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公開番号2025150553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051486
出願日2024-03-27
発明の名称光モジュール、光接続構造
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類G02B 6/36 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約【課題】 簡易な構造で、フェルールのフローティング構造を得ることが可能な光モジュール等を提供する。
【解決手段】 フェルールホルダ1の両側面には、ホルダ側嵌合部25が設けられる。また、筐体3の前方の側壁部の内面には、筐体側嵌合部25が設けられる。筐体側嵌合部25は、筐体23の両側壁の内面にそれぞれ形成される溝である。筐体に23の内面に設けられた溝状の筐体側嵌合部25とフェルールホルダ1の外面に設けられた突起状のホルダ側嵌合部21とが嵌合することで、フェルールホルダ1が筐体23の所定の位置に配置される。ここで、ホルダ側嵌合部2と筐体側嵌合部25との間にはクリアランスが形成される。このため、筐体23にフェルールホルダ1を取付けた際に、フェルールホルダ1は筐体23に対して移動可能である。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
光コネクタと接続可能な光モジュールであって、
フェルールを保持するフェルールホルダと、
前記フェルールホルダが装着される筐体と、
を具備し、
前記フェルールホルダは、前記筐体に対する抜け止め部と、前記筐体に対する位置を規制する位置規制部を有し、
前記位置規制部は、前記フェルールホルダの外面に形成されたホルダ側嵌合部であり、前記ホルダ側嵌合部は前記筐体の内面に形成された筐体側嵌合部と嵌合可能であり、
前記ホルダ側嵌合部と前記筐体側嵌合部との間にはクリアランスが形成され、前記筐体に対して、前記フェルールホルダが移動可能であることを特徴とする光モジュール。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記ホルダ側嵌合部は、前記フェルールホルダの外面に形成された突起状であり、前記筐体側嵌合部は、突起状の前記ホルダ側嵌合部と嵌合する溝状であり、
前記ホルダ側嵌合部と前記筐体側嵌合部とを嵌合させて、前記フェルールホルダを前記筐体の前方からスライド挿入可能であることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
【請求項3】
前記ホルダ側嵌合部の端部と前記筐体側嵌合部の端部は、前記フェルールホルダを前記筐体の前方から所定深さ挿入した際に互いに接触する突き当て部を有し、前記ホルダ側嵌合部又は前記筐体側嵌合部の少なくとも一方の前記突き当て部が、他方の前記突き当て部に向けて曲面で構成されることを特徴とする請求項2記載の光モジュール。
【請求項4】
前記ホルダ側嵌合部の外側面又は前記筐体側嵌合部の内側面に突起が形成され、前記突起の部位は、他の部位と比較して前記ホルダ側嵌合部と前記筐体側嵌合部とのクリアランスが小さくなることを特徴とする請求項2記載の光モジュール。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の光モジュールと光コネクタとの接続構造であって、
前記光コネクタは、前記フェルールと接続される光接続部と、
前記光接続部の両側において、前記フェルールホルダに挿入される粗ガイド突起と、
を有し、
前記粗ガイド突起が前記フェルールホルダの粗ガイド挿入部に挿入されるとともに、前記フェルールと前記光接続部とがピン及び孔によるガイド機構によって接続されることを特徴とする光接続構造。
【請求項6】
前記粗ガイド突起は、基部側の細径部の先端に太径部を有し、前記粗ガイド突起を前記粗ガイド挿入部に挿入した初期状態では互いのクリアランスが相対的に小さく、前記フェルールと前記光接続部とが前記ガイド機構で位置決めされた状態からさらに前記粗ガイド突起を前記粗ガイド挿入部に挿入すると、前記粗ガイド突起と前記粗ガイド挿入部とのクリアランスが相対的に大きくなることを特徴とする請求項5記載の光接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、他の光コネクタと接続することが可能な光モジュール等に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、内部に光源を内蔵し、光接続と電気接続を同時に行うことが可能なELS(External Light Source)モジュールが提案されている(例えば非特許文献1)。このようなELSモジュールは、他のコネクタと接続可能な光接続部を有する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「OIF Co-Packaging Interoperability Demo」 OFC 2022,March 8-10-SanDiego CA(https://www.oiforum.com/wp-content/uploads/OIF_Co-Packaging_Demo_OFC2022_Presentation.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような光モジュールにおいては、内部の光源と接続される導波路を有するフェルールを、光モジュールの筐体に固定する必要がある。この場合、例えば、フェルールをフェルール固定用のホルダに取り付け、さらに、このフェルール固定用のホルダを筐体固定用のホルダに固定して、筐体固定用のホルダを筐体に対して取り付ける方法がある。
【0005】
しかし、このような方法では、部品点数が増えることでコスト増となるとともに、部品の組み合わせ時の公差の積み上げが大きくなるため望ましくない。したがって、筐体に取り付け可能なフェルールホルダに直接フェルールを固定する方法が望まれる。
【0006】
ここで、通常、光コネクタの導波路同士が光接続した光接続部において、例えばコネクタ等に外力が加わった際にも光接続が維持されるように、コネクタ内部のフェルールは、コネクタ本体等に対してある程度の移動の自由度(いわゆるフローティング構造)を有する。このようなフローティング構造がなければ、フェルールはコネクタ本体に完全に位置決めされて固定された状態となるため、コネクタ本体の変形が生じるとフェルールの位置がずれ、光損失の要因となる。
【0007】
しかし、前述したように、フェルールホルダに対して、フェルールは自由度なく固定されるため、フェルールとフェルールホルダとの間にはフローティング構造を有さない。このため、フェルールの自由度がなく、接続対象との接続部において外力が加わった際などに、光接続部における損失の増大の恐れがある。これに対し、前述したように、フェルールホルダと筐体との間に別部材を設けてフローティング構造を得ようとすると、部品点数が増加するとともに、公差の積み上げによる精度の悪化の要因となる。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で、フェルールのフローティング構造を得ることが可能な光モジュール等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するため、第1の発明は、光コネクタと接続可能な光モジュールであって、フェルールを保持するフェルールホルダと、前記フェルールホルダが装着される筐体と、を具備し、前記フェルールホルダは、前記筐体に対する抜け止め部と、前記筐体に対する位置を規制する位置規制部を有し、前記位置規制部は、前記フェルールホルダの外面に形成されたホルダ側嵌合部であり、前記ホルダ側嵌合部は前記筐体の内面に形成された筐体側嵌合部と嵌合可能であり、前記ホルダ側嵌合部と前記筐体側嵌合部との間にはクリアランスが形成され、前記筐体に対して、前記フェルールホルダが移動可能であることを特徴とする光モジュールである。
【0010】
前記ホルダ側嵌合部は、前記フェルールホルダの外面に形成された突起状であり、前記筐体側嵌合部は、突起状の前記ホルダ側嵌合部と嵌合する溝状であり、前記ホルダ側嵌合部と前記筐体側嵌合部とを嵌合させて、前記フェルールホルダを前記筐体の前方からスライド挿入可能でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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