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公開番号2025126375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022497
出願日2024-02-19
発明の名称車両の遮熱構造
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02B 77/11 20060101AFI20250822BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】車両に搭載された保護対象物を輻射熱から保護する。
【解決手段】車両の遮熱構造は、内燃機関本体3の側方に配置された触媒6、7と、触媒6、7の下方に配置されたドライブシャフト11と、ドライブシャフト11の一部を覆うドライブシャフトブーツ12と、下流側触媒7を支持する支持部材14と、触媒6、7とドライブシャフト11の間に位置するドライブシャフト遮熱板13と、内燃機関本体3と下流側触媒7との間に位置して支持部材14に固定された遮風板15と、を有している。支持部材14及び遮風板15は、ドライブシャフトブーツ12とドライブシャフト軸方向に沿った位置が重なり合うよう配置されている。遮風板15は、内燃機関本体3とドライブシャフト遮熱板13との隙間を塞ぐように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関本体の側方に配置された排気浄化用の触媒と、
上記内燃機関本体の側方に配置され、かつ上記触媒の下方に配置されたドライブシャフトと、
上記ドライブシャフトの一部を覆うドライブシャフトブーツと、
上記触媒を上記内燃機関本体に支持する支持部材と、
上記触媒と上記ドライブシャフトの間に位置し、上記内燃機関本体に固定された遮熱板と、
上記内燃機関本体と上記触媒との間に位置して、上記支持部材に固定された遮風板と、を有し、
上記支持部材及び上記遮風板は、上記ドライブシャフトブーツとドライブシャフト軸方向に沿った位置が重なり合うよう配置され、
上記遮風板は、上記内燃機関本体と上記遮熱板との隙間を塞ぐように形成されていることを特徴とする車両の遮熱構造。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
上記遮風板は、上記支持部材と上記内燃機関本体との間を通って上記ドライブシャフトブーツへと回り込む風の流れを遮るように、上記支持部材よりも上記内燃機関本体のシリンダヘッド側に位置する部分を有するよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の遮熱構造。
【請求項3】
上記支持部材は、上記内燃機関本体に固定される第1固定部と、上記触媒に固定される第2固定部と、上記第1固定部と上記第2固定部の間に位置して両者を繋ぐ本体部と、を有し、
上記遮風板は、上記支持部材の上記本体部に固定されて上記本体部と重なり合う中央部と、上記中央部の上端に接続されて上記中央部の上方に向かって延びる上端部と、上記中央部の下端に接続されて上記内燃機関本体と上記遮熱板との隙間を塞ぐ下端部と、を有し、
上記下端部は、上記遮熱板と重なり合うように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の遮熱構造。
【請求項4】
上記遮風板は、上記上端部が上記支持部材と上記内燃機関本体との間を通って上記ドライブシャフトブーツへと回り込む風の流れを遮るように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の車両の遮熱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関が搭載された車両の遮熱構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、筒状の外筒部材と、外筒部材の内周側に配置された筒状の内筒部材と、一端が外筒部材の内周面に加硫接着され、他端が内筒部材の外周面に加硫接着される弾性ゴムと、を有する防振ブッシュが開示されている。
【0003】
特許文献1の防振ブッシュは、熱源からの輻射熱から弾性ゴムを保護するために、外筒部材に遮熱板が一体に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平2-118224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、輻射熱から保護したい部品には、遮熱板を一体に形成できない場合がある。例えば、輻射熱から保護したい部品が回転や並進等の運動を行う非静止物である場合、保護したい部品である非静止物に遮熱板を一体に形成すると、遮熱板が保護したい部品とともに運動することになり、周辺部品との干渉等、遮熱板を一体形成することによる不具合が生じる虞がある。
【0006】
すなわち、輻射熱から保護すべき保護対象物が運動しているものである場合には、保護対象物を輻射熱から保護するにあたって、更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の車両の遮熱構造は、内燃機関本体の側方に配置された排気浄化用の触媒と、上記内燃機関本体の側方に配置され、かつ上記触媒の下方に配置されたドライブシャフトと、上記ドライブシャフトの一部を覆うドライブシャフトブーツと、上記触媒を上記内燃機関本体に支持する支持部材と、上記触媒と上記ドライブシャフトの間に位置し、上記内燃機関本体に固定された遮熱板と、上記内燃機関本体と上記触媒との間に位置して、上記支持部材に固定された遮風板と、を有している。上記支持部材及び上記遮風板は、上記ドライブシャフトブーツとドライブシャフト軸方向に沿った位置が重なり合うよう配置されている。上記遮風板は、上記内燃機関本体と上記遮熱板との隙間を塞ぐように形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、内燃機関本体と遮熱板との隙間を通って触媒側からドライブシャフトブーツに向かう空気の流れを抑制され、触媒側からの輻射熱から保護すべき保護対象物であるドライブシャフトやドライブシャフトブーツへの熱影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
内燃機関が搭載された車両の遮熱構造を車両の側方から見たときの概略を模式的に示した説明図。
内燃機関が搭載された車両の遮熱構造を車両の前方から見たときの概略を模式的に示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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