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公開番号2025152368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024054222
出願日2024-03-28
発明の名称粘着剤組成物および粘着剤層
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 133/00 20060101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】屈折率及び高温粘着耐久性に優れた光学用粘着剤組成物を提供すること。
【解決手段】水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位と遷移金属元素含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位とを有する(メタ)アクリル系ポリマーを含む、粘着剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位と遷移金属元素含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位とを有する(メタ)アクリル系ポリマーを含む、粘着剤組成物。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記(メタ)アクリル系ポリマーを構成する全構成単位に対する水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位の含有量は、0.8質量%以上15質量%以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系ポリマーを構成する全構成単位に対する遷移金属元素含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位の含有量は、0.05質量%以上8.5質量%以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系ポリマーは、85万以上500万以下の重量平均分子量を有する、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
粘度調整成分として、少なくとも一種の(メタ)アクリル系モノマー及び重合開始剤をさらに含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
光学用粘着剤組成物である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の粘着剤組成物から形成された粘着剤層。
【請求項8】
前記粘着剤層は70%以上96%以下のゲル分率を有する、請求項7に記載の粘着剤層。
【請求項9】
前記粘着剤層は1.47以上1.68以下の屈折率を有する、請求項7に記載の粘着剤層。
【請求項10】
基材と、該基材の主表面上に、請求項7に記載の粘着剤層とを、含む粘着剤シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は粘着剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
表示装置は、光学フィルムや画像表示素子等の光学部材を複数積層させた構造を有している。光学部材同士の積層には、粘着剤層が用いられることがあるが、この粘着剤層には、表示画像の視認性を妨害しない優れた透明性等の特性が要求される。また、光学部材として、屈折率が高い部材が用いられることがある。屈折率が高い光学部材と粘着剤層とを積層させた場合、光学部材と粘着剤層との屈折率差が生じ、光損失により表示画像の輝度が低下することがある。そのため、粘着剤層には屈折率を高くすることが求められている。
【0003】
特許文献1には、エチレン不飽和モノマー、アクリル酸、及びジルコニウムカルボキシルエチルアクリレートまたはフェノキシエチルアクリレートを含むアクリル粘着剤が記載されている。このアクリル粘着剤は、ディスプレイ用途に適する基本接着物性を有しながら、高い屈折率及び透明性を有し、ディスプレイ用フィルムとの屈折率差が減少することで、光損失による表示画像の輝度低下を防止するものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国公開特許第10-2012-0012706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表示装置は高温条件下に置かれることが多く、粘着剤層の特性には高温での耐久性が要求される。しかしながら、従来の高屈折率アクリル粘着剤は、屈折率、及び高温耐久性が、ともに不十分である。
【0006】
本発明は前記問題を解決するものであり、その目的とするところは、屈折率及び高温粘着耐久性に優れた粘着剤層を形成することができる粘着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の態様を提供する。
[1]水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位と遷移金属元素含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位とを有する(メタ)アクリル系ポリマーを含む、粘着剤組成物。
【0008】
[2]前記(メタ)アクリル系ポリマーを構成する全構成単位に対する水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位の含有量は、0.8質量%以上15質量%以下、好ましくは2質量%以上10質量%以下、より好ましくは3質量%以上6質量%以下である、態様1の粘着剤組成物。
【0009】
[3]前記(メタ)アクリル系ポリマーを構成する全構成単位に対する遷移金属元素含有(メタ)アクリル系モノマーに由来する構成単位の含有量は、0.05質量%以上8.5質量%以下、好ましくは0.5質量%以上5質量%以下、より好ましくは0.9質量%以上4.7質量%以下である、態様1又は2の粘着剤組成物。
【0010】
[4]前記(メタ)アクリル系ポリマーは、85万以上500万以下、好ましくは90万以上350万以下、より好ましくは100万以上320万以下の重量平均分子量を有する、態様1~3のいずれかの粘着剤組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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