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公開番号2025163914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067552
出願日2024-04-18
発明の名称通信システム、プログラム及び通信方法
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 36/28 20090101AFI20251023BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信環境が変化する場合であっても、無線通信の信頼性を担保できる通信システム、プログラム及び通信方法を提供すること。
【解決手段】通信システム100は、予定経路情報を取得する経路情報取得部104と、複数の基地局72それぞれの位置情報を含む基地局情報を取得する基地局情報取得部105と、接続先の基地局72からの電波の受信電波強度が低下している場合において、受信電波強度の切替用閾値R0を取得する閾値取得部107と、HO予測エリアを取得するHO予測エリア取得部108と、HO予測エリアBを自車両81が到着する予定到着時刻を予測する到着時刻予測部109と、HO予測エリアに到達するまでに、HO予測エリアでの受信電波強度を予測する受信電波強度予測部110と、予測された受信電波強度と切替用閾値R0との比較結果に基づいて、HO予測エリアで用いる通信方式を選択する選択部111と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
移動体に搭載され、基地局との間で行う無線での通信方式を含む複数の通信方式を用いてデータを送受信可能な無線通信部を備える通信システムであって、
入力された情報に基づいて、移動体が移動する予定の経路に関する経路情報が生成され、前記経路情報を取得する経路情報取得部と、
取得した前記経路情報に含まれている経路の通信エリアをカバーする複数の基地局それぞれの位置情報を含む基地局情報を取得する基地局情報取得部と、
前記無線通信部に無線通信の新たな接続先への切替を実行させる受信電波強度の切替用閾値を取得する閾値取得部と、
少なくとも前記位置情報に基づいて、前記経路情報が含まれている経路において、前記無線通信部が現在接続している基地局を他の基地局に切り替えるハンドオーバの発生が予測されるハンドオーバ予測エリアを取得するハンドオーバ予測エリア取得部と、
前記ハンドオーバ予測エリアに前記移動体が到着する到着時刻を予測する到着時刻予測部と、
前記ハンドオーバ予測エリアに到達するまでに、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記基地局からの電波の受信電波強度を予測する受信電波強度予測部と、
前記受信電波強度予測部によって予測された前記受信電波強度と前記切替用閾値との比較結果に基づいて、前記ハンドオーバ予測エリアで前記無線通信部が用いる通信方式を選択する選択部と、を備える通信システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記予測された受信電波強度が前記切替用閾値以下である場合に、複数の異なる通信方式で同一のパケットを前記新たな接続先に多重伝送し、前記予測された受信電波強度が前記切替用閾値を超える場合に、前記現在接続している基地局に同じデータを1つの通信方式を用いて伝送する通信制御部を更に備え、
前記選択部は、前記予測された受信電波強度が前記切替用閾値以下である場合に、前記無線通信部が前記多重伝送に用いる複数の異なる通信方式を選択する請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記複数の通信方式のそれぞれにおける無線通信の接続先からの電波の受信電波強度を予測し、その予測した前記受信電波強度が高い順に優先して、前記複数の異なる通信方式を選択する請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記複数の通信方式のそれぞれについての無線通信の通信遅延時間を予測し、その予測した前記通信遅延時間が小さい順に優先して前記複数の異なる通信方式を選択する請求項2に記載の通信システム。
【請求項5】
前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記複数の通信方式のそれぞれを用いた場合におけるデータの送信に必要なデータ処理量を予測し、その予測した前記データ処理量が少ない順に優先して前記複数の異なる通信方式を選択する請求項2に記載の通信システム。
【請求項6】
前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの通信品質及びデータ処理に関するパラメータの優先順位を決定し、優先順位の高いパラメータに基づいて、前記複数の異なる通信方式を選択する請求項2に記載の通信システム。
【請求項7】
前記通信品質及びデータ処理に関するパラメータは、前記受信電波強度、無線通信の通信遅延時間、及びデータの送信に必要なデータ処理量である請求項6に記載の通信システム。
【請求項8】
前記経路情報取得部、前記基地局情報取得部、前記閾値取得部、前記ハンドオーバ予測エリア取得部、前記到着時刻予測部、前記受信電波強度予測部、前記選択部を有する情報処理装置と、
外部通信装置及び前記情報処理装置と双方向通信を行う前記無線通信部を有する通信装置と、を備える請求項1に記載の通信システム。
【請求項9】
前記情報処理装置は、前記通信装置と、前記移動体の移動情報を検出する車内センサと、前記移動体の周囲の状況を検出する車外センサと、前記移動体の運転者による入力操作を受け付けるとともに、運転者に対して情報を出力する入出力装置と、通信可能であり、
前記通信装置、前記車内センサ、前記車外センサ、及び前記入出力装置から取得した情報に基づいて、前記経路情報の生成、前記ハンドオーバ予測エリアの予測、前記到着時刻の予測、前記ハンドオーバ予測エリアでの前記基地局からの受信電波強度の予測を行う請求項8に記載の通信システム。
【請求項10】
前記入出力装置は、前記情報処理装置による前記経路情報の生成に用いられる複数の地点情報の運転者による入力操作を受け付け、前記情報処理装置に送信する請求項9に記載の通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、プログラム及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動運転等の車両の各種機能を実行するために、外部と各種データを無線通信する技術が知られている。例えば特許文献1には、自動運転支援センタとの通信が途絶した場合に、通信状況情報に基づいて、自動走行を継続するか否かの決定等を行う技術が記載されている。また特許文献2には、データの抜けがある場合に、前回受信した情報でデータ抜けを補完して支援用データを生成し、走行支援装置に出力する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-71753号公報
特開2017-173904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、通信の途絶の有無によって通信状態を判断しており、通信の途絶が発生するまでは通信品質の悪化を把握できない問題点がある。特許文献2ではデータ抜けが発生した場合に、データ抜けを補完し、データロスのカウント情報で信頼性を評価するため、信頼性に乏しいデータ送受信が生じるとともに、データ抜けが発生するまで通信品質低下の事態を把握できない問題点がある。このため、通信の信頼性を担保するという点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、通信環境が変化する場合であっても、無線通信の信頼性を担保できる通信システム、プログラム及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)通信システムは、移動体に搭載され、基地局との間で行う無線での通信方式を含む複数の通信方式を用いてデータを送受信可能な無線通信部を備える通信システムであって、入力された情報に基づいて、移動体が移動する予定の経路に関する経路情報が生成され、前記経路情報を取得する経路情報取得部と、取得した前記経路情報に含まれている経路の通信エリアをカバーする複数の基地局それぞれの位置情報を含む基地局情報を取得する基地局情報取得部と、前記無線通信部に無線通信の新たな接続先への切替を実行させる受信電波強度の切替用閾値を取得する閾値取得部と、少なくとも前記位置情報に基づいて、前記経路情報が含まれている経路において、前記無線通信部が現在接続している基地局を他の基地局に切り替えるハンドオーバの発生が予測されるハンドオーバ予測エリアを取得するハンドオーバ予測エリア取得部と、前記ハンドオーバ予測エリアに前記移動体が到着する到着時刻を予測する到着時刻予測部と、前記ハンドオーバ予測エリアに到達するまでに、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記基地局からの電波の受信電波強度を予測する受信電波強度予測部と、前記受信電波強度予測部によって予測された前記受信電波強度と前記切替用閾値との比較結果に基づいて、前記ハンドオーバ予測エリアで前記無線通信部が用いる通信方式を選択する選択部と、を備える。
【0007】
(2)(1)に記載の通信システムは、前記予測された受信電波強度が前記切替用閾値以下である場合に、複数の異なる通信方式で同一のパケットを前記新たな接続先に多重伝送し、前記予測された受信電波強度が前記切替用閾値を超える場合に、前記現在接続している基地局に同じデータを1つの通信方式を用いて伝送する通信制御部を更に備え、前記選択部は、前記予測された受信電波強度が前記切替用閾値以下である場合に、前記無線通信部が前記多重伝送に用いる複数の異なる通信方式を選択する。
【0008】
(3)(2)に記載の通信システムにおいて、前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記複数の通信方式のそれぞれにおける無線通信の接続先からの電波の受信電波強度を予測し、その予測した前記受信電波強度が高い順に優先して、前記複数の異なる通信方式を選択する。
【0009】
(4)(2)に記載の通信システムにおいて、前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記複数の通信方式のそれぞれについての無線通信の通信遅延時間を予測し、その予測した前記通信遅延時間が小さい順に優先して前記複数の異なる通信方式を選択する。
【0010】
(5)(2)に記載の通信システムにおいて、前記選択部は、前記到着時刻における前記ハンドオーバ予測エリアでの前記複数の通信方式のそれぞれを用いた場合におけるデータの送信に必要なデータ処理量を予測し、その予測した前記データ処理量が少ない順に優先して前記複数の異なる通信方式を選択する。
(【0011】以降は省略されています)

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