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公開番号
2025148258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2025030968
出願日
2025-02-28
発明の名称
被膜形成方法
出願人
ベック株式会社
代理人
主分類
C09D
5/29 20060101AFI20250930BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明の被膜形成方法は、鱗片状粒子の疎密の偏りが抑制され、鱗片状粒子に由来する色味と模様のバランスが良好な意匠を呈する美観性に優れた被膜を形成することができる。
【解決手段】被塗面に対し、被覆材をローラー塗装する被膜形成方法であって、上記被塗面は、凹凸模様を有し、上記被覆材は、水性樹脂及び鱗片状粒子を含み、上記被覆材中に、上記鱗片状粒子を4~20質量%含み、上記ローラーは、マイクロファイバー繊維ローラーであることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
被塗面に対し、被覆材をローラー塗装する被膜形成方法であって、
上記被塗面は、凹凸模様を有し、
上記被覆材は、樹脂成分(A)及び鱗片状粒子(B)を含み、
上記被覆材中に、上記鱗片状粒子(B)を4~20質量%含み、
上記ローラーは、マイクロファイバー繊維ローラーであることを特徴とする被膜形成方法。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
上記鱗片状粒子(B)は、上記鱗片状粒子(B)の総量中、短径0.7mm超2mm以下の鱗片状中粒子(BM)を50質量%以上含み、
上記鱗片状中粒子(BM)は、ベース色鱗片状中粒子(BMb)とアクセント色鱗片状中粒子(BMa)の質量比が95:5~5:95であることを特徴とする請求項1に記載の被膜形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な被膜形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建築物や土木構造物に自然石調の美観性を付与する装飾仕上げ工法が知られている。近年、自然石特有の多彩な色彩等の意匠性を有する装飾仕上げが望まれるケースも増えている。
このような工法としては、例えば、雲母等の鱗片状粒子を含む被覆材を吹付け、鏝、ローラー等各種の塗装方法で塗装することが記載されている。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-262134号公報
特開2007-262294号公報
特開2019-135282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1~3のように鱗片状粒子を含む被覆材を各種の塗装方法で塗装した場合であっても、鱗片状粒子どうしの部分的な重りや密集部、あるいは疎ら部等により、形成される模様や色味にムラを生じるおそれがあった。また、吹付け塗装と比較すると、ローラーを用いて塗装する場合には、鱗片状粒子の偏りが生じやすく、美観性に劣る場合があった。特に、被塗面が凹凸模様を有する場合、上記課題を生じやすく、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、ローラー塗装において、鱗片状粒子の疎密の偏りが抑制され、鱗片状粒子に由来する色味と模様のバランスが良好な意匠を呈する美観性に優れた被膜を形成することができる被膜形成方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、鱗片状粒子を含む被覆材を特定のローラーを用いて塗装する被膜形成方法に想到し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の特徴を有するものである。
1.被塗面に対し、被覆材をローラー塗装する被膜形成方法であって、
上記被塗面は、凹凸模様を有し、
上記被覆材は、樹脂成分(A)及び鱗片状粒子(B)を含み、
上記被覆材中に、上記鱗片状粒子(B)を4~20質量%含み、
上記ローラーは、マイクロファイバー繊維ローラーであることを特徴とする被膜形成方法。
2.上記鱗片状粒子(B)は、上記鱗片状粒子(B)の総量中、短径0.7mm超2mm以下の鱗片状中粒子(BM)を50質量%以上含み、
上記中粒子(BM)は、ベース色鱗片状中粒子(BM
b
)とアクセント色鱗片状中粒子(BM
a
)の質量比が95:5~5:95であることを特徴とする1.に記載の被膜形成方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、鱗片状粒子の疎密の偏りが抑制され、鱗片状粒子に由来する色味と模様のバランスが良好な意匠を呈する美観性に優れた被膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ローラーの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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