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公開番号
2025151333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052698
出願日
2024-03-28
発明の名称
水性フレキソインキ
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09D
11/023 20140101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
本発明は、優れた版洗浄性、再溶解性及び経時安定性を実現し、さらに、水性フレキソインキに求められる、耐水摩擦性に優れる水性フレキソインキを提供すること。
【解決手段】
コア層及びシェル層を有するエマルジョン型樹脂(A)を含む、水性フレキソインキであり、前記シェル層が、ロジン樹脂、及び/又は多糖類を含む、水性フレキソインキ、あるいは、エマルジョン型樹脂(A)の下記式(1)で表されるスパン値が、5以下である、水性フレキソインキ。
式(1):スパン値=(D90-D10)/D50
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
コア層及びシェル層を有するエマルジョン型樹脂(A)を含む、水性フレキソインキであり、
前記シェル層が、ロジン樹脂、及び/又は多糖類を含む、水性フレキソインキ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
エマルジョン型樹脂(A)の下記式(1)で表されるスパン値が、5以下である、請求項1に記載の水性フレキソインキ。
式(1):スパン値=(D90-D10)/D50
D10:エマルジョン型樹脂(A)のレーザー解析式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布の累積10%径
D50:エマルジョン型樹脂(A)のレーザー解析式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布の累積50%径
D90:エマルジョン型樹脂(A)のレーザー解析式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布の累積90%径
【請求項3】
更に、体質顔料を含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項4】
体質顔料が、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリンクレイ、及びシリカからなる群より選ばれる少なくも1種を含む、請求項3に記載の水性フレキソインキ。
【請求項5】
エマルジョン型樹脂(A)と体質顔料との固形分質量比率が、85:15~35:65である、請求項3に記載の水性フレキソインキ。
【請求項6】
更に、下記一般式(2)で表される尿素系化合物を含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
一般式(2)
JPEG
2025151333000006.jpg
26
49
[一般式(2)中、R
1
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
R
2
およびR
3
は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~4のアルキル基、又は置換基を有してもよい炭素数6~9のアリール基を表す。ただし、R
2
とR
3
とが、炭素数1~3のアルキレン基を介して環を形成してもよい。]
【請求項7】
エマルジョン型樹脂(A)中に含まれるロジン樹脂及び多糖類の総質量が、固形分質量比でエマルジョン型樹脂(A)100質量%中、10~60質量%である請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項8】
エマルジョン型樹脂(A)のコア層とシェル層との質量比率が、90:10~40:60である、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項9】
更に、水溶性樹脂を含み、当該水溶性樹脂が、水溶性アクリル樹脂、水溶性ロジン樹脂、及び水溶性多糖類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項10】
基材上に、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキにより形成された印刷層を有する印刷物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性フレキソインキ及びその印刷物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、パッケージ用途としての水性フレキソ印刷では、高細線のアニロックスロールを用い、低塗布量のインキでフレキソ印刷するケースが増えている。インキが低塗布量であると、版上でインキ塗膜が乾きやすくなる結果、フレキソ版やアニロックスロールなど印刷機設備の汚れが落ちにくい問題がある。特に、水性アクリル樹脂を含む水性フレキソインキ組成物では、樹脂の溶解性に起因してフレキソ版の版洗浄性の悪化が顕著である。また一般に、水性フレキソインキ組成物においては、さらに、再溶解性、経時安定性、及び耐水摩擦性を要求され、版洗浄性との両立が課題となっている。
【0003】
特許文献1には、バインダー樹脂として、ロジン系樹脂エマルジョン及び/又はロジン系樹脂の揮発性塩基性化合物による中和物を使用した水性フレキソインキが開示されている。しかしながら、前記ロジン系樹脂エマルジョンは、コアシェル構造を有している記載が一切なく、水への溶解性が不十分である懸念がある。
特許文献2には、コア層とシェル層の間にバイオマス由来の原料から得た成分を含有する中間層を有する平均粒子径30~200nmのコアシェル構造エマルジョン型樹脂を含む水性印刷インキ組成物が開示されているが、版洗浄試験では水で膨潤させたインキ塗膜を拭き取って評価していることから、水への溶解性が不十分である懸念がある。
特許文献3及び4には、スチレンアクリルと多糖類との複合エマルジョンを使用した水性フレキソインキが開示されている。しかしながら、特許文献3、4に記載されたインキにおいても、同様に水への溶解性が不十分である懸念がある。なお、特許文献1~4では、経時安定性に関する評価が一切行われていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-108529号公報
特開2021-107495号公報
特開2021-167377号公報
特開2022-096161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、優れた版洗浄性、再溶解性及び経時安定性を実現し、さらに、水性フレキソインキに求められる、耐水摩擦性に優れる水性フレキソインキを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の包装材を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0007】
すなわち本発明は、コア層及びシェル層を有するエマルジョン型樹脂(A)を含む、水性フレキソインキであり、
前記シェル層が、ロジン樹脂、及び/又は多糖類を含む、水性フレキソインキに関する。
【0008】
また本発明は、エマルジョン型樹脂(A)の下記式(1)で表されるスパン値が、5以下である、上記の水性フレキソインキに関する。
式(1):スパン値=(D90-D10)/D50
D10:エマルジョン型樹脂(A)のレーザー解析式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布の累積10%径
D50:エマルジョン型樹脂(A)のレーザー解析式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布の累積50%径
D90:エマルジョン型樹脂(A)のレーザー解析式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布の累積90%径
【0009】
また本発明は、更に、体質顔料を含む、上記の水性フレキソインキに関する。
【0010】
また本発明は、体質顔料が、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリンクレイ、及びシリカからなる群より選ばれる少なくも1種を含む、上記の水性フレキソインキに関する。
(【0011】以降は省略されています)
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