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公開番号
2025084224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197969
出願日
2023-11-22
発明の名称
剥離吸引管
出願人
株式会社八光
代理人
主分類
A61M
27/00 20060101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】手術箇所への導入経路が制限される手術においても、周囲の組織や併用する医療器具との干渉を避けて操作ができるなど取り回しが良い剥離吸引管を提供する。
【解決手段】本発明の剥離吸引管1は、筒状のノズル2と、前記ノズルに接続される柔軟なチューブ3と、により構成し、前記ノズル2の外周面、または、前記ノズル2の外周面より立設する支柱203に、鉗子のジョーにより挟持可能な把持安定化手段として、前記ジョーの把持面に対向するクランプ面25、及び/または、前記ジョーを係止する係合部が設けられ、前記ノズル2は、全長が30mm以上60mm以下に設定される。さらに、前記係合部は、前記ジョーとの係合により、前記鉗子のシャフトを前記ノズル2の軸に対して傾斜させるように形成され、前記係合部の傾斜角度は5度以上35度以下が好ましい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
鉗子により把持されて生体組織の剥離や体液等の吸引を行う剥離吸引管であって、
筒状のノズルと、
前記ノズルに接続される柔軟なチューブと、により構成し、
前記ノズルの外周面、または、前記ノズルの外周面より立設する支柱に、前記鉗子のジョーにより挟持可能な把持安定化手段を備える剥離吸引管。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記把持安定化手段は、前記ジョーの把持面に対向するクランプ面、及び/または、前記ジョーを係止する係合部である請求項1の剥離吸引管。
【請求項3】
前記係合部は、前記ジョーとの係合により、前記鉗子のシャフトを前記ノズルの軸に対して傾斜させるように形成される請求項2の剥離吸引管。
【請求項4】
前記係合部の傾斜角度は5度以上35度以下である請求項3の剥離吸引管。
【請求項5】
前記係合部は、突部として形成される請求項2の剥離吸引管。
【請求項6】
前記突部は、複数設けられる請求項5の剥離吸引管。
【請求項7】
複数の前記突部のそれぞれは、異なる大きさに形成される請求項6の剥離吸引管。
【請求項8】
前記係合部は、前記ノズルの長手方向に沿って立設される突条である請求項2の剥離吸引管。
【請求項9】
前記ノズルは、全長が30mm以上60mm以下である請求項1乃至8のいずれかの剥離吸引管。
【請求項10】
前記剥離吸引管は、ロボット支援下内視鏡下外科手術に適用される請求項9の剥離吸引管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外科手術において生体組織の剥離や体液・洗浄液等の吸引に用いる剥離吸引管に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、医療用の吸引管の分野では、手術時に体液等の吸引対象を吸引する機能に加えて、生体組織を剥離する機能を付加した剥離吸引管の技術が知られている。例えば、特許文献1には、硬性の吸引管本体と、体外で吸引管本体に接続され術者が把持する把手と、把手を介して吸引管本体と内腔を連通する吸引チューブを有する剥離吸引管が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-058497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の剥離吸引管によると、吸引管本体の先端を生体組織に押し当てて鈍的に剥離しながら、剥離した組織や滲出する体液等を吸引して術野から除去でき、効率的に手術を進めることが可能である。
しかし、手術箇所が体内深部などであって体表からの距離が遠い場合や、内視鏡下外科手術など体表に設けた挿入孔を介して剥離吸引管を挿入する場合など、手術箇所への導入経路が制限されるケースでは、術野周囲の組織や併用する医療器具に長尺直管状の吸引管本体が干渉し、剥離及び吸引操作に難渋することがある。
【0005】
そこで本発明は、手術箇所への導入経路が制限される手術においても、周囲の組織や併用する医療器具との干渉を避けて操作ができるなど取り回しが良い剥離吸引管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の剥離吸引管は、筒状のノズルと、前記ノズルに接続される柔軟なチューブと、により構成し、前記ノズルの外周面、または、前記ノズルの外周面より立設する支柱に、前記鉗子のジョーにより挟持可能な把持安定化手段を備える。
【0007】
前記剥離吸引管は次のように構成あるいは形成されることが好ましい。
・前記把持安定化手段は、前記ジョーの把持面に対向するクランプ面、及び/または、前記ジョーを係止する係合部である。
・前記係合部は、前記ジョーとの係合により、前記鉗子のシャフトを前記ノズルの軸に対して傾斜させるように形成され、傾斜角度は5度以上35度以下である。
・前記係合部は、突部として形成され、さらに、前記突部は複数設けられ、前記突部のそれぞれは異なる大きさに形成される。
・前記係合部は、前記ノズルの長手方向に沿って立設される突条である。
・前記ノズルは、全長が30mm以上60mm以下である。
・前記剥離吸引管は、ロボット支援下内視鏡下外科手術に適用される。
【0008】
(作用)
前記手段の剥離吸引管によれば、筒状のノズルと、ノズルに接続される柔軟なチューブと、により構成し、ノズルの外周面、または、前記ノズルの外周面より立設する支柱に、鉗子のジョーにより挟持可能な把持安定化手段が形成されることにより、あらかじめ術野へ挿入されたノズルを、術者が鉗子で把持して所望の位置に誘導でき、ノズル先端を生体組織に押し当てて剥離しながら、剥離した組織や滲出する体液等を吸引することが可能である。
【0009】
また、ノズルは、全長が30mm以上60mm以下としたとき、剥離操作に用いるノズル先端部、鉗子により把持される把持部及びチューブ接続部を形成するのに充分な全長を有し、かつ、硬性のノズルが短尺に形成されるため、狭い術野でも周囲の組織や併用する医療器具との干渉を避けて剥離や吸引操作を行うことができる。
【0010】
また、把持安定化手段を、ジョーの把持面に対向するクランプ面としたとき、円筒状のノズル周面に比べて、鉗子の把持面との接触範囲を広くすることができる。また、把持安定化手段を、ジョーを係止する係合部としたとき、剥離操作等によりノズルに外力が掛かったさいに、ジョーの滑動を抑制して、把持がずれることを防止する。これらによって、ジョーとノズルの固定が一層安定する。
(【0011】以降は省略されています)
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