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公開番号
2025115775
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010416
出願日
2024-01-26
発明の名称
制御装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
41/34 20060101AFI20250731BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】アルコールを含む燃料の噴射時期を決定できる制御装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る制御装置は、吸気バルブが閉じる時期で筒内圧センサが検出する第1圧力、ピストンが上死点に位置する時期で筒内圧センサが検出する第2圧力、および、吸気温度センサが検出する第1温度に基づいて、ピストンが上死点に位置する時期における燃焼室内の第2温度を算出する。制御装置は、第2温度に基づいて、インジェクタが前記燃料を噴射する時期を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、吸気バルブと、インジェクタと、筒内圧センサと、吸気温度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記吸気バルブは、前記燃焼室に繋がる吸気ポートを開閉し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記筒内圧センサは、前記燃焼室および前記シリンダ空間の圧力を検出し、
前記吸気温度センサは、前記燃焼室に流入する吸気の温度を検出し、
前記制御装置は、前記吸気バルブが閉じる時期で前記筒内圧センサが検出する第1圧力、前記ピストンが上死点に位置する時期で前記筒内圧センサが検出する第2圧力、および、前記吸気温度センサが検出する第1温度に基づいて、前記ピストンが上死点に位置する時期における前記燃焼室内の第2温度を算出し、
前記制御装置は、前記第2温度に基づいて、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を補正する、
制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記第2温度が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記内燃機関は、カムシャフトと、カム角センサと、をさらに備えており、
前記カムシャフトは、前記吸気バルブを動作させ、
前記カム角センサは、前記カムシャフトの位相を検出し、
前記制御装置は、前記カム角センサが検出する位相に基づいて、前記吸気バルブが閉じる時期を検出し、
前記制御装置は、前記吸気バルブが閉じる時期における前記燃焼室の体積および前記シリンダ空間の体積の合計を前記燃焼室の体積で割って得られる圧縮比、前記第1圧力、前記第2圧力および前記第1温度に基づいて、前記第2温度を算出する、
請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期は、圧縮工程の上死点前90°から圧縮工程の上死点前0°までの間である、
請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、吸気バルブと、インジェクタと、筒内圧センサと、吸気温度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記吸気バルブは、前記燃焼室に繋がる吸気ポートを開閉し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記筒内圧センサは、前記燃焼室および前記シリンダ空間の圧力を検出し、
前記吸気温度センサは、前記燃焼室に流入する吸気の温度を検出し、
前記制御装置は、前記吸気バルブが閉じる時期で前記筒内圧センサが検出する第1圧力が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させ、
前記制御装置は、前記ピストンが上死点に位置する時期で前記筒内圧センサが検出する第2圧力が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させ、
前記制御装置は、前記吸気温度センサが検出する第1温度が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させる、
制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の制御装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の内燃機関の制御装置が知られている。特許文献1に記載の内燃機関の制御装置は、機関温度、アルコール濃度および内燃機関の負荷に基づいて、燃料を噴射する時期を制御している。これにより、特許文献1に記載の内燃機関の制御装置では、アルコールを含む燃料を用いる内燃機関の低温始動後において、安定した良好な燃焼状態を確保できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-180550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のように、アルコールを含む燃料において、燃料の噴射時期を決定することは重要である。
【0005】
そこで、本発明の目的は、アルコールを含む燃料の噴射時期を決定できる制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面は、
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、吸気バルブと、インジェクタと、筒内圧センサと、吸気温度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記吸気バルブは、前記燃焼室に繋がる吸気ポートを開閉し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記筒内圧センサは、前記燃焼室および前記シリンダ空間の圧力を検出し、
前記吸気温度センサは、前記燃焼室に流入する吸気の温度を検出し、
前記制御装置は、前記吸気バルブが閉じる時期で前記筒内圧センサが検出する第1圧力、前記ピストンが上死点に位置する時期で前記筒内圧センサが検出する第2圧力、および、前記吸気温度センサが検出する第1温度に基づいて、前記ピストンが上死点に位置する時期における前記燃焼室内の第2温度を算出し、
前記制御装置は、前記第2温度に基づいて、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を補正する、
制御装置である。
【0007】
本発明の第2側面は、
前記制御装置は、前記第2温度が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させる、
第1側面に記載の制御装置である。
【0008】
本発明の第3側面は、
前記内燃機関は、カムシャフトと、カム角センサと、をさらに備えており、
前記カムシャフトは、前記吸気バルブを動作させ、
前記カム角センサは、前記カムシャフトの位相を検出し、
前記制御装置は、前記カム角センサが検出する位相に基づいて、前記吸気バルブが閉じる時期を検出し、
前記制御装置は、前記吸気バルブが閉じる時期における前記燃焼室の体積および前記シリンダ空間の体積の合計を前記燃焼室の体積で割って得られる圧縮比、前記第1圧力、前記第2圧力および前記第1温度に基づいて、前記第2温度を算出する、
第1側面または第2側面のいずれかに記載の制御装置である。
【0009】
本発明の第4側面は、
前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期は、圧縮工程の上死点前90°から圧縮工程の上死点前0°までの間である、
第1側面ないし第3側面のいずれかに記載の制御装置である。
【0010】
本発明の第5側面は、
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、本体と、ピストンと、吸気バルブと、インジェクタと、筒内圧センサと、吸気温度センサと、を備えており、
前記本体には、燃焼室およびシリンダ空間が設けられており、
前記ピストンは、前記シリンダ空間内を往復運動し、
前記吸気バルブは、前記燃焼室に繋がる吸気ポートを開閉し、
前記インジェクタは、前記燃焼室にアルコールを含む燃料を噴射し、
前記筒内圧センサは、前記燃焼室および前記シリンダ空間の圧力を検出し、
前記吸気温度センサは、前記燃焼室に流入する吸気の温度を検出し、
前記制御装置は、前記吸気バルブが閉じる時期で前記筒内圧センサが検出する第1圧力が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させ、
前記制御装置は、前記ピストンが上死点に位置する時期で前記筒内圧センサが検出する第2圧力が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させ、
前記制御装置は、前記吸気温度センサが検出する第1温度が上昇すると、前記インジェクタが前記燃料を噴射する時期を進角させる、
制御装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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