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公開番号2025134201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031951
出願日2024-03-04
発明の名称異音診断プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F01M 11/00 20060101AFI20250909BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】車両の異音の原因がエンジンの停止の際のオイルタンクの大気開放であることを精度よく診断できる異音診断プログラムを提供する。
【解決手段】エンジンからオイルタンクにブローバイガスが流れるオイル配管と、オイルタンクからエンジンの吸気管にブローバイガスを流すブローバイガス配管と、ブローバイガス配管に設けられオイルタンクから吸気管へのブローバイガスの流通は許容するが逆方向のブローバイガスの流通は規制する逆止弁と、エンジンが停止した際のオイルタンク内の圧力が負圧となった場合にオイルタンク内を大気に開放する大気開放弁とを備え、オイルタンク内の圧力が負圧でエンジンが停止した際に発生した異音が、大気開放弁が開弁しなかったことにより解消されたか否かを判定する判定処理と、判定処理により肯定判定がなされた場合、異音の原因はエンジンの停止の際の大気開放弁の開弁であると診断する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンの潤滑用のオイルを貯留したオイルタンクと、
前記オイルタンクから前記エンジンへ前記オイルを流すと共に前記エンジンから前記オイルタンクにブローバイガスが流れるオイル配管と、
前記オイルタンクから前記エンジンの吸気管に前記ブローバイガスを流すブローバイガス配管と、
前記ブローバイガス配管に設けられ前記オイルタンクから前記吸気管への前記ブローバイガスの流通は許容するが逆方向の前記ブローバイガスの流通は規制する逆止弁と、
前記エンジンが停止した際の前記オイルタンク内の圧力が負圧となった場合に前記オイルタンク内を大気に開放する大気開放弁と、
を備えた車両の異音の診断を行う異音診断プログラムであって、
前記オイルタンク内の圧力が負圧で前記エンジンが停止した際に発生した異音が、前記大気開放弁が開弁しなかったことにより解消されたか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理により肯定判定がなされた場合、異音の原因は前記エンジンの停止の際の前記大気開放弁の開弁であると診断する診断処理と、
をコンピュータに実行させるための異音診断プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異音診断プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
オイルタンク内の圧力が負圧でエンジンが停止した場合に、オイルタンク内に気体を導入して負圧を解消する技術がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-044448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オイルタンク内に気体を導入する方法としてオイルタンクを大気開放することが考えられる。エンジンが搭載された車両では、上記のエンジンの停止の際にオイルタンクが大気開放されることにより、オイルタンク内に空気が導入され異音が発生する場合がある。例えば、車両の異音に知見が無い者が上記のような異音の原因を特定することは困難である。
【0005】
そこで本発明は、車両の異音の原因がエンジンの停止の際のオイルタンクの大気開放であることを精度よく診断できる異音診断プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、エンジンと、前記エンジンの潤滑用のオイルを貯留したオイルタンクと、前記オイルタンクから前記エンジンへ前記オイルを流すと共に前記エンジンから前記オイルタンクにブローバイガスが流れるオイル配管と、前記オイルタンクから前記エンジンの吸気管に前記ブローバイガスを流すブローバイガス配管と、前記ブローバイガス配管に設けられ前記オイルタンクから前記吸気管への前記ブローバイガスの流通は許容するが逆方向の前記ブローバイガスの流通は規制する逆止弁と、前記エンジンが停止した際の前記オイルタンク内の圧力が負圧となった場合に前記オイルタンク内を大気に開放する大気開放弁と、を備えた車両の異音の診断を行う異音診断プログラムであって、前記オイルタンク内の圧力が負圧で前記エンジンが停止した際に発生した異音が、前記大気開放弁が開弁しなかったことにより解消されたか否かを判定する判定処理と、前記判定処理により肯定判定がなされた場合、異音の原因は前記エンジンの停止の際の前記大気開放弁の開弁であると診断する診断処理と、をコンピュータに実行させるための異音診断プログラムによって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の異音の原因がエンジンの停止の際のオイルタンクの大気開放であることを精度よく診断できる異音診断プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
異音診断システムの概略構成図である。
エンジンシステムの概略構成図である。
異音診断処理の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[異音診断システムの概略構成]
図1は、異音診断システム100の概略構成図である。異音診断システム100は、車両Aと診断端末40とを含む。車両Aには、エンジンシステムBが搭載されている。エンジンシステムBは、詳しくは後述するが、エンジン1、ECU(Electronic Control Unit)20、及びドングル21を含む。ECU20は、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を含むコンピュータである。ECU20は、エンジン1の駆動を制御する。
【0010】
ドングル21は、無線通信モジュールを搭載する通信装置として構成されている。ドングル21は、例えばハンドルの下方に設けられた接続端子に取り付けられている。この接続端子は、ECU20に接続されている。ドングル21は、ECU20からの車両Aに関する情報を、診断端末40に無線送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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