、エンジンの出力がインプット軸の第一ギア部に伝達される。インプット軸に対して上方側かつ側方側に設けられる電動機軸は、第二ギア部がインプット軸の第一ギア部と噛み合う。また、オイルポンプは、ポンプ作動部と、カバーをなすポンプカバーと、を有し、ポンプ作動部は、潤滑又は冷却が必要な箇所にオイルを供給するための油路に設けられてインプット軸の軸方向一端側に連結されたオイル圧送用となっており、ポンプカバーは油路の一部を形成している。ここで、ポンプカバーに設けられたリリーフバルブは、油路の油圧が所定値を超えた場合に油路からオイルを吐出するように構成され、インプット軸の上方側でかつ、電動機軸の側方側のうちインプット軸側に配置されると共に、インプット軸及び電動機軸へ向けてオイルの吐出が可能になっている。このため、インプット軸及び電動機軸へオイルを供給するための油路を別途設ける必要がない。
【0008】
請求項2に記載する本発明のトランスアクスルは、請求項1に記載の構成において、前記リリーフバルブの下方側であってかつ前記インプット軸の軸線方向と同じ方向から見て前記リリーフバルブと前記インプット軸とを通る仮想直線に対して前記電動機軸側とは反対側に、パーキングロック機構を構成するパーキング部材が配置されており、前記リリーフバルブは、前記パーキング部材へ向けてオイルの吐出が可能に構成されている。
【0009】
上記構成によれば、リリーフバルブの下方側であってかつインプット軸の軸線方向と同じ方向から見てリリーフバルブとインプット軸とを通る仮想直線に対して電動機軸側とは反対側に、パーキング部材が配置されており、リリーフバルブは、パーキング部材へ向けてオイルの吐出が可能になっている。このため、パーキング部材へオイルを供給するための油路を別途設ける必要がない。
【0010】
請求項3に記載する本発明のトランスアクスルは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記リリーフバルブは、前記インプット軸の直上に配置され、前記リリーフバルブから前記電動機軸までの距離は、前記リリーフバルブから前記インプット軸までの距離より短く設定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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