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公開番号
2025156036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025043454
出願日
2025-03-18
発明の名称
フィルター
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
B01J
20/26 20060101AFI20251006BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】基材に金属有機構造体を担持したフィルターであって、吸着性能に優れたフィルターを提供することを目的とする。
【解決手段】本開示は、基材に金属有機構造体が担持されたフィルターであって、蛍光X線分析によって測定される、前記フィルターに含まれる対象元素の合計量に対するS元素量の平均値が8~30モル%であり、前記対象元素は、O及びC以外の元素であって、蛍光X線分析においてピーク強度が10cps以上である元素であり、蛍光X線分析によってフィルターの複数箇所でS元素のピーク強度(cps)と、金属有機構造体を構成する金属元素Mのピーク強度(cps)をそれぞれ測定し、横軸を金属元素Mのピーク強度(cps)、縦軸をS元素のピーク強度(cps)として各測定点のS元素と金属元素Mのピーク強度をプロットし、最小二乗法によって求めた線形一次近似式の決定係数R
2
が0.70以上であるフィルターである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材に金属有機構造体が担持されたフィルターであって、
蛍光X線分析によって測定される、前記フィルターに含まれる対象元素の合計量に対するS元素量の平均値が8~30モル%であり、
前記対象元素は、O及びC以外の元素であって、蛍光X線分析においてピーク強度が10cps以上である元素であり、
蛍光X線分析によってフィルターの複数箇所でS元素のピーク強度(cps)と、金属有機構造体を構成する金属元素Mのピーク強度(cps)をそれぞれ測定し、横軸を金属元素Mのピーク強度(cps)、縦軸をS元素のピーク強度(cps)として各測定点のS元素と金属元素Mのピーク強度をプロットし、最小二乗法によって求めた線形一次近似式の決定係数R
2
が0.70以上であるフィルター。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記金属有機構造体1gあたりのS含有量が0.1mmol/g以上である請求項1に記載のフィルター。
【請求項3】
前記金属有機構造体は、長周期型周期表第4~6周期且つ第3~12族の元素、Al、Ga、及びInよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、R(COO
-
)
n
(Rはn価の基であり、nは2以上の整数)で表されるカルボキシレートよりなる群から選択される少なくとも1種とを含む有機配位子で構成される請求項1または2に記載のフィルター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基材に金属有機構造体を担持したフィルターに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
金属有機構造体(Metal Organic Frameworks)は、多孔性配位高分子(Porous Coordination Polymer)とも呼ばれ、金属イオンと有機配位子との配位結合により多孔性の構造を形成する材料の一つであり、ガスを吸脱着したり、触媒等への応用が期待されている材料である。
【0003】
例えば、特許文献1には、表面に金属有機構造体を付着させた吸湿板を、調湿装置の一部材として用いたことが記載される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国特許公報10-2020-0140435号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、金属有機構造体などの吸湿体を分散させた溶液に吸湿板を浸して取り出した後、乾燥させ、必要に応じて加熱処理で硬化させて、表面に吸湿体を付着させた吸湿板を製造できることが記載される。しかし、本発明者らが検討したところ、このような吸湿板は、水等の被吸着体を吸着する性能(以下、吸着性能ともいう)が十分でない場合があることが明らかになった。
【0006】
そこで、本開示は基材に金属有機構造体を担持したフィルターであって、吸着性能に優れたフィルターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成した本開示は以下の通りである。
[1]基材に金属有機構造体が担持されたフィルターであって、
蛍光X線分析によって測定される、前記フィルターに含まれる対象元素の合計量に対するS元素量の平均値が8~30モル%であり、
前記対象元素は、O及びC以外の元素であって、蛍光X線分析においてピーク強度が10cps以上である元素であり、
蛍光X線分析によってフィルターの複数箇所でS元素のピーク強度(cps)と、金属有機構造体を構成する金属元素Mのピーク強度(cps)をそれぞれ測定し、横軸を金属元素Mのピーク強度(cps)、縦軸をS元素のピーク強度(cps)として各測定点のS元素と金属元素Mのピーク強度をプロットし、最小二乗法によって求めた線形一次近似式の決定係数R
2
が0.70以上であるフィルター。
[2]前記金属有機構造体1gあたりのS含有量が0.1mmol/g以上である[1]に記載のフィルター。
[3]前記金属有機構造体は、長周期型周期表第4~6周期且つ第3~12族の元素、Al、Ga、及びInよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、R(COO
-
)
n
(Rはn価の基であり、nは2以上の整数)で表されるカルボキシレートよりなる群から選択される少なくとも1種とを含む有機配位子で構成される[1]または[2]に記載のフィルター。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、吸着性能に優れたフィルターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例で用いた基材の断面形状を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<フィルター>
本開示のフィルターは、基材に金属有機構造体(以下、MOFと呼ぶ場合がある)が担持されており、蛍光X線分析によって測定される、前記フィルターに含まれる対象元素の合計量に対するS元素量の平均値が8~30モル%である点と、蛍光X線分析によってフィルターの複数箇所でS元素のピーク強度(cps)と、金属有機構造体を構成する金属元素Mのピーク強度(cps)をそれぞれ測定し、横軸を金属元素Mのピーク強度(cps)、縦軸をS元素のピーク強度(cps)として各測定点のS元素と金属元素Mのピーク強度をプロットし、最小二乗法によって求めた線形一次近似曲線の決定係数R
2
が0.70以上である点に特徴を有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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