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公開番号
2025155730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024202473
出願日
2024-11-20
発明の名称
偏光板
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約
【課題】高温での耐剥がれ性に優れる偏光板を提供する。
【解決手段】偏光板100は、熱可塑性樹脂フィルムA(40)と、偏光子30と、(メタ)アクリル系樹脂フィルムB(20)と、粘着剤層10と、をこの順に有する。フィルムA(40)はポリエステル系樹脂フィルムまたは(メタ)アクリル系樹脂フィルムであり、フィルムAの80℃における引張弾性率(MPa)×膜厚(μm)をSTAとし、フィルムBの80℃における引張弾性率(MPa)×膜厚(μm)をSTBとした際に、STA-STB≧18,380MPa・μmを満たし、フィルムBと粘着剤層とは接触し、フィルムBはゴム弾性体粒子を含み、フィルムBの粘着剤層側の表面では一部のゴム弾性体粒子が突出し、フィルムBの粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaが8nm以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂フィルムAと、偏光子と、(メタ)アクリル系樹脂フィルムBと、粘着剤層と、がこの順に配置された偏光板であって、
前記熱可塑性樹脂フィルムAはポリエステル系樹脂フィルムまたは(メタ)アクリル系樹脂フィルムであって、
前記熱可塑性樹脂フィルムAの80℃における引張弾性率(MPa)×膜厚(μm)をSTAとし、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの80℃における引張弾性率(MPa)×膜厚(μm)をSTBとした際に、下式を満たし、
STA-STB≧18,380MPa・μm
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBと前記粘着剤層とは接触し、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBは(メタ)アクリル系樹脂相及び前記(メタ)アクリル系樹脂相に分散したゴム弾性体粒子を含み、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面では、前記(メタ)アクリル系樹脂相の表面から一部の前記ゴム弾性体粒子が突出しており、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaが8nm以上である、偏光板。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaが10nm以上である請求項1に記載の偏光板。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの単体を115℃の温度に24時間さらす前後での、前記アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaの変化量が5nm以下である請求項1または2に記載の偏光板。
【請求項4】
前記粘着剤の60℃における貯蔵弾性率が0.073~0.083MPaである請求項1又は2に記載の偏光板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は偏光板に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、保護フィルム/偏光子/保護フィルム/粘着剤層という積層構造を有する偏光板が知られている。そして、2つの保護フィルムの少なくとも一方に(メタ)アクリル系樹脂フィルムを採用することが提案されている(特許文献1,2参照)。このような偏光板は、上記の粘着剤層により液晶セルなどに貼り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-105175号公報
特開2012-180422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の偏光板において、高温での耐剥がれ性にはなお改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、高温での耐剥がれ性に優れる偏光板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]熱可塑性樹脂フィルムAと、偏光子と、(メタ)アクリル系樹脂フィルムBと、粘着剤層と、がこの順に配置された偏光板であって、
前記熱可塑性樹脂フィルムAはポリエステル系樹脂フィルムまたは(メタ)アクリル系樹脂フィルムであって、
前記熱可塑性樹脂フィルムAの80℃における引張弾性率(MPa)×膜厚(μm)をSTAとし、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの80℃における引張弾性率(MPa)×膜厚(μm)をSTBとした際に、下式を満たし、
STA-STB≧18,380MPa・μm
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBと前記粘着剤層とは接触し、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBは(メタ)アクリル系樹脂相及び前記(メタ)アクリル系樹脂相に分散したゴム弾性体粒子を含み、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面では、前記(メタ)アクリル系樹脂相の表面から一部の前記ゴム弾性体粒子が突出しており、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaが8nm以上である、偏光板。
[2]前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaが10nm以上である[1]に記載の偏光板。
[3]前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムBの単体を115℃の温度に24時間さらす前後での、前記アクリル系樹脂フィルムBの前記粘着剤層側の表面の算術平均粗さRaの変化量が5nm以下である[1]または[2]に記載の偏光板。
[4]前記粘着剤の60℃における貯蔵弾性率が0.073~0.083MPaである[1]~[3]のいずれかに記載の偏光板。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高温での耐剥がれ性に優れる偏光板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る偏光板の断面図である。
図2は図1の(メタ)アクリル系樹脂フィルムB(20)の粘着剤層側の表面20Aの近傍の断面図である。
一実施形態に係る(メタ)アクリル系樹脂フィルムB(20)の製造方法に係る模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図面を参照して、実施形態に係る偏光板について説明する。
【0010】
(偏光板)
図1に示すように、偏光板100は、粘着剤層10と、(メタ)アクリル系樹脂フィルムB(20)と、偏光子(30)と、熱可塑性樹脂フィルムA(40)と、をこの順に有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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