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公開番号2025063777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023173254
出願日2023-10-04
発明の名称警告装置
出願人個人
代理人個人
主分類B60K 35/29 20240101AFI20250409BHJP(車両一般)
要約【課題】ペダルの踏み間違いによる不用意な車両の前進または後退を音声によって迅速かつ正確に警告することができる警告装置を提供する。
【解決手段】ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されて車両が前進する前進条件と、ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されて車両が後退する後退条件との何れかの条件を満たしたことを判別する判別手段6と、判別手段6が前進条件又は後退条件を満たしたと判別した場合、当該条件に応じて車両の前進又は後退を音声及び発光により警告する警告手段とを備えるとともに、車両の駆動源が駆動状態のとき、車両の変速操作手段がドライブ位置に操作され、且つ、ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されたことを前進条件とするとともに、車両の駆動源が駆動状態のとき、車両の変速操作手段がリバース位置に操作され、且つ、ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されたことを後退条件とするものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
オートマチックトランスミッションを搭載した自動車から成り、運転者が任意に踏み込み操作可能なブレーキペダル及びアクセルペダルを具備した車両に適用され、車内の運転手に車両の前進を警告する警告装置であって、
ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されて車両が前進する前進条件と、ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されて車両が後退する後退条件との何れかの条件を満たしたことを判別する判別手段と、
前記判別手段が前記前進条件又は後退条件を満たしたと判別した場合、当該条件に応じて車両の前進又は後退を音声により警告する警告手段と、
を備えるとともに、車両の駆動源が駆動状態のとき、車両の変速操作手段がドライブ位置に操作され、且つ、前記ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されたことを前記前進条件とするとともに、車両の駆動源が駆動状態のとき、車両の変速操作手段がリバース位置に操作され、且つ、前記ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されたことを前記後退条件とすることを特徴とする警告装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記警告手段は、前記音声による警告に加え、発光手段の発光により車両の前進及び後退を警告することを特徴とする請求項1記載の警告装置。
【請求項3】
前記発光手段の発光色を互いに異ならせて車両の前進及び後退を識別可能とされたことを特徴とする請求項2記載の警告装置。
【請求項4】
前記前進の警告及び前記後退の警告は、男性音声及び女性音声の互いに異なる音声で行われることを特徴とする請求項1記載の警告装置。
【請求項5】
前記警告手段は、前記判別手段が前記前進条件を満たしたと判別した場合、男性および女性の一方の音声により「前進します」または「前に進みます」なる発音を出力するとともに、前記判別手段が前記後退条件を満たしたと判別した場合、男性および女性の他方の音声により「後退します」または「バックします」なる発音を出力することを特徴とする請求項4記載の警告装置。
【請求項6】
前記前進条件を満たしているにも関わらず車両が前進しない或いは後退する、または前記後退条件を満たしているにも関わらず車両が後退しない或いは前進すると判定されたことを条件として、音声による警告をしない或いは音声による他の警告を行うよう切替制御されることを特徴とする請求項1記載の警告装置。
【請求項7】
車両の傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と接続され、当該傾斜角度検知手段で検知された車両の傾斜角度が所定の閾値以上であり、且つ、前記前進条件を満たしているにも関わらず車両が前進しない或いは後退する、または前記後退条件を満たしているにも関わらず車両が後退しない或いは前進すると判定されたことを条件として、音声による警告をしない或いは音声による他の警告を行うよう切替制御されることを特徴とする請求項6記載の警告装置。
【請求項8】
前記警告手段は、車両の速度が所定値以上の場合、音声による警告を行わないことを特徴とする請求項1記載の警告装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オートマチックトランスミッションを搭載した自動車から成り、運転者が任意に踏み込み操作可能なブレーキペダル及びアクセルペダルを具備した車両に適用され、車内の運転手に車両の前進を警告する警告装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
トルクコンバータ式のオートマチックトランスミッションを搭載した自動車等の車両は、運転者が走行時に任意に踏み込み操作可能なペダルとしてブレーキペダル及びアクセルペダルのみを具備しており、マニュアルトランスミッションを搭載してクラッチ操作が必要とされる車両と比べ、運転操作が比較的容易となっている。しかしながら、近時においては、高齢者ドライバーによるアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違い事故が多発し社会問題化するに至っている。
【0003】
そこで、本出願人は、踏み間違いの原因である運転者のパニック状態を予め回避することを目的とし、車両が停止している状態(ブレーキ状態)と車両が前進又は後退する可能性がある状態(非ブレーキ状態)とを運転者に表示して車両の状態を可視化することを検討し、可視化することにより、高齢者であっても運転に余裕が生じ、その結果、車両の発進時や停止時にペダルを踏み間違えてしまうのを抑制することができる表示装置について提案した(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-192970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術においては、専ら発光手段を発光させることによりブレーキ状態及び非ブレーキ状態を可視化して警告していたため、逆光など視認性が悪い環境の場面においては、運転者に対する警告の把握が不十分とされる可能性があった。また、ペダルの踏み間違いにより車両が不用意に前進または後退してしまう場合、運転者に対して極めて迅速且つ正確に警告する必要がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ペダルの踏み間違いによる不用意な車両の前進または後退を音声によって迅速かつ正確に警告することができる警告装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、オートマチックトランスミッションを搭載した自動車から成り、運転者が任意に踏み込み操作可能なブレーキペダル及びアクセルペダルを具備した車両に適用され、車内の運転手に車両の前進を警告する警告装置であって、ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されて車両が前進する前進条件と、ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されて車両が後退する後退条件との何れかの条件を満たしたことを判別する判別手段と、前記判別手段が前記前進条件又は後退条件を満たしたと判別した場合、当該条件に応じて車両の前進又は後退を音声により警告する警告手段とを備えるとともに、車両の駆動源が駆動状態のとき、車両の変速操作手段がドライブ位置に操作され、且つ、前記ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されたことを前記前進条件とするとともに、車両の駆動源が駆動状態のとき、車両の変速操作手段がリバース位置に操作され、且つ、前記ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されたことを前記後退条件とすることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の警告装置において、前記警告手段は、前記音声による警告に加え、発光手段の発光により車両の前進及び後退を警告することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の警告装置において、前記発光手段の発光色を互いに異ならせて車両の前進及び後退を識別可能とされたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の警告装置において、前記前進の警告及び前記後退の警告は、男性音声及び女性音声の互いに異なる音声で行われることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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