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公開番号
2025130908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028290
出願日
2024-02-28
発明の名称
排気装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01N
13/08 20100101AFI20250902BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】マフラボディと排気管の接続部を補強しつつ、接続部付近に排気ガスセンサを設置する。
【解決手段】排気装置(30)は、エンジンから排出された排気ガスを外部に導いている。排気装置には、エンジンの下流側に設置された触媒ケース(32)と、触媒ケースの下流側に設置されたマフラボディ(52)と、触媒ケースから下流側に延出する第1の排気管(35)と、マフラボディから上流端部(42)を突出した第2の排気管(41)と、第1の排気管の外周面に設置された排気ガスセンサと、が設けられている。第1の排気管の下流端部(36)が第2の排気管の上流端部の内側に入り込み、第2の排気管の上流端部には斜めにカットされた傾斜端面(43)が形成されている。排気ガスセンサの少なくとも一部が傾斜端面の先端よりも下流側に位置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンから排出された排気ガスを外部に導く排気装置であって、
前記エンジンの下流側に設置された触媒ケースと、
前記触媒ケースの下流側に設置されたマフラボディと、
前記触媒ケースから下流側に延出する第1の排気管と、
前記マフラボディから上流端部を突出した第2の排気管と、
前記第1の排気管の外周面に設置された排気ガスセンサと、を備え、
前記第1の排気管の下流端部が前記第2の排気管の上流端部の内側に入り込み、前記第2の排気管の上流端部には斜めにカットされた傾斜端面が形成され、
前記排気ガスセンサの少なくとも一部が前記傾斜端面の先端よりも下流側に位置していることを特徴とする排気装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記傾斜端面が車幅方向内側に向けられ、前記排気ガスセンサが前記第1の排気管の車幅方向内側に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の排気装置。
【請求項3】
前記第1の排気管の下流端部が前記マフラボディの内側まで入り込んでいることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排気装置。
【請求項4】
車体に対して前記マフラボディを取り付けるためのサポートブラケットを備え、
車体に対する前記サポートブラケットの固定位置は、前記マフラボディの重心位置に対して車幅方向にオフセットされており、前記第1の排気管にて前記傾斜端面の先端が前記マフラボディの重心側に位置付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排気装置。
【請求項5】
車体に対して前記マフラボディを取り付けるためのサポートブラケットを備え、
前記サポートブラケットが前記マフラボディから前方に延びており、
前記サポートブラケットの下方に前記傾斜端面及び前記排気ガスセンサが位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排気装置。
【請求項6】
前記サポートブラケットが前記マフラボディから上下に分かれて前方に延びる一対のアーム部を有し、
前記一対のアーム部の間に前記エンジンのオイルフィラーキャップが位置し、前記オイルフィラーキャップの下方に前記排気ガスセンサが位置しており、
前記排気ガスセンサのリード線が前記オイルフィラーキャップよりも車幅方向内側を通ることを特徴とする請求項4に記載の排気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗型車両の排気装置として、エンジン付近に触媒ケースを設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の排気装置では、エンジンのシリンダヘッドから後方に排気管が延出して、エンジンの下方で排気管が触媒ケースに接続されている。さらに、触媒ケースから後方に排気管が延出して、エンジンの後方で排気管がマフラボディに接続されている。エンジンから排気管を通じて触媒ケースに排気ガスが入り込むことで排気ガスが浄化され、触媒ケースから排気管を通じてマフラボディに排気ガスが入り込むことで排気音が低減されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6571874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車体やマフラボディの振動によってマフラボディと排気管の接続部に強い負荷が生じる。特に特許文献1の排気装置では、触媒ケース内に重量物である触媒が設けられた分だけ振動が大きくなる。触媒ケースの下流側には触媒の劣化診断用に排気ガスセンサを設置する必要があるが、車両レイアウトによっては排気ガスセンサの設置箇所がマフラボディと排気管の接続部付近に制限される。このため、接続部に補強部材等を設けると排気ガスセンサが設置できない。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、マフラボディと排気管の接続部を補強しつつ、接続部付近に排気ガスセンサを設置することができる排気装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の排気装置は、エンジンから排出された排気ガスを外部に導く排気装置であって、前記エンジンの下流側に設置された触媒ケースと、前記触媒ケースの下流側に設置されたマフラボディと、前記触媒ケースから下流側に延出する第1の排気管と、前記マフラボディから上流端部を突出した第2の排気管と、前記第1の排気管の外周面に設置された排気ガスセンサと、を備え、前記第1の排気管の下流端部が前記第2の排気管の上流端部の内側に入り込み、前記第2の排気管の上流端部には斜めにカットされた傾斜端面が形成され、前記排気ガスセンサの少なくとも一部が前記傾斜端面の先端よりも下流側に位置していることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の排気装置によれば、第2の排気管の上流端部の切頭部分だけ、第1、第2の排気管の二重管構造が長く確保されてマフラボディと第2の排気管の接続部の強度が高められる。また、第2の排気管の傾斜端面が第1の排気管の外周面に接合されることで、接合長が長く確保されて第1、第2の排気管の接合部の強度が高められる。また、第2の排気管が斜めにカットされることで、第1の排気管の外周面に排気ガスセンサの設置スペースが確保される。このため、マフラボディと第2の排気管の接続部を補強しつつ、接続部付近に排気ガスセンサを設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。
本実施例の排気装置の右側面図である。
本実施例の排気装置の左側面図である。
本実施例のマフラボディ周辺の下面図である。
本実施例のマフラボディ周辺の右側面図である。
本実施例のマフラボディ周辺の後面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の排気装置は、エンジンから排出された排気ガスを外部に導いている。排気装置では、エンジンの下流側に触媒ケースが設置され、触媒ケースの下流側にマフラボディが設置されている。触媒ケースから下流側に第1の排気管が延出し、マフラボディから第2の排気管の上流端部が突出している。第1の排気管の下流端部が第2の排気管の上流端部の内側に入り込み、第2の排気管の上流端部には斜めにカットされた傾斜端面が形成されている。第1の排気管の外周面には排気ガスセンサが設置され、排気ガスセンサの少なくとも一部が前記傾斜端面の先端よりも下流側に位置している。第2の排気管の上流端部の切頭部分だけ、第1、第2の排気管の二重管構造が長く確保されてマフラボディと第2の排気管の接続部の強度が高められる。また、第2の排気管の傾斜端面が第1の排気管の外周面に接合されることで、接合長が長く確保されて第1、第2の排気管の接合部の強度が高められる。また、第2の排気管が斜めにカットされることで、第1の排気管の外周面に排気ガスセンサの設置スペースが確保される。このため、マフラボディと第2の排気管の接続部を補強しつつ、接続部付近に排気ガスセンサを設置することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の排気装置が設けられた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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