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公開番号
2025150199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024050970
出願日
2024-03-27
発明の名称
液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法、及び液晶表示パネルの製造方法
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
G02F
1/1339 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約
【課題】
本発明は、液晶シール剤の構成成分の一部のみを3本ロールで混合するため、液晶滴下工法用液晶シール剤の製造時間を短縮し、生産性向上を実現する製造方法を提供する。
【解決手段】
硬化性化合物とフィラーと潜在性熱硬化剤とを混合して組成物(X)を得るステップであって、前記硬化性化合物と前記フィラーと前記潜在性熱硬化剤の総量中、前記フィラーと前記潜在性硬化剤の合計含有量が30重量%以上55重量%以下であるステップと、
硬化性化合物を含有する組成物(Y)を得るステップと、
前記組成物(X)と前記組成物(Y)を装置温度35~45℃で混合して液晶滴下工法用液晶シール剤を得るステップと、
を含む液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
硬化性化合物とフィラーと潜在性熱硬化剤とを混合して組成物(X)を得るステップであって、前記硬化性化合物と前記フィラーと前記潜在性熱硬化剤の総量中、前記フィラーと前記潜在性硬化剤の合計含有量が30重量%以上55重量%以下であるステップと、
硬化性化合物を含有する組成物(Y)を得るステップと、
前記組成物(X)と前記組成物(Y)を装置温度35~45℃で混合して液晶滴下工法用液晶シール剤を得るステップと、
を含む液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記組成物(X)中の硬化性樹脂として、チオール基を有する化合物を含有する請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
【請求項3】
前記組成物(X)を得るステップにおいて、前記硬化性化合物と前記フィラーと前記潜在性熱硬化剤とを混合するステップが、3本ロールで混合するステップである請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
【請求項4】
前記組成物(X)と前記組成物(Y)を混合するステップが、プラネタリー式ミキサーで混合するステップである請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
【請求項5】
さらに、光ラジカル重合開始剤を混合するステップを含む請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の製造方法で得られた液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶表示パネルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法、及び液晶表示パネルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液晶滴下工法用液晶シール剤のような樹脂組成物は硬化性化合物に対して、所定量の光重合開始剤、硬化剤、フィラー等をプラネタリー式ミキサーで混合した後、更に3本ロール等を用いて混合する方法により製造されている(特許文献1)。しかしながら、3本ロール工程は長時間要するため、この製造方法は生産性が低いという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-188720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
3本ロール工程はフィラーや潜在性硬化剤といった固形分を十分に分散するために行うが、液晶滴下工法用液晶シール剤中に占めるフィラーや潜在性硬化剤の濃度は10~20重量%程度であることが多く、3本ロールを必要としない他の成分に対しても、3本ロール工程を行っていることが製造工程を長くなる要因となっていた。
【0005】
本発明は、液晶シール剤の構成成分の一部のみを3本ロールで混合するため、液晶滴下工法用液晶シール剤の製造時間を短縮し、生産性向上を実現する製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明は以下の[1]~[6]に関する。なお、本願において「(数値1)~(数値2)」は上下限値を含むことを示す。また、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」及び/又は「メタクリレート」を意味する。
[1]
硬化性化合物とフィラーと潜在性熱硬化剤とを混合して組成物(X)を得るステップであって、前記硬化性化合物と前記フィラーと前記潜在性熱硬化剤の総量中、前記フィラーと前記潜在性硬化剤の合計含有量が30重量%以上55重量%以下であるステップと、
硬化性化合物を含有する組成物(Y)を得るステップと、
前記組成物(X)と前記組成物(Y)を装置温度35~45℃で混合して液晶滴下工法用液晶シール剤を得るステップと、
を含む液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
[2]
前記組成物(X)中の硬化性樹脂として、チオール基を有する化合物を含有する前項[1]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
[3]
前記組成物(X)を得るステップにおいて、前記硬化性化合物と前記フィラーと前記潜在性熱硬化剤とを混合するステップが、3本ロールで混合するステップである前項[1]または[2]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
[4]
前記組成物(X)と前記組成物(Y)を混合するステップが、プラネタリー式ミキサーで混合するステップである前項[1]から[3]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
[5]
さらに、光ラジカル重合開始剤を混合するステップを含む前項[1]から[4]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤の製造方法。
[6]
前項[1]から[5]のいずれか一項に記載の製造方法で得られた液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶表示パネルの製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、一部の材料のみを3本ロールで混合するため、液晶滴下工法用液晶シール剤の製造時間を短縮し、生産性向上を実現する製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の液晶滴下工法用液晶シール剤(以下、単に「液晶シール剤」ともいう。)は、硬化性化合物とフィラーと潜在性熱硬化剤とを混合して組成物(X)を得るステップと、硬化性化合物を含有する組成物(Y)を得るステップと、組成物(X)と組成物(Y)を混合して液晶滴下工法用液晶シール剤を得るステップと、を含む製造方法により得られる。
【0009】
組成物(X)を得るステップは、プラネタリー式ミキサーで混合した後、3本ロールで混合するステップであることが好ましい。
【0010】
プラネタリー式ミキサーとしては、少なくとも釜外周部分に水等を流して温度調整できる構造であるものであれば特に限定されないが、2本の枠型の攪拌ブレードを備え、釜内壁と攪拌ブレードのギャップが狭いものが攪拌力に優れているため好ましい。例えば、井上製作所製のPLM-シリーズ、アシザワ・ファインテック製のPLMシリーズ、淺田鉄工製のPVM-シリーズ等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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