TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025161182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064156
出願日
2024-04-11
発明の名称
音による速度計とプログラム
出願人
個人
代理人
主分類
B60R
11/02 20060101AFI20251017BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両に付属する速度計とは別に、一定の速度間隔で区切った速度範囲を異なる楽器や楽曲等に分担させ、音により前記車両の速度を運転者に把握させる音速度計において、車内に同時に出力する音楽やラジオ放送等の常時出力に運転者が向ける注力を、車速の上昇に伴い前記音速度計の出力に向けるように促がす速度計とそのプログラムである。
【解決手段】聴覚を利用して車速を認識することで、速度把握と前方注意の両立を可能にする。しかし、車両では音楽やラジオ放送などの常時出力が存在するため、常時出力の音量を車両の速度の増大に伴い段階的に低下させることで、音による速度計の出力を相対的に強調して、速度違反などの警告として有効に働かせる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の速度を複数の段階的な速度範囲で区切り、前記各速度範囲に対応づけした音源または楽曲による演奏を車内に出力して運転者に速度提示をする音速度計において、
前記音源や前記楽曲の集合の中のいずれか、あるいは全部を車両の速度に合わせて車内に出力するとともに、前記速度または前記速度範囲の増加に伴い音量が段階的または連続的に減少する音源または楽曲等を車内に別途出力させることを特徴とする音速度計
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
車両の速度を複数の段階的な速度範囲で区切り、前記各速度範囲に対応づけした音源または楽曲による演奏を車内に出力して運転者に速度提示をする音速度計において、
前記音源や前記楽曲の集合の中のいずれか、あるいは全部を車両の速度に合わせて車内に出力するとともに、前記速度または前記速度範囲の増加に伴い音量が段階的または連続的に減少する音源または楽曲等を車内に別途出力させる音速度計を実現するプログラム
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両の速度を音響により提示する速度計とそれを司るプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の速度は速度計で視覚を介して提示することが一般的である。そのため、運転者は車両が発生するエンジン音や通り過ぎる風景の様子から車両の速度を推定し、たまに速度計を見て、その速度を確認している。しかし、速度計を見る動作は前方の確認を中断するため前方不注意が生じる。このため、速度計を確認する頻度を少なくする傾向があり、それに伴い制限速度違反を起こしやすい。更に、近年の電気自動車等はエンジン音が無い場合や有っても走行速度と無関係な場合がしばしばある。このためエンジン音などの聴覚的な情報による速度の推定が困難な状況になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7202514号
特開2022-110180号公報
特開2023-105547号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の速度(以下、これを「車速」と略す)を複数の段階的な速度範囲で区切り、前記各速度範囲に対応づけした音源または楽曲による演奏を車内に出力して運転者に聴覚情報により速度提示をする音による速度計(以下、これを「音速度計」と略す)がある。
この音速度計の課題点の一つとして、車内ではもともと音楽やラジオ放送等を出力(以下、これを「常時出力」と略す)していることがしばしばあり、それも大音量で出力している場合がある。こうした状況下では音による速度提示は常時出力によりかき消されてしまい、あまり役に立たなくなる問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
音速度計が設ける段階的な速度範囲の段階が上昇するに伴い、車内にもともと出力している常時出力の音量を段階的または連続的に減少させることで、車速の増加に伴う音速度計の出力が相対的に鮮明になるようにすることで、解決を図る。
【発明の効果】
【0006】
車両の速度を複数の段階的な速度範囲で区切り、前記各速度範囲に対応づけした音源または楽曲による演奏を車内に出力して運転者に速度提示をする音速度計において、
前記音源や前記楽曲の集合の中のいずれか、あるいは全部を車両の速度に合わせて車内に出力するとともに、前記速度または前記速度範囲の増加に伴い音量が段階的または連続的に減少する音源または楽曲等を車内に別途出力させる音速度計とそれを実現するプログラムであり、
車内に出力する音楽や放送等の常時出力がたとえ大音量で出力している状況下でも、車速が増加するにつれて、常時出力の音量を相対的に音速度計の音量に比べて小さくするため、車速の増加に伴う運転の危険性の増加に対応して音速度計の出力を運転者に対して明確にすることができる効果がある。
この例として、運転者が興味あるスポーツのラジオ中継などのクライマックスなどで、常時出力に気を取られて速度に注意が向かなくなるような危険な場合でも、速度が上昇することで、常時出力が聞こえにくくなるため、速度違反のレベルが高くなるほど音速度計の出力は明確になる。その一方で、相対的に常時出力の出力レベルは低下するため、その内容が聞き取りにくくなる。このため、常時出力を明確に聴きたければ車速を低下せざるを得なくなり、運転者は車速を低下して、そのラジオ中継を聴く行動をとることになる。その結果、安全運転側に運転者の行動を移すことを促す効果が生じる。
こうした効果は常に発揮されるものではないが、状況によっては運転者の行動を安全側に移すように促す機能を内在させている音速度計と言え、これまでに知られている音速度計には存在しない機能である。
【0007】
ここまでの説明では、同じ速度範囲内での車両の走行では、常時出力の出力レベルを低下は一定であることを前提としてきた。これに対して、車速が上昇している際に制限速度が次の段階に達する少し前の速度から常時出力の音量を連続的に減少させることで、車速が次の段階が近づいていることを常時出力の音量低下により予告することが可能であり、車速の抑制を運転者に促すことが可能になる効果がある。
【0008】
次に別の効果を説明する。
道路には上り下りの坂道があるため、慎重に走行しても制限速度を多少上回ることがあることは仕方がないことである。こうした軽微な速度違反の際には、常時出力を聞きにくくするほど音速度計の出力を際立たせる必要がない。その点、本発明では常時出力の音量を速度範囲の段階が上昇するに伴い低下させるようにしているので、その低い速度の把握に対しては、必要以上に常時出力の音量の低下を起こさない効果がある。これにより、軽微な限速度違反の際には多少の違反を起こしても、その違反速度範囲での走行を薄っすらと認識にするが、常時出力を聴きにくくするほどその出力を低下させることが無い状態で使用可能である。
これにより、軽微な限速度違反の際には、運転者が傾注している常時出力を聴きにくくするような車内の音環境の悪化は、常時出力の段階的な音量減少を採用することで防ぐことができる効果がある。
【0009】
更に、車両を運転する環境が雨天であったり、夜だったり、雪道や凍結する道路であったりする場合に、段階的に減少させる常時出力の音量の減少率を増大させることで、音速度計の出力を強調させることが可能である。このため、運転環境の良し悪しにより、音速度計の際建てさせ方が変更できるため、より速度を意識した安全な運転を運転者に促すことが可能になる効果がある。もちろん、それ等の運転環境を把握し、それを評価するセンサーや仕組み等が別途必要であることは言うまでもないが、ここではそれ等について言及はしない。
【0010】
これとは別に、車速が次の違反点数(速度範囲)に近づくと、その少し前の車速から常時出力の音量が線形あるいは非線形に減少する速度範囲内の音量の部分的な減衰を利用すると、減衰が起こり始めることで、違反点数の増加が近づいていることが理解でき、運転者が車速の増加を抑制させるかどうか判断させる切欠を作ることが可能になる。
更に、速度範囲の境界付近での走行において、その境界の前後の速度を頻繁に行ききすると常時出力の出力レベルがそれに合わせて頻繁に増減するようになり、常時出力の出力が聞き苦しくなるが、この速度範囲内の音量の部分的な減衰を利用する場合、境界付近での出力レベルの変動幅を少なくできるため、聞き苦しさを低減できたり、ほぼ無くしたりすることができる新たな利点がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
タイヤレバー
3か月前
個人
前輪キャスター
2か月前
個人
上部一体型自動車
1か月前
個人
ルーフ付きトライク
3か月前
個人
空間形成装置
16日前
個人
タイヤ脱落防止構造
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
個人
車両通過構造物
3か月前
日本精機株式会社
照明装置
11日前
個人
マスタシリンダ
1か月前
個人
乗合路線バスの客室装置
4か月前
個人
常設収納型サンバイザー
22日前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
24日前
日本精機株式会社
車載表示装置
19日前
株式会社ニフコ
照明装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
3か月前
日本精機株式会社
車室演出装置
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
17日前
個人
回転窓ワイパー装置
16日前
個人
音声ガイド、音声サービス
3か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
4か月前
株式会社ニフコ
収納装置
2か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
4か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
11日前
日本精機株式会社
画像投映装置
1か月前
極東開発工業株式会社
車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用投射装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本無線株式会社
取付金具
3か月前
日本精機株式会社
車両用報知装置
23日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る