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公開番号2025163435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066680
出願日2024-04-17
発明の名称保護部材及びワイヤーハーネス
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20251022BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】保護性能をさらに向上できる保護部材及び当該保護部材で保護されたワイヤーハーネスを提供することを目的としている。
【解決手段】保護部材3は、ボディパネルPに固定される圧着端子22を端部に備え、圧着端子22から所定の位置を外装材300で外装された端子付き電線2において、圧着端子22と外装材300との間で被覆電線21が露出する電線露出部25を保護する保護部本体31と、保護部本体31を外装材300に対して固定する固定部32とが備えられ、保護部本体31は、電線露出部25に対して、圧着端子22におけるボディパネルPへの固定面側(下方側Hd)に配置されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
被固定箇所に固定される電気部材を端部に備え、前記電気部材から所定の位置を外装材で外装された電線において、前記電気部材と前記外装材との間で前記電線が露出する電線露出部を保護する保護部本体と、
前記保護部本体を前記外装材に対して固定する固定部とが備えられ、
前記保護部本体は、前記電線露出部に対して、前記電気部材における前記被固定箇所への固定面側に配置された
保護部材。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記保護部本体は、板状に形成されるとともに、外形を変形させる線状の変形部が備えられた
請求項1に記載の保護部材。
【請求項3】
前記変形部は、前記保護部本体における一部を折り曲げ可能な折り目で構成され、
前記折り目は、前記電線の延設する延設方向に折り曲げる延設側折り目と、前記延設方向と交差する交差方向に折り曲げる交差側折り目とのうち少なくとも一方が備えられた
請求項2に記載の保護部材。
【請求項4】
前記電線露出部に対して前記保護部本体を固定する環状の固定具が備えられ、
前記固定具を装着する装着部が前記保護部本体に備えられた
請求項2に記載の保護部材。
【請求項5】
前記変形部は、前記保護部本体における一部を折り曲げ可能な折り目で構成され、
前記折り目は、前記電線の延設する延設方向に折り曲げる延設側折り目と、前記延設方向と交差する交差方向に折り曲げる交差側折り目とのうち少なくとも一方が備えられ、
前記交差側折り目が複数備えられ、
前記装着部が複数備えられるとともに、前記交差側折り目の外側に備えられた
請求項4に記載の保護部材。
【請求項6】
前記固定部側を基端側とし、前記基端側と反対側を先端側とし、
前記電線は複数備えられるとともに束ねて前記外装材で外装され、
前記交差方向に所定の間隔を隔てて備えられた二つの前記装着部を一組の装着部組とし、
前記装着部組が複数備えられ、前記装着部組における前記装着部同士の間隔が、
前記先端側から前記基端側に向かうに伴い狭くなるように設定された
請求項5に記載の保護部材。
【請求項7】
前記固定部側を基端側とし、前記基端側と反対側を先端側とし、
前記電線は複数備えられるとともに束ねて前記外装材で外装され、
前記保護部本体における前記先端側の端部が、前記基端側へ向けた凹状となるように形成された
請求項2に記載の保護部材。
【請求項8】
前記固定部は、板状に形成されるとともに、外形を変形させる線状の固定部側変形部が備えられた
請求項2に記載の保護部材。
【請求項9】
前記固定部側変形部は、一部を切り取り可能な切り取り線である
請求項8に記載の保護部材。
【請求項10】
被固定箇所に固定される電気部材を端部に備え、前記電気部材から所定の位置を外装材で外装され、前記電気部材と前記外装材との間で前記電線が露出する電線露出部を備えた電線が、
請求項1乃至9に記載のいずれかの保護部材で保護された
ワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、保護部材及び当該保護部材で保護されたワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車をはじめとした車両に搭載される様々な電装品類は、複数の被覆電線などで構成されたワイヤーハーネスで互いに電気的に接続される。そして、そのようなワイヤーハーネスは、周囲に配置された他部品などとの干渉による損傷を防止する目的で、例えば特許文献1に記載されているような外装材で外装されている。
【0003】
また、上述の外装材で外装されたワイヤーハーネスの先端部分には、接続用の端子やコネクタといった電気部材が備えられている。そのため、外装材の先端と電気部材との間でワイヤーハーネスが露出する。このような場合において、電気部材を車両の所定箇所に対して固定すると、上述のワイヤーハーネスが露出した部分と車両の所定箇所とが干渉し、ワイヤーハーネスが損傷してしまうおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2024-005366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、保護性能をさらに向上できる保護部材及び当該保護部材で保護されたワイヤーハーネスを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、被固定箇所に固定される電気部材を端部に備え、前記電気部材から所定の位置を外装材で外装された電線において、前記電気部材と前記外装材との間で前記電線が露出する電線露出部を保護する保護部本体と、前記保護部本体を前記外装材に対して固定する固定部とが備えられ、前記保護部本体は、前記電線露出部に対して、前記電気部材における前記被固定箇所への固定面側に配置された保護部材であることを特徴とする。
【0007】
上記被固定箇所は、上述の電気部材を固定する固定対象であり、例えば車両におけるボディパネルであってもよいし、搭載される電装品類そのものであってもよい。
上記電気部材は、電線を他の電装品類などに接続するためのものをさし、例えば被固定箇所に対してボルト固定するいわゆる丸形端子、先開形端子といった端子類や、コネクタ類などを含む。
【0008】
上記電線は、被覆電線や、前記被覆電線を束ねたワイヤーハーネス、光ファイバーケーブルなどの通信用ケーブルや前記通信用ケーブルの束、ワイヤーハーネスと前記通信用ケーブルの束とを束ねたものなどを含む。
上記外装材は、電線に対して外装されていれば特に限定はなく、例えばチューブ類や、パイプ類であってもよいし、電線を保護する箱型のいわゆるプロテクタであってもよい。
【0009】
上記固定部は、外装材に対して保護部本体を固定することができれば形状あるいは構成に特に限定はなく、例えば、板状に形成した固定部を外装材に巻き付けたうえで、テープなどで外装材ごと巻き回すことで固定してもよい。さらには、それぞれ係止部及び被係止部を設けた外装材と固定部とを互いに係止させることで固定してもよい。
上述の前記電気部材における前記被固定箇所への固定面とは、電気部材を被固定箇所に固定した状態において、電気部材において被固定箇所と対向する面をさす。
【0010】
またこの発明は、被固定箇所に固定される電気部材を端部に備え、前記電気部材から所定の位置を外装材で外装され、前記電気部材と前記外装材との間で前記電線が露出する電線露出部を備えた電線が、上述の保護部材で保護されたワイヤーハーネスであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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