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公開番号
2025177798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084905
出願日
2024-05-24
発明の名称
光ファイバケーブル
出願人
古河電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
6/44 20060101AFI20251128BHJP(光学)
要約
【課題】 敷設作業性及び取り扱い性に優れた光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】 光ファイバケーブル1は、例えば、スロットを用いないスロットレス型ケーブルであり、コア3、テンションメンバ5、外被7等により構成される。コア3は、複数の光ファイバ心線からなる。コア3の周囲には複数のテンションメンバ5が設けられる。テンションメンバ5は、光ファイバケーブル1の張力を負担する。コア3の外周には、外被7が設けられ、コア3は外被7によって覆われる。光ファイバケーブル1の軸方向に垂直な断面において、外被7の外形は略多角形である。より詳細には、光ファイバケーブル1の断面形状は、多角形の頂点の間の外被7の外面が、中心方向に凹形状である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の光ファイバ心線からなるコア又はルースチューブと、
前記コア又はルースチューブを覆う外被と、
張力を受け持つテンションメンバと、
を具備し、
軸方向に垂直な断面において、前記外被は略多角形であり、多角形の頂点の間の前記外被の外面が、中心方向に凹形状であることを特徴とする光ファイバケーブル。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
多角形の頂点を結ぶ直線に対して、前記凹形状の凹み深さが0.1mm以上であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
多角形の頂点は、曲線形状であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項4】
多角形の頂点の前記曲線形状の曲率半径が0.2mm以上2.0mm以下であることを特徴とする請求項3記載の光ファイバケーブル。
【請求項5】
軸方向に垂直な断面において、前記コアが中心に配置され、前記テンションメンバが、前記コアの周囲に複数配置され、前記テンションメンバは、多角形の頂点に対応する部位にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項6】
軸方向に垂直な断面において、前記テンションメンバが中心に配置され、前記ルースチューブが、前記テンションメンバの周囲に複数配置されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の光ファイバ心線からなる光ファイバケーブルに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバケーブルを効率よくダクト等へ敷設するため、圧送用のいわゆるブローンケーブルの開発が進んでいる。このようなブローンケーブルは、推進部によってダクト等へ光ファイバケーブルを送り込みながら、ダクトへ圧縮空気を送ることで、ダクト内へ光ファイバケーブルを敷設するものである。
【0003】
このような光ファイバケーブルとしては、例えば、外被の外表面に複数の凸部を設けることによって、ダクト内面との接触面積を少なくして摩擦抵抗を小さくする方法が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開公報2020-075734号
特開2021-018338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のような凸部を形成した場合、凸部の高さが低すぎると凸部の効果が小さくなり、凸部の高さを高くしすぎると凹部の断面積が大きくなりすぎて、凹部からのエア漏れ等によって圧送距離の長距離化の妨げとなる。
【0006】
また、従来の凸部形状は、凹部と凸部との境界部(凸部の基部)に隅角部が形成される。
【0007】
図6は、従来の光ファイバケーブル100を示す図である。光ファイバケーブル100は、コア103とテンションメンバ105が外被107で覆われ、前述したように、外被107の外周に周方向に凸部111と凹部109が交互に形成される。すなわち、凸部111の間が凹部109となる。
【0008】
ここで、凸部111を除く凹部109は、略円形であり、凸部111は、この円形の外周部に突出するように形成される。このため、凸部111と凹部109との境界部(凸部111の基部)には、隅角部(図中X)が形成される。このような隅角部(凹方向と凸方向の異なる方向の曲線の交差部又は曲率の大きな変化部)には、光ファイバケーブルを曲げた際などに応力集中が生じやすい。このため、隅角部が長手方向に連続すると、光ファイバケーブルの破損の要因となる。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、敷設作業性及び取り扱い性に優れた光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達するために本発明は、複数の光ファイバ心線からなるコア又はルースチューブと、前記コア又はルースチューブを覆う外被と、張力を受け持つテンションメンバと、を具備し、軸方向に垂直な断面において、前記外被は略多角形であり、多角形の頂点の間の前記外被の外面が、中心方向に凹形状であることを特徴とする光ファイバケーブルである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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