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公開番号2025161059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063939
出願日2024-04-11
発明の名称ケーブル及びケーブルシステム
出願人古河電気工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01B 7/14 20060101AFI20251017BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】耐久性を向上させること。
【解決手段】ケーブル2は、少なくとも1本の電力線と、少なくとも1本の電力線の周囲を覆う被覆体とを備え、少なくとも1本の電力線及び被覆体の長手方向における第1の範囲Arは、他の範囲よりも曲げ剛性が高い。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1本の電力線と、
前記少なくとも1本の電力線の周囲を覆う被覆体とを備え、
前記少なくとも1本の電力線及び前記被覆体の長手方向における第1の範囲は、
他の範囲よりも曲げ剛性が高いケーブル。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記被覆体は、
最も外層に位置する最外層シースを有し、
前記被覆体における前記最外層シースの内層の前記第1の範囲は、
前記他の範囲よりも厚み寸法が大きく設定されている請求項1に記載のケーブル。
【請求項3】
前記被覆体は、
最も外層に位置する最外層シースを有し、
前記被覆体における前記最外層シースの前記第1の範囲は、
前記他の範囲よりも厚み寸法が大きく設定されている請求項1に記載のケーブル。
【請求項4】
前記被覆体は、
最も外層に位置する最外層シースを有し、
前記被覆体における前記最外層シースの前記第1の範囲は、
前記他の範囲よりも弾性係数が高い材質によって構成されている請求項1に記載のケーブル。
【請求項5】
少なくとも1本の電力線と、前記少なくとも1本の電力線の周囲を覆う被覆体とを備えたケーブル本体と、
前記ケーブル本体の長手方向における第1の範囲の周囲を覆い、前記ケーブル本体を補強することで前記第1の範囲の曲げ剛性を他の範囲よりも高める補強部材とを備え、
前記補強部材は、
前記補強部材の長手方向における少なくとも両端が前記ケーブル本体に固定されているケーブル。
【請求項6】
前記補強部材は、
少なくとも前記補強部材の長手方向における中央部分の外径寸法が一定に設定されている請求項5に記載のケーブル。
【請求項7】
前記補強部材は、
前記補強部材の長手方向に沿う中心軸を含む平面にて2体に分割形成された一対の補強部を備え、前記一対の補強部を組み合わせることによって前記ケーブル本体に固定される請求項5に記載のケーブル。
【請求項8】
電力設備を有し、海上に浮遊する浮体と、
前記電力設備に接続するケーブルとを備え、
前記ケーブルは、
少なくとも1本の電力線と、
前記少なくとも1本の電力線の周囲を覆う被覆体とを備え、
前記少なくとも1本の電力線及び前記被覆体の長手方向における第1の範囲は、
他の範囲よりも曲げ剛性が高いケーブルシステム。
【請求項9】
前記第1の範囲は、
海底に着底する着底点を含む範囲である請求項8に記載のケーブルシステム。
【請求項10】
前記第1の範囲は、
前記着底点を含む7m以上、30m以下の範囲である請求項9に記載のケーブルシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル及びケーブルシステムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、洋上風力発電の開発が進められている。このような洋上風力発電では、風力発電設備を有し、海上に浮遊する浮体と、当該風力発電設備に接続するケーブル(ダイナミックケーブル)とが用いられたケーブルシステム(ダイナミックケーブルシステム)が採用される。
【0003】
ケーブルシステムにおいて、浮体から直接、海底にケーブルを設置するフリーハンギング方式では、当該ケーブルには、長期間に亘り、浮体の波浪動揺、波や流れによる流体力によって水中形状(線形)変化や張力変動、曲率変動が繰り返し発生する。特に、海底に着底する着底点近傍では、荒天時の局所的な曲げ(極度曲げ)や長期間の繰り返し曲げによりケーブルの曲げ疲労耐久性が問題となる。
【0004】
従来では、撚り合わせ構造によって曲げ歪みや機械的履歴に伴う歪み変化を小さくするケーブルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6229916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、疲労が厳しい範囲である着底点近傍に着目したものではなく、撚り合わせ構造によってケーブルの曲げ歪みや機械的履歴に伴う歪み変化を小さくする。そして、このような撚り合わせ構造では当該着底点近傍において海底との摩耗が生じることとなり、ケーブルの耐久性を向上させることが難しい。
そこで、ケーブルの耐久性を向上することができる技術が要望されている。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐久性を向上させることができるケーブル及びダイナミックケーブルシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るケーブルは、少なくとも1本の電力線と、前記少なくとも1本の電力線の周囲を覆う被覆体とを備え、前記少なくとも1本の電力線及び前記被覆体の長手方向における第1の範囲は、他の範囲よりも曲げ剛性が高い。
【0009】
また、本発明に係るケーブルでは、上記発明において、前記被覆体は、最も外層に位置する最外層シースを有し、前記被覆体における前記最外層シースの内層の前記第1の範囲は、前記他の範囲よりも厚み寸法が大きく設定されている。
【0010】
また、本発明に係るケーブルでは、上記発明において、前記被覆体は、最も外層に位置する最外層シースを有し、前記被覆体における前記最外層シースの前記第1の範囲は、前記他の範囲よりも厚み寸法が大きく設定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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