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公開番号2025172649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024078286
出願日2024-05-13
発明の名称ガス発生器
出願人日本化薬株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/264 20060101AFI20251118BHJP(車両一般)
要約【課題】より多くのガス発生剤を燃焼させることができるガス発生器を提供する。
【解決手段】ガス発生器100は、ハウジング10の軸方向と直交する方向に延び、軸方向においてハウジング10の内部を仕切る仕切部材20と、仕切部材20の一方側においてハウジング10に収容されるガス発生剤70と、仕切部材20の他方側においてハウジング10に収容されるフィルタ90とを備え、仕切部材20は、ハウジング10の径方向における仕切部材20の中央部よりも径方向の外方において軸方向の一方側に開口するとともに軸方向の他方側に開口するように仕切部材20を貫通しかつガス発生剤70が燃焼することによって発生したガスが通過するように設けられる貫通孔22を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
筒状のハウジングと、
前記ハウジングの軸方向と直交する方向に延び、前記軸方向において前記ハウジングの内部を仕切る第1仕切部材と、
前記軸方向における前記第1仕切部材の一方側において前記ハウジングに収容され、燃焼することによってガスを発生させるガス発生剤と、
前記ガス発生剤を着火燃焼させることが可能な点火器と、
前記軸方向における前記第1仕切部材の他方側において前記ハウジングに収容され、前記ハウジングの周方向にわたって設けられるフィルタとを備え、
前記第1仕切部材は、前記ハウジングの径方向における前記第1仕切部材の中央部よりも前記径方向の外方において前記軸方向の一方側に開口するとともに前記軸方向の他方側に開口するように前記第1仕切部材を貫通しかつ前記ガス発生剤が燃焼することによって発生した前記ガスが通過するように設けられる第1貫通孔を複数有し、
前記フィルタは、前記第1貫通孔を通過した前記ガスが前記フィルタを通過するように設けられ、
前記ハウジングは、前記フィルタを通過した前記ガスを前記ハウジングの外部に噴出するガス噴出口を有することを特徴とするガス発生器。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第1貫通孔は、前記第1仕切部材を前記軸方向に貫通し、前記軸方向において前記フィルタと重なることを特徴とする請求項1に記載のガス発生器。
【請求項3】
前記第1仕切部材は、前記第1仕切部材の前記中央部よりも前記径方向の外方かつ前記第1貫通孔よりも前記径方向の内方において前記軸方向の一方側に開口するとともに前記軸方向の他方側に開口するように前記第1仕切部材を貫通し、かつ前記ガス発生剤が燃焼することによって発生した前記ガスが通過するように設けられる第2貫通孔を複数有し、
前記第2貫通孔は、前記軸方向から見たとき、前記第1貫通孔よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のガス発生器。
【請求項4】
前記第1貫通孔における前記軸方向の一方側の開口部の少なくとも一部は、前記径方向において、前記フィルタの内周部よりも外方に位置し、
前記第1貫通孔における前記軸方向の他方側の開口部は、前記径方向において、前記内周部よりも内方に位置することを特徴とする請求項1に記載のガス発生器。
【請求項5】
前記第1仕切部材は、前記軸方向の一方側から前記フィルタを支持することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項6】
前記第1仕切部材は、前記軸方向の他方側に突出しかつ前記径方向において前記フィルタの内方に位置しかつ前記フィルタを前記径方向に支持する突出部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項7】
前記軸方向における前記第1仕切部材の一方側に位置し、前記軸方向において前記ハウジングの内部を仕切る第2仕切部材を備え、
前記第2仕切部材は、前記径方向における前記第2仕切部材の中央部よりも前記径方向の外方において前記軸方向の一方側に開口するとともに前記軸方向の他方側に開口するように前記第2仕切部材を貫通しかつ前記ガス発生剤が燃焼することによって発生した前記ガスが通過するように設けられる第3貫通孔を複数有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のガス発生器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等衝突時に乗員を保護する乗員保護装置に組み込まれるガス発生器に関し、特に、自動車等に装備されるエアバッグ装置に組み込まれるガス発生器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張および展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。
【0003】
ガス発生器には、種々の構造のものが存在する。たとえば、特許文献1には、中央部がホルダ側に向けて突出するように湾曲している多孔板を有するガス発生器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-286218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ガス発生器では、未燃焼のガス発生剤の残存を抑制し、より多くのガス発生剤を燃焼させることが望まれている。
【0006】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より多くのガス発生剤を燃焼させることができるガス発生器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明のガス発生器は、筒状のハウジングと、前記ハウジングの軸方向と直交する方向に延び、前記軸方向において前記ハウジングの内部を仕切る第1仕切部材と、前記軸方向における前記第1仕切部材の一方側において前記ハウジングに収容され、燃焼することによってガスを発生させるガス発生剤と、前記ガス発生剤を着火燃焼させることが可能な点火器と、前記軸方向における前記第1仕切部材の他方側において前記ハウジングに収容され、前記ハウジングの周方向にわたって設けられるフィルタとを備え、前記第1仕切部材は、前記ハウジングの径方向における前記第1仕切部材の中央部よりも前記径方向の外方において前記軸方向の一方側に開口するとともに前記軸方向の他方側に開口するように前記第1仕切部材を貫通しかつ前記ガス発生剤が燃焼することによって発生した前記ガスが通過するように設けられる第1貫通孔を複数有し、前記フィルタは、前記第1貫通孔を通過した前記ガスが前記フィルタを通過するように設けられ、前記ハウジングは、前記フィルタを通過した前記ガスを前記ハウジングの外部に噴出するガス噴出口を有することを特徴とする。
【0008】
(2) 上記(1)のガス発生器においては、前記第1貫通孔は、前記第1仕切部材を前記軸方向に貫通し、前記軸方向において前記フィルタと重なることが好ましい。
【0009】
(3) 上記(1)のガス発生器においては、前記第1仕切部材は、前記第1仕切部材の前記中央部よりも前記径方向の外方かつ前記第1貫通孔よりも前記径方向の内方において前記軸方向の一方側に開口するとともに前記軸方向の他方側に開口するように前記第1仕切部材を貫通し、かつ前記ガス発生剤が燃焼することによって発生した前記ガスが通過するように設けられる第2貫通孔を複数有し、前記第2貫通孔は、前記軸方向から見たとき、前記第1貫通孔よりも小さいことが好ましい。
【0010】
(4) 上記(1)のガス発生器においては、前記第1貫通孔における前記軸方向の一方側の開口部の少なくとも一部は、前記径方向において、前記フィルタの内周部よりも外方に位置し、前記第1貫通孔における前記軸方向の他方側の開口部は、前記径方向において、前記内周部よりも内方に位置することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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