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公開番号2025093258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023221919
出願日2023-12-11
発明の名称歯の修復用材料
出願人個人
代理人
主分類A61K 6/831 20200101AFI20250616BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 コンポジットレジンは、ある種簡易的な修復材料であった。すなわち柔らかくて強度が低く、歯と歯の隙間に跨る部位の修復に用いるのには面倒があった。
【解決手段】 臼歯1の咬合面の患部を除去して生じた穴10にこの実施例によるコンポジットレジン2が詰められている。このコンポジットレジン2は、工業用ダイヤモンドの、平均粒径が100nmのナノダイヤモンド粒子3を50重量%ほど分散的に含有している。なおこのナノダイヤモンド粒子3はナノダイヤモンド触媒として作用し得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
歯科用コンポジットレジンがナノダイヤモンド粒子を分散的に含む、歯の修復用材料。
続きを表示(約 77 文字)【請求項2】
前記ナノダイヤモンド粒子はナノダイヤモンド触媒として作用して、歯の修復面で殺菌作用を現す、請求項1に記載の歯の修復用材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の歯の修復用材料は、ナノダイヤモンドの微粒子を分散的に含んでいることを特徴とする、歯科用コンポジットレジンに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
歯の修復用材料にはそれぞれ一長一短があるが、銀歯インレーは色が銀色であるために審美性で劣っていた。またゴールド合金は制作に技術と時間とが必要で料金も高かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記修復用材料の色を白くしたいとして登場したのがコンポジットレジンである。しかしながらコンポジットレジンは、ある種簡易的なものであって、柔らかくて強度が低く、歯と歯の隙間に跨る部位の修復に用いるのには面倒があった。そこでこの発明ではこのような問題を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題は、歯科用コンポジットレジンがナノダイヤモンド粒子を分散的に含む、歯の修復用材料を提供することにより達成される。
【0005】
歯科用コンポジットレジンはメタクリル酸エステル樹脂やジメタクリル酸エステル樹脂などの有機樹脂を主成分として、これに無機充填材のアルミナやガラス繊維が添加され、さらに自然な歯の色に近付けるべく顔料が加えられたものである。
【0006】
このような歯科用コンポジットレジンに更にナノダイヤモンド粒子が添加された修復用材料としたり、あるいは無機充填材若しくは顔料を用いずにナノダイヤモンド粒子が添加された修復用材料とするのである。なおコンポジットレジンの粘性を調整するための増粘剤を添加したり、特定波長の光を照射するとコンポジットレジンが迅速に硬化するようにするための光硬化剤を添加したりするようにしても良い。
【0007】
ナノダイヤモンド粒子には工業用のダイヤモンドを使用することが出来る。この粒子径の一例は30nm~300nmである。またコンポジットレジンには一例として60重量%~80重量%のナノダイヤモンド粒子が含有される。しかしながらこの値に限定されるものではない。
【0008】
上記コンポジットレジンとナノダイヤモンド粒子とによる歯の修復用材料によれば次のような作用効果を現す。すなわちコンポジットレジンの削れる性質を有する上に腰の強いものとなっており、咬合面の詰め物は勿論のこと歯と歯の隙間に跨る部位の詰め物も比較的容易に行えるようになっている。また歯茎の後退によって現れる歯根の表面のセメント質に付いても修復が容易かつ有効であり、従来のコンポジットレジンの用途を広げることにも成功している。
【0009】
次に、上記ナノダイヤモンド粒子はナノダイヤモンド触媒として作用して、歯の修復面で殺菌作用を現すことが出来る。すなわちナノダイヤモンド触媒としての上記ナノダイヤモンドの粒子に触れた菌を分解してしまう作用効果がある。これはナノダイヤモンド触媒の酸化還元反応によるものである。このようにこの発明は歯の修復用材料としては格別な特長を有していると言うことが出来る。上記詰め物として用いられる修復用材料であるから、光がなくとも歯の修復面の菌を永続的に分解可能な能力を有することは有難いことである。この意味でもコンポジットレジンの用途を広げることに成功している。
【発明の効果】
【0010】
この発明の修復用材料によれば、歯科用コンポジットレジンがナノダイヤモンド粒子を分散的に含んでいることから、強度がより高くなって扱い易いものとなり、歯と歯の隙間に跨るような部位の修復や、歯根のセメント質の修復にも役立つものとなっている。またナノダイヤモンドの粒子はナノダイヤモンド触媒として作用するため、この発明の修復用材料は歯の修復面を永続的に殺菌することが出来る、と言う格別な能力を有するに到っている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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