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公開番号
2025134802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025099534,2024056515
出願日
2025-06-13,2016-01-29
発明の名称
結晶性C21H22Cl2N4O2マロン酸塩
出願人
バイオメッド バレー ディスカバリーズ,インコーポレイティド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/4439 20060101AFI20250909BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】哺乳動物においてがんを処置するための医薬組成物を提供する。
【解決手段】(a)第1の活性薬剤であって、(i)特定のピークを含む粉末X線回折(XRPD)パターン、ならびに(ii)特定のピークを含む赤外分光法(IR)スペクトルを有する、4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドマロン酸塩の形態Aの結晶である、第1の活性薬剤、(b)第2の活性薬剤であって、ホルモン、ホルモン干渉化合物、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDACi)、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤(CDKi)、ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤、およびこれらの組合せからなる群から選択される、第2の活性薬剤、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
医薬組成物であって、
(a)第1の活性薬剤であって、(i)3.0±0.2、5.2±0.2、8.0±0.2、および10.9±0.2°2θにおける1または複数のピークを含む粉末X線回折(XRPD)パターン、ならびに(ii)約1573±2.0、1504±2.0、1475±2.0、1253±2.0、1033±2.0、および883±2.0cm
-1
における1または複数のピークを含む赤外分光法(IR)スペクトルを有する、4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドマロン酸塩の形態Aの結晶である、第1の活性薬剤、
(b)第2の活性薬剤であって、ホルモン、ホルモン干渉化合物、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDACi)、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤(CDKi)、ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤、およびこれらの組合せからなる群から選択される、第2の活性薬剤、および
薬学的に許容される担体
を含む、医薬組成物。
続きを表示(約 4,900 文字)
【請求項2】
前記第2の活性薬剤が、プロスタグランジン、ロイコトリエン、プロスタサイクリン、トロンボキサン、アミリン、抗ミュラー管ホルモン、アジポネクチン、副腎皮質刺激ホルモン、アンギオテンシノーゲン、アンギオテンシン、バソプレッシン、アトリオペプチン、脳性ナトリウム利尿ペプチド、カルシトニン、コレシストキニン、コルチコトロピン放出ホルモン、エンセファリン、エンドセリン、エリスロポエチン、濾胞刺激ホルモン、ガラニン、ガストリン、グレリン、グルカゴン、ゴナドトロピン放出ホルモン、成長ホルモン放出ホルモン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ヒト胎盤性ラクトーゲン、成長ホルモン、インヒビン、インスリン、ソマトメジン、レプチン、リプトロピン、黄体形成ホルモン、メラニン細胞刺激ホルモン、モチリン、オレキシン、オキシトシン、膵ポリペプチド、副甲状腺ホルモン、プロラクチン、プロラクチン放出ホルモン、リラキシン、レニン、セクレチン、ソマトスタチン、トロンボポエチン、甲状腺刺激ホルモン、テストステロン、デヒドロエピアンドロステロン、アンドロステンジオン、ジヒドロテストステロン、アルドステロン、エストラジオール、エストロン、エストリオール、コルチゾール、プロゲステロン、カルシトリオール、カルシジオール、およびこれらの組合せからなる群から選択されるホルモンである、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記第2の活性薬剤が、タモキシフェン(Nolvadex(登録商標))、アナストロゾール(Arimidex(登録商標))、レトロゾール(Femara(登録商標))、フルベストラント(Faslodex(登録商標))、およびこれらの組合せからなる群から選択されるホルモン干渉化合物である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記第2の活性薬剤が、4SC-201(4SC AG)、4SC-202(武田薬品工業株式会社)、アベキシノスタット(Celera)、AN-1(Titan Pharmaceuticals,Inc.)、アピシジン(Apicidine)(Merck&Co.,Inc.)、AR-42(Arno Therapeutics)、ARQ-700RP(ArQule)、Avugane(TopoTarget AS)、アゼライック-1-ヒドロキサメート-9-アニリド(AAHA)、ベリノスタット(TopoTarget)、ブチレート(Enzo Life Sciences,Inc.)、CG-1255(Errant Gene Therapeutics,LLC)、CG-1521(Errant Gene Therapeutics,LLC)、CG-200745(CrystalGenomics,Inc.)、キダミド(Shenzhen Chipscreen Biosciences)、CHR-3996(Chroma Therapeutics)、CRA-024781(Pharmacyclics)、CS-3158(Shenzhen Chipscreen Biosciences)、CU-903(Curis)、DAC-60(Genextra)、エンチノスタット(Bayer)、ヒアルロン酸酪酸エステル(HA-But)、IKH-02(IkerChem)、IKH-35(IkerChem)、ITF-2357(Italfarmaco)、ITF-A(Italfarmaco)、JNJ-16241199(Johnson&Johnson)、KA-001(Karus Therapeutics)、KAR-3000(Karus Therapeutics)、KD-5150(Kalypsys)、KD-5170(Kalypsys)、KLYP-278(Kalypsys)、KLYP-298(Kalypsys)、KLYP-319(Kalypsys)、KLYP-722(Kalypsys)、m-カルボキシケイ皮酸ビス-ヒドロキサミド(CBHA)、MG-2856(MethylGene)、MG-3290(MethylGene)、MG-4230(MethylGene)、MG-4915(MethylGene)、MG-5026(MethylGene)、MGCD-0103(MethylGene Inc.)、モセチノスタット(MethylGene)、MS-27-275(Schering AG)、NBM-HD-1(NatureWise)、NVP-LAQ824(Novartis)、OCID-4681-S-01(Orchid Pharmaceuticals)、オキサムフラチン((2E)-5-[3-[(フェニルスルホニル)アミノールフェニル]-ペンタ-2-エン-4-イノヒドロキサム酸)、パノビノスタット(Novartis)、PCI-34051(Pharmacyclics)、フェニルブチレート(Enzo Life Sciences,Inc.)、ピバロイルオキシメチルブチレート(AN-9、Titan Pharmaceuticals,Inc.)、ピバネックス(Titan Pharmaceuticals,Inc.)、プラシノスタット(SBIO)、PX-117794(TopoTarget AS)、PXD-118490(LEO-80140)(TopoTarget AS)、ピロキサミド(スベロイル-3-アミノピリジンアミドヒドロキサム酸)、レスミノスタット(武田薬品工業株式会社)、RG-2833(RepliGen)、リコリノスタット(Acetylon)、ロミデプシン(Astellas)、SB-1304(S
*
BIO)、SB-1354(S
*
BIO)、SB-623(Merrion Research I Limited)、SB-624(Merrion Research I Limited)、SB-639(Merrion Research I Limited)、SB-939(S
*
BIO)、スクリプタイド(N-ヒドロキシ-1,3-ジオキソ-1H-ベンズ[de]イソキノリン-2(3H)-ヘキサン アミド)、SK-7041(In2Gen/SK Chemical Co.)、SK-7068(In2Gen/SK Chemical Co.)、スベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)、スルホンアミドヒドロキサム酸、トリブチリン(Sigma Aldrich)、トリコスタチンA(TSA)(Sigma Aldrich)、バルプロ酸(valporic acid)(VPA)(Sigma Aldrich)、ボリノスタット(Zolinza)、WF-27082B(藤沢薬品工業株式会社)、これらの薬学的に許容される塩、およびこれらの組合せからなる群から選択されるHDACiである、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記HDACiが、ロミデプシンまたはその薬学的に許容される塩である、請求項4に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記第2の活性薬剤が、2-ヒドロキシボヘミン、3-ATA、5-ヨード-インジルビン-3’-モノキシム、9-シアノパウロン、アロイシンA、アルステルパウロン2-シアノエチル、アルボシジブ(Sanofi)、AM-5992(Amgen)、アミノプルバラノールA、アルシリアフラビンA、AT-7519(Astex Pharmaceuticals)、AZD 5438(CAS番号:602306-29-6)、BMS-265246(CAS番号:582315-72-8)、BS-181(CAS番号:1092443-52-1)、ブチロラクトンI(CAS番号:87414-49-1)、Cdk/Crk阻害剤(CAS番号:784211-09-2)、Cdk1/5阻害剤(CAS番号:40254-90-8)、Cdk2阻害剤II(CAS番号:222035-13-4)、Cdk2阻害剤IV、NU6140(CAS番号:444723-13-1)、Cdk4阻害剤(CAS番号:546102-60-7)、Cdk4阻害剤III(CAS番号:265312-55-8)、Cdk4/6阻害剤IV(CAS番号:359886-84-3)、Cdk9阻害剤II(CAS番号:140651-18-9)、CGP 74514A、CR8、CYC-065(Cyclacel)、ジナシクリブ(Ligand)、(R)-DRF053二塩酸塩(CAS番号:1056016-06-8)、ファスカプリシン、フラボピリドール、ヒグロリジン、インジルビン、LEE-011(Astex Pharmaceuticals)、LY-2835219(Eli Lilly)、ミルシクリブマレイン酸塩(Nerviano Medical Sciences)、MM-D37K(Maxwell Biotech)、N9-イソプロピル-オロモウシン、NSC 625987(CAS番号:141992-47-4)、NU2058(CAS番号:161058-83-9)、NU6102(CAS番号:444722-95-6)、オロモウシン、ON-108600(Onconova)、ON-123300(Onconova)、オキシインドールI、P-1446-05(Piramal)、P-276-00(Piramal)、パルボシクリブ(Pfizer)、PHA-767491(CAS番号:845714-00-3)、PHA-793887(CAS番号:718630-59-2)、PHA-848125(CAS番号:802539-81-7)、プルバラノールA、プルバラノールB、R547(CAS番号:741713-40-6)、RO-3306(CAS番号:872573-93-8)、ロスコビチン、SB-1317(SBIO)、SCH 900776(CAS番号:891494-63-6)、SEL-120(Selvita)、セリシクリブ(Cyclacel)、SNS-032(CAS番号:345627-80-7)、SU9516(CAS番号:377090-84-1)、WHI-P180(CAS番号:211555-08-7)、これらの薬学的に許容される塩、およびこれらの組合せからなる群から選択されるCDKiである、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記CDKiが、ジナシクリブ、パルボシクリブ、これらの薬学的に許容される塩、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記第2の活性薬剤が、PF01367338(Pfizer、New York、NY)、オラパリブ(AstraZeneca、United Kingdom)、イニパリブ(Sanofi-Aventis、Paris、France)、ベリパリブ(Abbott Laboratories、Abbott Park、IL)、MK 4827(Merck、White House Station、NJ)、CEP 9722(Teva Pharmaceuticals、Israel)、LT-673(Biomarin、San Rafael、CA)、およびBSI 401(Sanofi-Aventis、Paris、France)、これらの薬学的に許容される塩、およびこれらの組合せからなる群から選択されるPARP阻害剤である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項9】
がんの処置を必要とする対象においてがんを処置するための、請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記対象が、哺乳動物である、請求項9に記載の医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本特許出願は、2015年1月30日に出願された米国仮特許出願第62/110,446号に対する利益を主張し、これはその全体が本明細書において参考として援用される。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
発明の分野
本発明は、ERKタンパク質キナーゼの阻害剤として有用な、結晶性4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドマロン酸塩に関する。
【背景技術】
【0003】
マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)経路は、成長、分化、遊走、増殖、およびアポトーシスを含む、多様な細胞過程を制御するシグナルを媒介する。1つのMAPK経路である、細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)によるシグナル伝達経路は、腫瘍において上方調節されていることがしばしば見出される。したがって、経路のメンバーは、がん治療の開発において、魅力的な遮断標的を表す(KohnoおよびPouyssegur、2006年)。例えば、米国特許第7,354,939B2はとりわけ、ERKタンパク質キナーゼの阻害剤として有効な化合物について開示している。これらの化合物のうちの1つである4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドは、式(I):
JPEG
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65
105
に従う化合物である。
【0004】
医薬組成物は、医薬品有効成分(API)の結晶性固体で製剤化されることが多い。APIの特異的な結晶形態は、安定性および可溶性/バイオアベイラビリティーなどの特性に対して、著明な影響を及ぼしうる。不安定性および可溶性の特徴は、組成物を適切な保管寿命で製剤化する能力、または所望量の薬物を、所与の時間枠にわたり効果的に送達する能力を制限しうる。所望の物理的パラメータを達成するために使用される1つの戦略は塩の選択の実践である(Petersonら、2006年)。
医薬組成物の製剤のための特性の改善を呈する4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドの結晶形態に対する必要は満たされていない。本出
願は、この必要および他の必要を満たすことを対象とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第7,354,939号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドマロン酸塩の結晶形態を調製することができ、これが、特性の改善、例えば、驚くべき程度に改善された安定性および可溶性の特徴を呈することが発見された。
【0007】
したがって、本発明は、結晶性の塩である、式(I):
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53
91
の化合物のマロン酸塩を提供する。
【0008】
本発明は、実質的に図7に示される通りのXRPDパターンを有する、式(I):
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54
88
の化合物のマロン酸塩も提供する。
【0009】
本発明は、約1573、1504、1475、1253、1033、および883cm
-1
における1または複数のピークを含む赤外分光法(IR)スペクトルを有する、形態Aの結晶性4-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドマロン酸塩も提供する。
【0010】
本発明は、実質的に図8に示される通りのIRスペクトルを有する、形態Aの結晶性4
-(5-クロロ-2-イソプロピルアミノピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(3-クロロフェニル)-2-ヒドロキシエチル]アミドマロン酸塩も提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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