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公開番号
2025115354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024140610
出願日
2024-08-22
発明の名称
被膜形成方法
出願人
ベック株式会社
代理人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250730BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
耐候性に優れた塗膜を形成することができる被膜形成方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、金属基材に対し、防食下地層を形成した後、被覆層を形成する被膜形成方法であって、
上記防食下地層は、樹脂成分、及び亜鉛末を含み、加熱残分中に亜鉛末を70質量%以上含む防食下地材を塗付して形成されるものであり、
上記防食下地材は、扁平状体質顔料を含み、
上記扁平状体質顔料の平均粒子径が上記亜鉛末の平均粒子径よりも大きいことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
金属基材に対し、防食下地層を形成した後、被覆層を形成する被膜形成方法であって、
上記防食下地層は、樹脂成分、及び亜鉛末を含み、加熱残分中に亜鉛末を70質量%以上含む防食下地材を塗付して形成されるものであり、
上記防食下地材は、扁平状体質顔料を含み、
上記扁平状体質顔料の平均粒子径が上記亜鉛末の平均粒子径よりも大きいことを特徴とする被膜形成方法。
続きを表示(約 74 文字)
【請求項2】
上記亜鉛末に対する上記扁平状体質顔料の含有量が0.1~10質量%であることを特徴とする請求項1に記載の被膜形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な被膜形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
重防食塗装系の防食下地としては、主に、亜鉛末を多量に含む防食下地材、例えば、ジンクリッチ塗料が用いられている。ジンクリッチ塗料としては、有機系樹脂をバインダー成分とする有機ジンクリッチ塗料や、無機系樹脂をバインダー成分とする無機ジンクリッチ塗料が知られている。
有機ジンクリッチ塗料は、無機ジンクリッチ塗料と比較して鉄等の素地に対する付着性の面で優れている。しかし、有機ジンクリッチ塗料により形成された塗膜は、長期の暴露に対する耐候性に劣る場合がある。
【0003】
これに対して、特許文献1には、耐候性の向上を目的として、ジンクリッチ塗料により形成される塗膜(ジンクリッチ塗膜)層の上に、特定の下塗層、中塗層、上塗層を積層する防食被覆方法が記載されている。上記特許文献1のように、ジンクリッチ塗膜上に、各種塗膜層を積層する被膜することにより耐候性を高めることは可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-314596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、ジンクリッチ塗膜が鉄等の素地に対して効果的な防食性を発現するためには、亜鉛末と素地に継続的な電気的短絡が必要であり、塗膜に割れ等の損傷が生じた場合には防食性が低下するおそれがあるため、ジンクリッチ塗膜上に、各種塗膜層を積層する場合であっても、ジンクリッチ塗膜の耐候性を高めることが重要である。特に、有機ジンクリッチ塗料は、無機ジンクリッチ塗料と比較して、このような防食性の低下が生じやすく、有機ジンクリッチ塗膜の耐候性向上には改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、耐候性に優れた塗膜を形成することができる被膜形成方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために本発明者らは、鋭意検討の結果、亜鉛末と特定の扁平状顔料を配合した防食下地材を使用する被膜形成方法に想到し、本発明を完成するに到った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.金属基材に対し、防食下地層を形成した後、被覆層を形成する被膜形成方法であって、
上記防食下地層は、樹脂成分、及び亜鉛末を含み、加熱残分中に亜鉛末を70質量%以上含む防食下地材を塗付して形成されるものであり、
上記防食下地材は、扁平状体質顔料を含み、
上記扁平状体質顔料の平均粒子径が上記亜鉛末の平均粒子径よりも大きいことを特徴とする被膜形成方法。
2.上記亜鉛末に対する上記扁平状体質顔料の含有量が0.1~10質量%であることを特徴とする1.に記載の被膜形成方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の被膜形成方法によれば、形成塗膜の耐候性を高め、長期にわたり防食性を発揮することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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