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公開番号
2025112648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007003
出願日
2024-01-19
発明の名称
内燃機関
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
19/08 20060101AFI20250725BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関において、燃焼を安定化させることを目的とする。
【解決手段】本発明は、異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関であって、異なる燃料を1つの燃焼室19に流入させるようにそれぞれが異なる燃料を噴射する複数の噴射弁(第1の噴射弁41a、第2の噴射弁41b)を有し、複数の噴射弁(第1の噴射弁41a、第2の噴射弁41b)から噴射される燃料のうち点火エネルギーの大きい燃料から燃焼室19内に流入させる。点火エネルギーの大きい燃料から燃焼室19内に流入させることにより、点火エネルギーの小さい燃料が燃焼室19内で早期着火することが緩和されることから燃焼が不安定になることを抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関であって、
異なる燃料を1つの燃焼室に流入させるようにそれぞれが異なる燃料を噴射する複数の噴射弁を有し、
前記複数の噴射弁から噴射される燃料のうち点火エネルギーの大きい燃料から前記燃焼室内に流入させることを特徴とする内燃機関。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記複数の噴射弁に対して燃料を噴射する噴射タイミングを制御する制御装置を有し、
前記制御装置は、
点火エネルギーの大きい燃料から前記燃焼室内に流入させるように、前記複数の噴射弁による噴射タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記1つの燃焼室に対して連通する複数の吸気ポートと、
前記複数の吸気ポートに対応する複数の吸気弁と、
前記複数の吸気弁をそれぞれ異なるタイミングで開閉させる弁作動システムと、を有し、
前記複数の噴射弁は、
前記複数の吸気ポートにそれぞれ配置され、
前記弁作動システムは、
点火エネルギーの大きい燃料から前記燃焼室内に流入させるように、前記複数の吸気弁を開弁することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、異なる2種類の燃料を同時に使用可能な内燃機関が広く知られている。
特許文献1には、水素である第1の燃料と液状の燃料である第2の燃料との2種の燃料を1つの燃焼室に同時に供給する内燃機関が開示されている。この内燃機関では、2種の燃料を1つの燃焼室に同時に供給するときに2種の燃料量比を変化させることにより航続距離を維持しつつ排気ガスの改善を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4365118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、水素燃料は液状の燃料であるガソリンと比較して、点火エネルギーが非常に小さいことが一般的に知られている。点火エネルギーが小さいということは、点火プラグや排気弁等を熱源として自己着火しやすい。
したがって、水素燃料を他の燃料と同時に燃焼室に流入させることで、水素燃料が自己着火してしまった場合には、水素燃料の熱エネルギーによって他の燃料にも着火してしまい、適切なタイミングでの燃焼とならずに燃焼が不安定となる場合がある。
【0005】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関において、燃焼を安定化させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関であって、異なる燃料を1つの燃焼室に流入させるようにそれぞれが異なる燃料を噴射する複数の噴射弁を有し、前記複数の噴射弁から噴射される燃料のうち点火エネルギーの大きい燃料から前記燃焼室内に流入させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関において、燃焼を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両の概略構成を示す図である。
シリンダヘッドの構成を示す図である。
実施例1の噴射タイミングと吸気弁の開閉タイミングを示す図である。
実施例2の噴射タイミングと吸気弁の開閉タイミングを示す図である。
変形例の車両の概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態は、異なる複数の燃料を同時に使用可能な内燃機関であって、異なる燃料を1つの燃焼室19に流入させるようにそれぞれが異なる燃料を噴射する複数の噴射弁(第1の噴射弁41a、第2の噴射弁41b)を有し、複数の噴射弁(第1の噴射弁41a、第2の噴射弁41b)から噴射される燃料のうち点火エネルギーの大きい燃料から燃焼室19内に流入させる。点火エネルギーの大きい燃料から燃焼室19内に流入させることにより、点火エネルギーの小さい燃料が燃焼室19内で早期着火することが緩和されることから燃焼が不安定になることを抑制することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関を搭載した車両10の概略構成を示す図である。なお、図1は、説明の便宜上、本実施例を説明するために簡略化したものであり、車両が通常備える構成については図示されていなくても備えているものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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