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公開番号
2025151619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053140
出願日
2024-03-28
発明の名称
板状基材から成る床下地の仕上げ方法及び仕上げ構造
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
E04F
15/12 20060101AFI20251002BHJP(建築物)
要約
【課題】板状基材から成る床下地であっても多彩なテクスチュアに仕上げることができ、クラックが生じることがなく、施工当時の美観を長期間維持できる板状基材から成る床下地の仕上げ方法を提供する。
【解決手段】板状基材から成る床下地にポリマーセメント組成物を塗付し、ガラスファイバーメッシュを敷き、同ポリマーセメント組成物を再度塗付して乾燥させ、水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、塗材表面を研磨し、トップコート組成物を塗付して仕上げる、板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
板状基材から成る床下地に必要によりシーラーを塗付して乾燥させ、
アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、増粘剤と、成膜助剤と、水硬性セメントと、水と、を含むポリマーセメント組成物を塗付し、
該ポリマーセメント組成物の乾燥前にガラスファイバーメッシュを敷き、
前記ポリマーセメント組成物の乾燥前に同ポリマーセメント組成物を再度塗付して乾燥させ、
アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、を含む水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、
研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物の塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤と、から成るトップコート組成物を塗付して仕上げる、
板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ガラスファイバーメッシュの縦方向の引張強度が1000N/50mm以上であり、横方向の引張強度が1000N/50mm以上である、
請求項1記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項3】
前記水系塗材組成物の充填剤と骨材の重量比が、充填剤:骨材=1:2.8~15.0であり、
前記水系塗材組成物の塗付が、厚み0.3~0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、塗付量0.6~1.0kg/m
2
、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、この上に前記水系塗材組成物を、前記金鏝にて塗付量0.6~1.0kg/m
2
、且つ、塗膜断面視にて波間隔が1~10mmの鏝ビビリ波が連続して形成されるように塗付する、
請求項1記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項4】
前記水系塗材組成物を塗付して乾燥させた後、前記研磨の前に、
アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、を含み、充填剤と骨材の重量比が充填剤:骨材=1:1.3~2.7であって前記水系塗材組成物と略同色の砂壁状塗料組成物を、ローラー刷毛にて塗付量0.2~0.4kg/m
2
で配り塗りした後、厚み0.3~0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝ビビリ波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させる、
請求項3記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項5】
前記シーラーを塗付する前に、又は、前記シーラーを塗付しない場合には前記ポリマーセメント組成物を塗付する前に、
板状基材から成る床下地を構成する板状基材同士の突き付け部を跨ぐように不織布を敷き、
この上に、透湿弾性下地調整材を塗付して乾燥させる、
請求項1記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項6】
前記ガラスファイバーメッシュの縦方向の引張強度が1000N/50mm以上であり、横方向の引張強度が1000N/50mm以上である、
請求項5記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項7】
前記水系塗材組成物の充填剤と骨材の重量比が、充填剤:骨材=1:2.8~15.0であり、
前記水系塗材組成物の塗付が、厚み0.3~0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、塗付量0.6~1.0kg/m
2
、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、この上に前記水系塗材組成物を、前記金鏝にて塗付量0.6~1.0kg/m
2
、且つ、塗膜断面視にて波間隔が1~10mmの鏝ビビリ波が連続して形成されるように塗付する、
請求項5記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項8】
前記水系塗材組成物を塗付して乾燥させた後、前記研磨の前に、
アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、を含み、充填剤と骨材の重量比が充填剤:骨材=1:1.3~2.7であって前記水系塗材組成物と略同色の砂壁状塗料組成物を、ローラー刷毛にて塗付量0.2~0.4kg/m
2
で配り塗りした後、厚み0.3~0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝ビビリ波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させる、
請求項7記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法により形成された仕上げ構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、板状基材から成る床下地の仕上げ方法及び仕上げ構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、出願人は特許文献1において、コンクリート床下地に必要によりプライマーまたは下地調整材を塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物の塗材表面を研磨し、樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-027909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載のコンクリート床下地の仕上げ方法は床を多彩なテクスチュアに仕上げられるものであるが、板状基材から成る床下地に施工すると、該床下地を構成する板状基材同士の突き付け部に動きが生じた場合、仕上げ構造にクラックが生じる場合がある、という課題があった。また、該クラックにより美観が損なわれる場合がある、という課題があった。
【0005】
そこで本発明が解決しようとする課題は、板状基材から成る床下地であっても多彩なテクスチュアに仕上げることができ、該床下地を構成する板状基材同士の突き付け部に動きが生じた場合に仕上げ構造にクラックが生じることがなく(耐クラック性を有する)、施工当時の美観を長期間維持できる板状基材から成る床下地の仕上げ方法、及び仕上げ構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記のような従来技術の課題を解決するべく鋭意検討した。その結果、特定のメッシュを施工することにより上記課題を解決可能であることを見出した。具体的には、本開示により以下の板状基材から成る床下地の仕上げ方法、及び仕上げ構造が提供される。
【0007】
[1] 板状基材から成る床下地に必要によりシーラーを塗付して乾燥させ、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、増粘剤と、成膜助剤と、水硬性セメントと、水と、を含むポリマーセメント組成物を塗付し、該ポリマーセメント組成物の乾燥前にガラスファイバーメッシュを敷き、前記ポリマーセメント組成物の乾燥前に同ポリマーセメント組成物を再度塗付して乾燥させ、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、を含む水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物の塗材表面を研磨し、樹脂のガラス転移温度が10~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤と、から成るトップコート組成物を塗付して仕上げる、板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
[2] 前記シーラーを塗付する前に、又は、前記シーラーを塗付しない場合には前記ポリマーセメント組成物を塗付する前に、板状基材から成る床下地を構成する板状基材同士の突き付け部を跨ぐように不織布を敷き、この上に、透湿弾性下地調整材を塗付して乾燥させる、[1]記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法。
[3] 上記[1]または[2]記載の板状基材から成る床下地の仕上げ方法により形成された仕上げ構造。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、板状基材から成る床下地であっても多彩なテクスチュアを付与でき、該床下地を構成する板状基材同士の突き付け部に動きが生じる際に仕上げ構造にクラックが生じることを抑制でき、施工当時の美観を維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の板状基材から成る床下地の仕上げ方法によって仕上げられた実施例1の塗膜表面(300×390mm)の平面写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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