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公開番号2025126073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022453
出願日2024-02-16
発明の名称冷却装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類F01P 3/20 20060101AFI20250821BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】本発明の目的は、内燃機関の暖気に要する時間を短くできる冷却装置を提供することである。
【解決手段】本発明に係る冷却装置は、ウォータージャケットが設けられた内燃機関の冷却装置である。冷却装置は、第1冷却水路と、第2冷却水路と、保温容器と、第1バルブと、第2バルブと、を備えている。第1冷却水路および第2冷却水路のそれぞれは、保温容器とウォータージャケットとを接続している。第1冷却水路では、ウォータージャケットから保温容器へと冷却水が流れる。第2冷却水路では、保温容器からウォータージャケットへと冷却水が流れる。第1バルブは、第1冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替える。第2バルブは、第2冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ウォータージャケットが設けられた内燃機関の冷却装置であって、
前記冷却装置は、第1冷却水路と、第2冷却水路と、保温容器と、第1バルブと、第2バルブと、を備えており、
前記第1冷却水路および前記第2冷却水路のそれぞれは、前記保温容器と前記ウォータージャケットとを接続しており、
前記第1冷却水路では、前記ウォータージャケットから前記保温容器へと冷却水が流れ、
前記第2冷却水路では、前記保温容器から前記ウォータージャケットへと冷却水が流れ、
前記第1バルブは、前記第1冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替え、
前記第2バルブは、前記第2冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替える、
冷却装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記保温容器は、前記ウォータージャケットより下に位置しており、
前記冷却装置は、ポンプを、さらに備えており、
前記ポンプは、前記第2冷却水路に設けられており、かつ、前記第2冷却水路を介して前記保温容器内の冷却水を前記ウォータージャケットに移動させる、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
ウォータージャケットが設けられた内燃機関の冷却装置であって、
前記冷却装置は、1以上の冷却水路と、保温容器と、を備えており、
前記1以上の冷却水路のそれぞれは、前記保温容器と前記ウォータージャケットとを接続しており、
前記冷却装置は、前記内燃機関が停止する場合、前記ウォータージャケットに冷却水を注入することなく、前記ウォータージャケット内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記保温容器に移動させ、
前記冷却装置は、前記内燃機関が始動する場合、前記保温容器内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記ウォータージャケットに移動させる、
冷却装置。
【請求項4】
前記冷却装置は、第1バルブと、ポンプと、制御装置と、を備えており、
前記1以上の冷却水路は、第1冷却水路と、第2冷却水路と、を含んでおり、
前記第1バルブは、前記第1冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替え、
前記ポンプは、前記第2冷却水路に設けられており、
前記制御装置は、前記内燃機関が停止する場合、前記第1バルブを開放状態に制御することにより、前記ウォータージャケット内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記保温容器に移動させ、
前記ポンプは、前記内燃機関が始動する場合、前記保温容器内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記ウォータージャケットに移動させる、
請求項3に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の冷却装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の内燃機関の冷却装置が知られている。この内燃機関の冷却装置では、プレヒートまたは暖機には、蓄熱タンク内の高温の冷却水を主にシリンダヘッドを通して循環させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-019452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の内燃機関の冷却装置では、プレヒートの際に、内燃機関のウォータージャケット内に低温の冷却水が残存している。そのため、プレヒートにおいて、高温の冷却水と低温の冷却水とが混ざる。その結果、内燃機関の暖気に要する時間が長くなる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、内燃機関の暖気に要する時間を短くできる冷却装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1側面は、
ウォータージャケットが設けられた内燃機関の冷却装置であって、
前記冷却装置は、第1冷却水路と、第2冷却水路と、保温容器と、第1バルブと、第2バルブと、を備えており、
前記第1冷却水路および前記第2冷却水路のそれぞれは、前記保温容器と前記ウォータージャケットとを接続しており、
前記第1冷却水路では、前記ウォータージャケットから前記保温容器へと冷却水が流れ、
前記第2冷却水路では、前記保温容器から前記ウォータージャケットへと冷却水が流れ、
前記第1バルブは、前記第1冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替え、
前記第2バルブは、前記第2冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替える、
冷却装置である。
【0007】
第2側面は、
前記保温容器は、前記ウォータージャケットより下に位置しており、
前記冷却装置は、ポンプを、さらに備えており、
前記ポンプは、前記第2冷却水路に設けられており、かつ、前記第2冷却水路を介して前記保温容器内の冷却水を前記ウォータージャケットに移動させる、
第1側面に記載の冷却装置である。
【0008】
第3側面は、
ウォータージャケットが設けられた内燃機関の冷却装置であって、
前記冷却装置は、1以上の冷却水路と、保温容器と、を備えており、
前記1以上の冷却水路のそれぞれは、前記保温容器と前記ウォータージャケットとを接続しており、
前記冷却装置は、前記内燃機関が停止する場合、前記ウォータージャケットに冷却水を注入することなく、前記ウォータージャケット内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記保温容器に移動させ、
前記冷却装置は、前記内燃機関が始動する場合、前記保温容器内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記ウォータージャケットに移動させる、
冷却装置である。
【0009】
第4側面は、
前記冷却装置は、第1バルブと、ポンプと、制御装置と、を備えており、
前記1以上の冷却水路は、第1冷却水路と、第2冷却水路と、を含んでおり、
前記第1バルブは、前記第1冷却水路の開放状態と遮断状態とを切り替え、
前記ポンプは、前記第2冷却水路に設けられており、
前記制御装置は、前記内燃機関が停止する場合、前記第1バルブを開放状態に制御することにより、前記ウォータージャケット内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記保温容器に移動させ、
前記ポンプは、前記内燃機関が始動する場合、前記保温容器内の冷却水を前記1以上の冷却水路のいずれかを介して前記ウォータージャケットに移動させる、
第3側面に記載の冷却装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、内燃機関の暖気に要する時間を短くできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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