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公開番号
2025153862
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056540
出願日
2024-03-29
発明の名称
フラットケーブル組立体、回転コネクタ装置、及び、スライドドアハーネス
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/7193 20110101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】フラットケーブルを有する通信線におけるノイズを除去する。
【解決手段】フラットケーブル組立体は、フラットケーブルと、第1コネクタ部と、第2コネクタ部と、少なくとも1つのノイズフィルタとを備える。フラットケーブルは、差動伝送の平衡通信線路を構成し、長さ方向に延びる第1通信線および第2通信線と、第1端部と、長さ方向に反対の第2端部と、を含む。第1コネクタ部は、第1端部に設けられ第1通信線および第2通信線と電気的に接続される。第2コネクタ部は、第2端部に設けられ第1通信線および第2通信線と電気的に接続される。少なくとも1つのノイズフィルタは、フラットケーブル、第1コネクタ部、および第2コネクタ部の少なくとも1つに設けられ、第1通信線と第2通信線とのうちの少なくとも1本の通信線で発生する反射波の周波数帯域の信号成分を減衰させるように構成される。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
差動伝送の平衡通信線路を構成し、長さ方向に延びる第1通信線及び第2通信線と、第1端部と、前記長さ方向に反対の第2端部と、を含むフラットケーブルと、
前記第1端部に設けられ前記第1通信線及び前記第2通信線と電気的に接続される第1コネクタ部と、
前記第2端部に設けられ前記第1通信線及び前記第2通信線と電気的に接続される第2コネクタ部と、
前記フラットケーブル、前記第1コネクタ部、及び前記第2コネクタ部の少なくとも1つに設けられ、前記第1通信線と前記第2通信線とのうちの少なくとも1本の通信線で発生する反射波の周波数帯域の信号成分を減衰させるように構成される少なくとも1つのノイズフィルタと、
を備える、
フラットケーブル組立体。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2コネクタ部は、前記第1コネクタ部に対して移動可能な可動部材に連結されるように構成される、
請求項1に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項3】
請求項2に記載の前記フラットケーブル組立体と、
前記第1コネクタ部が連結されるステータと、
前記ステータに対して回転軸線周りに回転可能に設けられ、前記第2コネクタ部が連結されるロテータと、
を備える、
回転コネクタ装置。
【請求項4】
前記フラットケーブルは、前記ステータと前記ロテータとの間に形成される第1空間において屈曲自在であり、
前記第1コネクタ部は、前記第1空間に連通し、前記フラットケーブルを前記回転軸線周りの周方向に案内するように構成される第1連通部を含む第2空間を内部に有し、
前記第2コネクタ部は、前記第1空間に連通し、前記フラットケーブルを前記周方向に案内するように構成される第2連通部を含む第3空間を内部に有し、
前記少なくとも1つのノイズフィルタは、前記第2空間または前記第3空間に位置する、
請求項3に記載の回転コネクタ装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのノイズフィルタは、前記少なくとも1本の通信線を取り囲むフェライトコアを含む、
請求項4に記載の回転コネクタ装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのノイズフィルタは、前記少なくとも1本の通信線に電気的に接続されるフィルタ回路を含む、
請求項4に記載の回転コネクタ装置。
【請求項7】
前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とのうちの少なくとも一方のコネクタ部は、
前記第1通信線と電気的に接続される板状の導電性部材である第1導電プレートと、
前記第2通信線と電気的に接続される板状の導電性部材である第2導電プレートと、
を備える、
請求項4に記載の回転コネクタ装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つのノイズフィルタは、前記第1導電プレートと、前記第2導電プレートとのうちの少なくとも1つを取り囲むフェライトコアを含む、
請求項7に記載の回転コネクタ装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのノイズフィルタは、前記第1導電プレートと前記第2導電プレートとのうちの少なくとも1つの導電プレートに電気的に接続されるフィルタ回路を含む、
請求項7に記載の回転コネクタ装置。
【請求項10】
前記少なくとも一方のコネクタ部は、前記第1導電プレート及び前記第2導電プレートに電気的に接続されるように構成された外部端子を挿入可能な外部端子挿入孔をさらに備え、
前記少なくとも1つのノイズフィルタは、前記外部端子挿入孔に設けられ、前記外部端子または前記外部端子に接続される中継線を取り囲むように構成されるフェライトコアを含む、
請求項4に記載の回転コネクタ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願に開示される技術は、フラットケーブル組立体、回転コネクタ装置、及び、スライドドアハーネスに関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
車載される分岐コネクタにおいてCAN(Controller Area Network)通信におけるノイズ除去を行うフィルタ回路を搭載する技術が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。また、通信ノードや通信線にフェライトコアを載置することによってCAN(Controller Area Network)通信におけるノイズ除去を行う技術も知られている(例えば、特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-41287号公報
特開2008-41274号公報
特開2007-201697号公報
特表平7-500463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1~4は、フラットケーブルにおいてCAN通信を行う上での問題点を開示していない。
【0005】
そこで、本願に開示される技術の課題は、フラットケーブルを有する通信線において有効に通信するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の第1の特徴に係るフラットケーブル組立体は、差動伝送の平衡通信線路を構成し、長さ方向に延びる第1通信線および第2通信線と、第1端部と、長さ方向に反対の第2端部と、を含むフラットケーブルと、第1端部に設けられ第1通信線および第2通信線と電気的に接続される第1コネクタ部と、第2端部に設けられ第1通信線および第2通信線と電気的に接続される第2コネクタ部と、フラットケーブル、第1コネクタ部、および第2コネクタ部の少なくとも1つに設けられ、第1通信線と第2通信線とのうちの少なくとも1本の通信線で発生する反射波の周波数帯域の信号成分を減衰させるように構成される少なくとも1つのノイズフィルタと、を備える。第1通信線及び第2通信線は、CANまたはCAN FDの通信プロトコルの信号を伝送するように構成される。
【0007】
本願の第2の特徴に係る回転コネクタ装置は、上述のフラットケーブル組立体と、第1コネクタ部が連結されるステータと、ステータに対して回転軸線周りに回転可能に設けられ、第2コネクタ部が連結されるロテータと、を備える。
【0008】
本願の第3の特徴に係るスライドドアハーネスは、上述のフラットケーブル組立体を備え、第1コネクタ部は、車体に取り付けられる。第2コネクタ部は、車体に対してスライド可能なスライドドアに取り付けられる。
【発明の効果】
【0009】
車載されるフラットケーブルは、多様な導体構成をとる。特に、フラットケーブルは、ヒーター線の接続に用いられる幅広導体が含まれる場合がある。このとき、キャパシタンスが大きくなる傾向があり、特性インピーダンスが小さくなる。このため、フラットケーブルを含むフラットケーブル組立体の特性インピーダンスを、当該組立体に接続される伝送ケーブルが有するCAN通信の通信規格に準拠した特性インピーダンスとマッチングさせることが困難である。したがって、当該組立体と当該伝送ケーブルとの間において信号の反射によるノイズが生じることとなる。しかし、本願に開示される技術によって、フラットケーブルを介して通信を行う際に生じるノイズを効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るフラットケーブル組立体を備える回転コネクタ装置を概略的に示す斜視図である。
図1の第1空間内に収容されたフレキシブルフラットケーブル群の配置を示す斜視図である。
図1の回転コネクタ装置が備えるフラットケーブル組立体の構成を示す斜視図である。
図3のフラットケーブル組立体におけるステータ側一次モールドの側面図である。
図3のフラットケーブル組立体におけるステータ側一次モールドの平面図である。
図3のフラットケーブル組立体におけるフラットケーブルの一端の平面図である。
図3のフラットケーブル組立体におけるロテータ側一次モールドの側面図でる。
図3のフラットケーブル組立体におけるロテータ側一次モールドの平面図である。
図3のフラットケーブル組立体におけるフラットケーブルの他端の平面図である。
フラットケーブルまたは1次モールドを取り囲むフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルまたは1次モールドを取り囲む半割れのフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの複数の導体または1次モールドの複数の導電プレートを取り囲むフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの複数の導体または1次モールドの複数の導電プレートを取り囲む半割れのフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの複数の導体または1次モールドの複数の導電プレートをそれぞれ取り囲む複数のフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの複数の導体または1次モールドの複数の導電プレートをそれぞれ取り囲む複数の半割れのフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの導体部または1次モールドの端子部との接合部を取り囲むフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの導体部または1次モールドの端子部との接合部を取り囲む半割れのフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの中途または1次モールドに設けられたRL並列回路によるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの中途に設けられたRL並列回路によるノイズフィルタの別の一例である。
フラットケーブルの中途に設けられたLRローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの中途に設けられたRCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの中途に設けられたRCローパスフィルタによるノイズフィルタの別の一例である。
フラットケーブルの中途に設けられたLCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの導体部に設けられたRL並列回路によるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの導体部に設けられたRL並列回路によるノイズフィルタの別の一例である。
フラットケーブルの導体部に設けられたLRローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの導体部に設けられたRCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
フラットケーブルの導体部に設けられたRCローパスフィルタによるノイズフィルタの別の一例である。
フラットケーブルの導体部に設けられたLCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられたRL並列回路によるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられたRL並列回路によるノイズフィルタの別の一例である。
導電プレートに設けられたLRローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられたRCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられたRCローパスフィルタによるノイズフィルタの別の一例である。
導電プレートに設けられたLCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられ、一次モールドから着脱可能な受動素子によって構成されるRL並列回路によるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられ、一次モールドから着脱可能な受動素子によって構成されるRL並列回路によるノイズフィルタの別の一例である。
導電プレートに設けられ、一次モールドから着脱可能な受動素子によって構成されるRCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
導電プレートに設けられ、一次モールドから着脱可能な受動素子によって構成されるLRローパスフィルタ、RCローパスフィルタ、LCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
第1端子載置空間の外部端子挿入孔に設けられ第1端子載置空間を取り囲むフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
第2端子載置空間の外部端子挿入孔に設けられ第2端子載置空間を取り囲む半割れのフェライトコアによるノイズフィルタの一例である。
第2実施形態に係るフラットケーブル組立体を備えるスライドドアハーネスの斜視図である。
第1コネクタ部を前方斜め上方側から視た斜視図である。
第1コネクタ部の一部を拡大した平面図である。
第2コネクタ部の一部を拡大した平面図である。
コネクタユニットの分解斜視図である。
図13のスライドドアハーネスが備えるフラットケーブル組立体の構成を示す斜視図である。
コネクタに設けられ、コネクタから着脱可能な受動素子によって構成されるRL並列回路によるノイズフィルタの一例である。
コネクタに設けられ、コネクタから着脱可能な受動素子によって構成されるRL並列回路によるノイズフィルタの別の一例である。
コネクタに設けられ、コネクタから着脱可能な受動素子によって構成されるRCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
コネクタに設けられ、コネクタから着脱可能な受動素子によって構成されるLRローパスフィルタ、RCローパスフィルタ、LCローパスフィルタによるノイズフィルタの一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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