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公開番号
2025159789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062545
出願日
2024-04-09
発明の名称
融着機
出願人
古河電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
6/255 20060101AFI20251015BHJP(光学)
要約
【課題】 漏光がある場合でも光ファイバ心線の端面位置を精度よく把握することが可能な融着機を提供する。
【解決手段】 画像処理部は、撮像部で撮像された画像に対して各種の処理が可能である。焦点調整は、例えば、制御部によって搬送駆動部等を動作させて、光ファイバ心線の端面から撮像部までの光路(距離等)を変えて、自動的に行うことができる。制御部は、ホルダ載置部又は撮像部を移動させて、少なくとも二つの異なる撮像画像35a、35bを撮像部で撮像する。画像処理部は、得られた複数の撮像画像35a、35bを比較して差分をとり、差分が所定以上であった部分のみを抽出して差分画像41aを作成する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の光ファイバ心線同士を接続する融着機であって、
光ファイバ心線を保持するホルダが載置される一対のホルダ載置部と、
前記ホルダ載置部に載置された光ファイバ心線の側方から光を照射することが可能な光源と、
一対の前記ホルダ載置部の間に移動可能な反射部材と、
前記反射部材によって反射された像を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像された画像を処理する画像処理部と、
光ファイバ心線の端面から前記撮像部までの光路を変更して焦点調整を行うことが可能な制御部と、
を具備し、
前記制御部は、前記ホルダ載置部又は前記撮像部を移動させて、少なくとも二つの異なる画像を前記撮像部で撮像し、
前記画像処理部は、得られた複数の画像を比較して差分をとり、差分が所定以上であった部分のみを抽出して差分画像を作成することが可能であることを特徴とする融着機。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記撮像部で撮像する画像の内の一方は、光ファイバ心線の端面に焦点を合わせた基準画像であり、
前記制御部は、前記差分画像から、光ファイバ心線の中心位置を特定し、当該中心位置を前記基準画像における光ファイバ心線の中心位置とすることを特徴とする請求項1記載の融着機。
【請求項3】
前記画像処理部は、それぞれの光ファイバ心線に対して得られる前記基準画像を、それぞれの中心位置を合わせて重ね合わせて合成画像を作成することが可能であることを特徴とする請求項2記載の融着機。
【請求項4】
少なくとも一方の前記ホルダ載置部を、一対の前記ホルダ載置部の対向方向を軸として回転させることで、一対の光ファイバ心線同士を回転調心することが可能な回転駆動部を具備し、前記合成画像を用いて光ファイバ心線の回転調心を行うことが可能であることを特徴とする請求項3記載の融着機。
【請求項5】
前記制御部は、前記ホルダ載置部を一対の前記ホルダ載置部の対向方向に移動させることで、二つの異なる画像を前記撮像部で撮像することが可能であることを特徴とする請求項1記載の融着機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調心作業性に優れた融着機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバ同士の接続には、融着機が用いられる。融着機は、一対のホルダに保持された光ファイバ同士を突き合わせて、電極間に配置し、アークによって光ファイバ同士の先端を融着して、光ファイバ同士を接続するものである。
【0003】
光ファイバ同士の融着時には、光ファイバの先端位置を合わせる調心作業が必要である。このため、従来は、光ファイバ同士を対向して配置した状態で、側方(光ファイバの軸方向に対して垂直な方向)から、撮像部によって光ファイバの先端位置を撮像して調心を行っていた。
【0004】
一方、一般的な単心の光ファイバではなく、いわゆる偏波保持ファイバやマルチコアファイバのように、断面形態に対して周方向の方向性を有する場合、先端位置のみではなく、回転方向の調心も必要である。すなわち、光ファイバ先端位置のいわゆるX-Y方向の調心のみではなく、光ファイバの軸方向を中心軸とした周方向の回転調心が必要となる。
【0005】
このような光ファイバの回転調心を行うためには、例えば、光ファイバの対向方向の間に反射部材を配置し、光ファイバの端面を撮像部に反射させて撮像し、端面観察によって回転調心を行う方法がある(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-53625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1の方法は、落射照明を用いているため、光ファイバの端面側に光を照射してその反射光を確認することとなる。このため、ハーフミラー等を用いるため構造も複雑となる。
【0008】
これに対し、光ファイバの観察端面とは逆側の端面から光を入射させる方法がある。この方法によれば、光ファイバ(コア)内を通って光が観察端面側に出射するため、観察面においてコアが略均一に明るく見える。このため、コアの配置や応力付与部の位置等(以下、単にコア配置等とする)を確実に知ることができる。
【0009】
しかし、接続対象の光ファイバが既に他の設備と接続されている場合など、端面側から自由に光を入射させることが困難な場合がある。このような場合には、光ファイバの側面から光を入射する方法も考えられる。光ファイバの側面から入射した光の一部は、光ファイバ内を伝播して端面側に出射する。このため、光ファイバの端面において、コア配置等を確認することができる。
【0010】
図8(a)は、光ファイバの側面から光を入射させて得られた撮像画像100の概念図である。一対の光ファイバ心線のそれぞれの端面画像であるファイバ画像101aとファイバ画像101bが撮像される。この場合、例えば、ファイバ画像101aとファイバ画像101bを重ね合わせて合成画像を得て、両方の画像が完全に重なるように光ファイバ心線を回転させることで調心を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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