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公開番号2025151035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052253
出願日2024-03-27
発明の名称粘着シート
出願人リンテック株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】表面に油分が付着した被着体に対して高い粘着力を発揮することのできる粘着シートを提供する。
【解決手段】少なくとも粘着剤層11を有する粘着シート1Aであって、粘着剤層11が可塑剤を含有し、メラミン塗装面に対する貼付72時間後の粘着力(N/25mm)をAF1とし、メラミン塗装面に、SAE粘度分類で10W-30の鉱物油系潤滑油であるエンジンオイルを2g/m2の量で塗布した油面に対する貼付72時間後の粘着力(N/25mm)をAF2としたときに、AF1に対するAF2の割合(%)が、30%以上である粘着シート1A。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも粘着剤層を有する粘着シートであって、
前記粘着剤層が、可塑剤を含有し、
メラミン塗装面に対する貼付72時間後の粘着力(N/25mm)をAF1とし、
前記メラミン塗装面に、SAE粘度分類で10W-30の鉱物油系潤滑油であるエンジンオイルを2g/m

の量で塗布した油面に対する貼付72時間後の粘着力(N/25mm)をAF2としたときに、
前記AF1に対する前記AF2の割合(%)が、30%以上である
ことを特徴とする粘着シート。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記AF1が、7N/25mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層を構成する粘着剤が、アクリル系粘着剤であることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記粘着剤層が、オイル吸収材としての多孔質体を含有しないことを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記アクリル系粘着剤が、イソシアネート系架橋剤で架橋された構造を有することを特徴とする請求項2に記載の粘着シート。
【請求項6】
前記可塑剤が、ポリエステル系可塑剤であることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
【請求項7】
前記可塑剤が、カルボン酸エステル系可塑剤であることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
【請求項8】
基材と、
前記基材の少なくとも一方の面側に積層された前記粘着剤層と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
【請求項9】
油面貼付用ラベルであることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の粘着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油分が付着している被着体に対して使用可能な粘着シートに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
鉄等の金属類は錆が発生しやすいため、これらの金属類からなる金属部材の表面には、空気との接触による酸化を防止する目的で、通常、防錆油が塗布されている。また、金属類を工業的に加工する際には、加工油、切削油、機械油、プレス油などが用いられるため、工業用の金属部材の表面には、それら油分が付着していることが多い。
【0003】
上記のような金属部材に粘着ラベル等の粘着シートを貼付する場合、金属部材の表面に油分が付着したままの状態では、十分な粘着力が得られない。
【0004】
上記の課題を解決するために、例えば特許文献1は、末端ポリ芳香族ビニルブロック-ポリ共役ジエンブロック構造を有するブロック共重合体とタッキファイヤーを主成分とし、23℃における初期の貯蔵弾性率G’が、5.1×10

~1.0×10

Paであり、かつ、油面接着後の貯蔵弾性率G’が5.0×10

~9.9×10

Paであり、かつ、油面接着後の貯蔵弾性率G’が、初期の貯蔵弾性率G’よりも小である油面接着性粘着剤組成物を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-197629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の油面接着性粘着剤組成物では、表面に油分が付着した被着体に対する粘着力は必ずしも十分なものではなかった。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、表面に油分が付着した被着体に対して高い粘着力を発揮することのできる粘着シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1に本発明は、少なくとも粘着剤層を有する粘着シートであって、前記粘着剤層が、可塑剤を含有し、メラミン塗装面に対する貼付72時間後の粘着力(N/25mm)をAF1とし、前記メラミン塗装面に、SAE粘度分類で10W-30の鉱物油系潤滑油であるエンジンオイルを2g/m

の量で塗布した油面に対する貼付72時間後の粘着力(N/25mm)をAF2としたときに、前記AF1に対する前記AF2の割合(%)が、30%以上であることを特徴とする粘着シートを提供する(発明1)。
【0009】
上記発明(発明1)においては、粘着剤層が含有する可塑剤が、被着体に付着した油分を吸収し、それにより粘着剤層の油面に対する密着性が向上し、油面に対して高い粘着力を発揮することができる。具体的には、上記の通り、AF1に対するAF2の割合を30%以上にすることができ、油分による粘着力低下の度合いを低減することができる。
【0010】
上記発明(発明1)においては、前記AF1が、7N/25mm以上であることが好ましい(発明2)。
(【0011】以降は省略されています)

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