TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025175321
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2024081378
出願日
2024-05-20
発明の名称
反射防止フィルム
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
G02B
1/111 20150101AFI20251126BHJP(光学)
要約
【課題】単層構成でありながら反射率が低く、ちらつきやニュートンリングが発生しにくい視認性良好な反射防止フィルムを提供する。
【解決手段】透明基材フィルムに低屈折率層が直接積層されている反射防止フィルムであって、前記低屈折率層が重合性バインダー樹脂と、中空ナノシリカと、中実シリカと、光重合開始剤と、を含み、前記中空ナノシリカの配合量が固形分全量に対し50~75重量%であり、前記中実シリカの平均粒子径が0.8~4.0μmであることを特徴とする反射防止フィルムである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
透明基材フィルムに低屈折率層が直接積層されている反射防止フィルムであって、
前記低屈折率層が重合性バインダー樹脂(A)と、中空ナノシリカ(B)と、中実シリカ(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(B)の配合量が前記低屈折率層を形成するための低屈折率樹脂組成物の固形分全量に対し50~75重量%であり、前記(C)の平均粒子径が0.8~4.0μmであることを特徴とする反射防止フィルム。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記(C)の配合量が前記低屈折率樹脂組成物の固形分全量に対し0.2~1.5%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項3】
更に前記低屈折率樹脂組成物がアミン変性アクリレート(E)を含むことを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
更に前記低屈折率樹脂組成物がレベリング剤(F)を含むことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、単層構成の反射防止フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
反射防止フィルムは、蛍光灯などの外部光源の反射が少なく視認性が良好であるという特徴から、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどに代表される画像表示装置で広く使用されている。反射防止フィルムとしては、フィルム基材の表面に高屈折率層を設け、その上層に低屈折率の反射防止層を配置する複数層の構成が一般的である。一方で、この仕様は最低でも2回のコーティング工程が必要となるため、低コストで生産するという面では大きな制約となっていた。
【0003】
こうした課題に対応する技術として、透明基材フィルムの易接着層を介して低屈折率層が積層された、単層構成の反射防止フィルムが提案されている(特許文献1)。このフィルムで用いる低屈折率層としては、例えば中空シリカと重合性バインダーを含む組成物が開示され、低コストで生産可能な単層構成であると同時に、下地との密着性や耐擦傷性が優れていることが特徴とされていた。
【0004】
しかしながら、ピクセル数が大幅に増加した高精細なディスプレイの場合は、映像光の乱反射に起因するちらつき(シンチレーション現象)が発生しやすくなり、更に反射防止フィルムをディスプレイ内部で使用する場合は、重ね合わせたフィルム間で干渉縞(ニュートンリング)が発生しやすくなり、画像の視認性を著しく損なうという課題があった。そのため、低コスト化が可能な単層構成でありながら反射率が低く、またちらつきやニュートンリングが発生しにくい視認性が良好な反射防止フィルムが求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-170089
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、単層構成でありながら反射率が低く、ちらつきやニュートンリングが発生しにくい、視認性が良好な反射防止フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、透明基材フィルムに低屈折率層が直接積層されている反射防止フィルムであって、前記低屈折率層が重合性バインダー樹脂(A)と、中空ナノシリカ(B)と、中実シリカ(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(B)の配合量が前記低屈折率層を形成するための低屈折率樹脂組成物の固形分全量に対し50~75重量%であり、前記(C)の平均粒子径が0.8~4.0μmであることを特徴とする反射防止フィルムを提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(C)の配合量が前記低屈折率樹脂組成物の固形分全量に対し0.2~1.5%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0009】
請求項3の発明は、更に前記低屈折率樹脂組成物がアミン変性アクリレート(E)を含むことを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0010】
請求項4の発明は、更に前記低屈折率樹脂組成物がレベリング剤(F)を含むことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルムを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム
今日
アイカ工業株式会社
板状基材から成る床下地の仕上げ方法及び仕上げ構造
1か月前
フクビ化学工業株式会社
巾木と壁仕上げ材の取付方法及び取付構造
5日前
ケイミューシポレックス株式会社
外断熱建築物のコンクリートパネル壁体
26日前
個人
立体像表示装置
1か月前
カンタツ株式会社
光学系
1か月前
住友化学株式会社
偏光板
1か月前
株式会社シグマ
結像光学系
1か月前
株式会社シグマ
結像光学系
26日前
住友化学株式会社
垂直偏光板
1か月前
東レ株式会社
貼合体の製造方法
1か月前
東レ株式会社
赤外線遮蔽構成体
1か月前
日本精機株式会社
ミラーユニット
1か月前
古河電気工業株式会社
融着機
1か月前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム
今日
日本電気株式会社
光モジュール
1か月前
日東電工株式会社
導光部材
26日前
個人
多方向視差効果のための微細穴加工
1か月前
株式会社コシナ
投射ズームレンズ
19日前
豊田合成株式会社
調光装置
13日前
京セラ株式会社
光学系
1か月前
日東電工株式会社
光学積層体
28日前
三菱電機株式会社
レンズモジュール
1か月前
個人
眼鏡装着位置変更具および眼鏡
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
26日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
29日前
AGC株式会社
インフィニティミラー
1か月前
住友化学株式会社
偏光板
1か月前
住友化学株式会社
偏光板
1か月前
キヤノン株式会社
表示装置
5日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
26日前
新光電気工業株式会社
光導波路部品
1か月前
新光電気工業株式会社
光導波路部品
1か月前
マクセル株式会社
映像表示装置
19日前
住友化学株式会社
偏光積層体
1か月前
京セラ株式会社
アイソレータ
5日前
続きを見る
他の特許を見る