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公開番号2025111200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005469
出願日2024-01-17
発明の名称触媒コンバータの異常診断装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類F01N 3/18 20060101AFI20250723BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】触媒担体保持材の異常を検知することを目的とする。
【解決手段】本発明は、車両の内燃機関から排出された排気ガスを浄化する触媒担体51と、触媒担体51を収容するコンバータケース52と、触媒担体51の外周面を覆うことで、触媒担体51をコンバータケース52内に保持する触媒担体保持材と、を備える触媒コンバータ50の異常を検知する異常診断装置である。異常診断装置は、触媒コンバータ50の下流に配置され、排気ガスの排気圧力を検出する排気圧力センサ45と、車両の走行時に排気圧力センサ45によって検出される値が所定値未満である場合に、触媒担体保持材の異常を検知する制御装置12とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の内燃機関から排出された排気ガスを浄化する触媒担体と、
前記触媒担体を収容するコンバータケースと、
前記触媒担体の外周面を覆うことで、前記触媒担体を前記コンバータケース内に保持する触媒担体保持材と、を備える触媒コンバータの異常を検知する異常診断装置であって、
前記触媒コンバータの下流に配置され、排気ガスの排気圧力を検出する圧力検出手段と、
前記車両の走行時に前記圧力検出手段によって検出される値が閾値未満である場合に、前記触媒担体保持材の異常を検知する制御手段と、を有することを特徴とする触媒コンバータの異常診断装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記制御手段は、
前記車両の走行時に前記圧力検出手段によって検出される値が所定値未満である状態が所定時間、続いた場合に前記触媒担体保持材の異常を検知することを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータの異常診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒コンバータの異常診断装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から車両には、排気ガスに含まれる有害成分を浄化する触媒コンバータが使用されている。触媒コンバータは、車両用排ガス浄化触媒の触媒担体をコンバータケース内で触媒担体保持材としての保持マットを用いて保持することにより構成されている。保持マットは、円筒状あるいは複数の板状部材を組み合わせて構成され、触媒担体の外周面を覆うことにより触媒担体を保持する。
【0003】
特許文献1には、ハニカム構造体の外周面に保持マットを巻き付けて、コンバータケースとしての筒状ケースに圧入固定されて構成される触媒コンバータが開示されている。保持マットは、車両の走行中の振動やコンバータケースの熱膨張による触媒担体の位置ズレを防止する役割に加えて、触媒担体外周からの未浄化排ガスの漏洩を防止する役割も担っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6540260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、保持マットをコンバータケースに組付ける際に、組付不良によって保持マットの一部に捲れ等が発生する可能性がある。このような場合には、保持マットの一部分に排気ガス流が局所的に衝突してしまい、長期間の走行に伴い保持マットが欠損してしまうことがある。
【0006】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、触媒担体保持材に欠損等の異常が発生した場合に、触媒担体保持材の異常を検知できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両の内燃機関から排出された排気ガスを浄化する触媒担体と、前記触媒担体を収容するコンバータケースと、前記触媒担体の外周面を覆うことで、前記触媒担体を前記コンバータケース内に保持する触媒担体保持材と、を備える触媒コンバータの異常を検知する異常診断装置であって、前記触媒コンバータの下流に配置され、排気ガスの排気圧力を検出する圧力検出手段と、前記車両の走行時に前記圧力検出手段によって検出される値が閾値未満である場合に、前記触媒担体保持材の異常を検知する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、触媒担体保持材に欠損等の異常が発生した場合に、触媒担体保持材の異常を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両の概略構成を示す図である。
制御装置による処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置による処理の一例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態は、車両の内燃機関から排出された排気ガスを浄化する触媒担体51と、触媒担体51を収容するコンバータケース52と、触媒担体51の外周面を覆うことで、触媒担体51をコンバータケース52内に保持する触媒担体保持材と、を備える触媒コンバータ50の異常を検知する異常診断装置である。異常診断装置は、触媒コンバータ50の下流に配置され、排気ガスの排気圧力を検出する排気圧力センサ45と、車両の走行時に排気圧力センサ45によって検出される値が所定値未満である場合に、触媒担体保持材の異常を検知する制御装置12とを有する。触媒担体保持材に欠損等の異常が発生している場合、排気圧力センサ45により検出される値が低くなることから、排気圧力センサ45によって検出される値に基づいて触媒担体保持材の異常を検知することができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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