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公開番号
2025154725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057887
出願日
2024-03-29
発明の名称
積層シート
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】化粧のりがより自然な肌意匠シートとして使用可能な積層シートを提供する。
【解決手段】粘着層と、表面樹脂層と、を備える積層シートであって、前記表面樹脂層の、JIS R3257に準拠したぬれ性試験方法の静滴法による水に対する接触角のうち、水を滴下してから1秒経過後の接触角(A
1s
)と、水を滴下してから60秒経過後の接触角(A
60s
)との差分(A
60s
)-(A
1s
)が-6.0°以上である、積層シート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粘着層と、表面樹脂層と、を備える積層シートであって、
前記表面樹脂層の、JIS R3257に準拠したぬれ性試験方法の静滴法による水に対する接触角のうち、水を滴下してから1秒経過後の接触角(A
1s
)と、水を滴下してから60秒経過後の接触角(A
60s
)との差分(A
60s
)-(A
1s
)が-6.0°以上である、積層シート。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記表面樹脂層における、ISO25178-2:2012に規定されるSsk(スキューネス)が-0.5以上である、請求項1に記載の積層シート。
【請求項3】
前記表面樹脂層における、ISO25178-2:2012に規定されるSpd(山頂密度)が10~400mm
2
である、請求項1に記載の積層シート。
【請求項4】
前記積層シートが、前記表面樹脂層としての基材層を備えるか、または、前記積層シートが、前記粘着層と前記表面樹脂層との間に基材層をさらに備える、請求項1に記載の積層シート。
【請求項5】
前記表面樹脂層が、印刷可能な表面又は印刷可能な層、又は印刷可能な層と印刷可能な層の両方を有する、請求項1に記載の積層シート。
【請求項6】
前記表面樹脂層上に剥離可能に設けられた保護シート、および/または
前記粘着層上に剥離可能に設けられた剥離シート、
をさらに備える、請求項1に記載の積層シート。
【請求項7】
肌意匠シートである、請求項1~6のいずれか一項に記載の積層シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
肌に貼付して使用される肌意匠シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。肌意匠シートとしては、例えば、タトゥーシールおよび肌隠蔽シートが挙げられる。タトゥーシールは、基材に様々な絵柄が印刷されているシートである。タトゥーシールは、例えば、バラエティストア、スポーツや音楽のイベント会場、アミューズメントパーク等で販売されており、雰囲気の盛上げに使用されている。肌隠蔽シートは、基材に予めスクリーン印刷等で所定の色が着色されているシートである。肌隠蔽シートは、例えば、肌の傷またはシミ等の変色部の隠蔽に使用されている。使用者は、自分の肌の色に合った肌意匠シートを選んで使用する。
【0003】
肌意匠シートは、例えば、剥離シートと、粘着層と、基材層と、保護シートと、を厚さ方向にこの順に備える。粘着層から剥離シートを剥離して粘着層を肌に貼り付け、その後、基材層から保護シートを剥離するという手順で、肌意匠シートは使用者の肌に貼付される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-70654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、肌意匠シートを肌に貼ると、化粧した際に肌意匠シートの化粧のりが充分でなく、地肌と肌意匠シートとの境目が目立ってしまうため、見た目の違和感を少なくすることが求められている。本開示の課題は、化粧のりがより自然な肌意匠シートとして使用可能な積層シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の積層シートは、粘着層と、表面樹脂層と、を備え、前記表面樹脂層の、JIS R3257に準拠したぬれ性試験方法の静滴法による水に対する接触角のうち、水を滴下してから1秒経過後の接触角(A
1s
)と、水を滴下してから60秒経過後の接触角(A
60s
)との差分(A
60s
)-(A
1s
)が-6.0°以上である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、化粧のりがより自然な肌意匠シートとして使用可能な積層シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、積層シートの断面図である。
図2は、積層シートの断面図である。
図3は、積層シートの断面図である。
図4は、積層シートを構成する表面樹脂層のSskにより示される表面形状の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示は多くの異なる形態で実施でき、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
本開示において、あるパラメータに関して複数の上限値の候補および複数の下限値の候補が挙げられている場合、そのパラメータの数値範囲は、任意の1つの上限値の候補と任意の1つの下限値の候補とを組み合わせることによって構成されてもよい。上記パラメータとしては、例えば、物性値、成分の含有割合および層の厚さが挙げられる。一例として、「パラメータBは、好ましくはA1以上、より好ましくはA2以上、さらに好ましくはA3以上である。パラメータBは、好ましくはA4以下、より好ましくはA5以下、さらに好ましくはA6以下である。」との記載について説明する。この例において、パラメータBの数値範囲は、A1以上A4以下でもよく、A1以上A5以下でもよく、A1以上A6以下でもよく、A2以上A4以下でもよく、A2以上A5以下でもよく、A2以上A6以下でもよく、A3以上A4以下でもよく、A3以上A5以下でもよく、A3以上A6以下でもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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