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公開番号2025123894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019663
出願日2024-02-13
発明の名称運転支援装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60W 40/09 20120101AFI20250818BHJP(車両一般)
要約【課題】先行車両追従制御から定速走行制御への移行後の設定車速に対する目標加速度を最適化でき、ドライバビリティを向上させることができる運転支援装置を提供すること。
【解決手段】ACCコントローラは、先行車両追従制御から定速走行制御への移行後に(ステップS2でYES)、所定の目標加速度で車速を設定車速まで増加させている間に(ステップS3でYES)、車速の増加を抑制する操作がドライバから入力された場合は(ステップS5でYES、ステップS6でYES)、目標加速度を低下させ、かつ、低下後の目標加速度を学習する(ステップS7)。ACCコントローラは、次回の先行車両追従制御から定速走行制御への移行後は、学習された目標加速度で車速を設定車速まで増加させる(ステップS4)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
先行車両が存在する場合に所定の車間距離を保って前記先行車両に追従走行する先行車両追従制御と、
前記先行車両が存在しない場合に車速を設定車速に保って定速走行する定速走行制御と、を行う制御部を備える運転支援装置であって、
前記制御部は、
前記先行車両追従制御から前記定速走行制御への移行後に、所定の目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させている間に、前記車速の増加を抑制する操作がドライバから入力された場合は、前記目標加速度を低下させ、かつ、低下後の前記目標加速度を学習し、
次回の前記先行車両追従制御から前記定速走行制御への移行後は、学習された前記目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させることを特徴とする運転支援装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記目標加速度として、前記先行車両追従制御からの移行後の前記定速走行制御の実行中に用いられる第1目標加速度と、前記先行車両追従制御からの移行後ではない前記定速走行制御の実施中に用いられる第2目標加速度と、を記憶し、
前記先行車両追従制御から前記定速走行制御への移行後に、前記第1目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させている間に、前記車速の増加を抑制する操作がドライバから入力された場合は、前記第1目標加速度を低下させ、かつ、低下後の前記第1目標加速度を学習し、
次回の前記先行車両追従制御から前記定速走行制御への移行後は、学習された前記第1目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させることを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項3】
前記先行車両追従制御および前記定速走行制御のオンまたはオフの切り替え操作がドライバにより行われる切り替えスイッチを備え、
前記制御部は、前記目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させている間に、前記切り替えスイッチがオフに操作されたことを条件として、前記車速の増加を抑制する操作がドライバから入力されたと判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転支援装置。
【請求項4】
前記設定車速の調整操作がドライバにより行われる設定車速調整部を備え、
前記制御部は、前記目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させている間に、前記設定車速調整部で前記設定車速を減少させる操作がされたことを条件として、前記車速の増加を抑制する操作がドライバから入力されたと判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転支援装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させている間に、ブレーキ操作が行われたことを条件として、前記車速の増加を抑制する操作がドライバから入力されたと判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転支援装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一定の車間距離を保って先行車両に追従走行するACC(Adaptive Cruise Control)機能の作動中にドライバのアクセル操作、またはブレーキ操作が行われた場合に、各状況に応じた指令値の時定数補正を行う技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4013499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、先行車両が存在しなくなってから定速走行に移行する状況については考慮されていない。すなわち、先行車両が存在しない状況で定速走行制御により車両が目標速度まで加速する場合と、先行車両に追従走行している状況から先行車両が存在しなくなって定速走行制御に移行後に車両の加速が行われる状況とでは、車両の加速度に対するドライバの感じ方は異なる。追従走行から定速走行制御に移行した後に設定車速まで車両の加速が行われる状況では、予め設定された車両の加速度がドライバの望む加速度より大きいことがあり、このような場合にドライバが恐怖感を感じ、ドライバビリティを損なってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、先行車両追従制御から定速走行制御への移行後の設定車速に対する目標加速度を最適化でき、ドライバビリティを向上させることができる運転支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る運転支援装置は、先行車両が存在する場合に所定の車間距離を保って前記先行車両に追従走行する先行車両追従制御と、前記先行車両が存在しない場合に車速を設定車速に保って定速走行する定速走行制御と、を行う制御部を備える運転支援装置であって、前記制御部は、前記先行車両追従制御から前記定速走行制御への移行後に、所定の目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させている間に、前記車速の増加を抑制する操作がドライバから入力された場合は、前記目標加速度を低下させ、かつ、低下後の前記目標加速度を学習し、次回の前記先行車両追従制御から前記定速走行制御への移行後は、学習された前記目標加速度で前記車速を前記設定車速まで増加させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、先行車両追従制御から定速走行制御への移行後の設定車速に対する目標加速度を最適化でき、ドライバビリティを向上させることができる運転支援装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る運転支援装置を搭載する車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る運転支援装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る運転支援装置は、先行車両が存在する場合に所定の車間距離を保って先行車両に追従走行する先行車両追従制御と、先行車両が存在しない場合に車速を設定車速に保って定速走行する定速走行制御と、を行う制御部を備える運転支援装置であって、制御部は、先行車両追従制御から定速走行制御への移行後に、所定の目標加速度で車速を設定車速まで増加させている間に、車速の増加を抑制する操作がドライバから入力された場合は、目標加速度を低下させ、かつ、低下後の目標加速度を学習し、次回の先行車両追従制御から定速走行制御への移行後は、学習された目標加速度で車速を設定車速まで増加させることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る運転支援装置は、先行車両追従制御から定速走行制御への移行後の設定車速に対する目標加速度を最適化でき、ドライバビリティを向上させることができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る運転支援装置を備える車両について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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