TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025136260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034615
出願日
2024-03-07
発明の名称
車両用投影装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
B60Q
1/24 20060101AFI20250911BHJP(車両一般)
要約
【課題】ミラー等を用いて車体と白線との距離を把握しようとするドライバーに対し、夜間でも昼間と同じように車体と白線との距離を把握できる車両用投影装置を提供する。
【解決手段】ガイド線GLが表記された路面を走行する車両Cに設けられる車両用投影装置1であって、ガイド線GLを検知する検知部10と、車両Cの側方又は後方に対し所望の投影表示を行うプロジェクター20と、駆動制御部30とを備え、駆動制御部30は、検知部10の検知結果に基づき、車両Cの側方視野又は後方視野において視認される視認領域Rに対して、対応するガイド線GLの位置を表す第1画像P1を当該ガイド線GLに重畳させるように投影する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガイド線が表記された路面を走行する車両に設けられる車両用投影装置であって、
前記ガイド線を検知するガイド線検知部と、
前記車両の側方又は後方に対し所望の投影表示を行う投影部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記ガイド線検知部の検知結果に基づき、前記路面のうち前記車両の側方視野又は後方視野において視認される所定領域に対して、対応する前記ガイド線の位置を表す第1画像を当該ガイド線に重畳させるように投影する第1投影処理
を実行することを特徴とする車両用投影装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第1投影処理において、
前記車両のサイドミラー又はバックミラーを介し前記側方視野又は前記後方視野において視認される前記路面の前記所定領域に対して、前記第1画像を投影する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用投影装置。
【請求項3】
前記車両の運転者の視線を検知する視線検知部を更に有し、
前記制御部は、更に、
前記視線検知部の検知結果に基づき、前記運転者が前記サイドミラー又は前記バックミラーを見ているか否かを判定する視線判定処理を実行し、
前記視線判定処理で前記サイドミラー又は前記バックミラーを見ていると判定された場合に、前記第1投影処理による前記第1画像の投影を実行する
ことを特徴とする請求項2記載の車両用投影装置。
【請求項4】
前記ガイド線検知部は、
前記ガイド線として、駐車場の駐車区画を画定する画定線を検知し、
前記制御部は、前記第1投影処理において、
前記駐車場における前記車両の後退走行に対応し、前記画定線の位置を表す前記第1画像を当該画定線に重畳させるように投影する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用投影装置。
【請求項5】
前記ガイド線検知部は、
前記ガイド線として、複数の車線を備える道路における隣接車線間の仕切線を検知し、
かつ、
前記車両による、前記仕切線を越える車線変更走行を検知する車線変更検知部を更に有し、
前記制御部は、
前記車線変更検知部により前記車線変更走行を検知した場合は、前記第1投影処理による前記第1画像の投影を中止する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用投影装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1投影処理において、
前記第1画像を、前記ガイド線の色と略同色で視認されるように投影する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用投影装置。
【請求項7】
前記制御部は、更に、
前記ガイド線検知部の検知結果に基づき、前記所定領域において、前記車両の側面位置を表す第2画像を当該車両の側面位置に沿うように投影する第2投影処理を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用投影装置。
【請求項8】
前記ガイド線までの距離を検出する距離検出部を更に有し、
前記制御部は、更に、
前記距離検出部の検出結果に基づき、前記所定領域において、前記車両の側面位置との離間距離に対応した第3画像を投影する第3投影処理を実行する
ことを特徴とする請求項7記載の車両用投影装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記第3投影処理において、
前記距離検出部による前記距離に応じて、前記第3画像の色を変化させて投影する
ことを特徴とする請求項8記載の車両用投影装置。
【請求項10】
前記制御部は、更に、
前記車両を前記ガイド線から離間させるよう促す第4画像を投影する第4投影処理を実行する
ことを特徴とする請求項7記載の車両用投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガイド線が表記された路面に対して所望の投影表示を行う車両用投影装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の走行車線逸脱防止装置が知られている。この走行車線逸脱防止装置は、白線検出センサにより車両前方の白線位置を検出する。車線逸脱判定部が白線に対する車両の方向位置から車両が白線を逸脱するか否かを判定するとともに、操舵角センサおよび無操舵判定部からなるドライバーの意識レベル検出手段を有し、警報部による警報を制御する。車両逸脱判定部は白線の状態を見て、一度白線を逸脱してもすぐに車線内に復帰するようであれぱ警報を発しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-171392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の走行車線逸脱防止装置は、白線と車両の接近時に警告を報知するものであり、車体と白線との距離を報知するものではない。また、白線と車体との距離をイラストによって表示するシステムが存在するが、イラストだけでは実際の距離が把握しにくい。
【0005】
そのため、車体感覚に乏しい運転者は頻繁に警告を報知されるか、サイドミラーを用いて車体感覚を補う必要がある。しかし、この場合、特に夜間などにおいては、後方の白線の認識がしにくく、サイドミラーを用いて車体感覚を補う運転者にとって不利な状況になるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ミラー等を用いて車体と白線との距離を把握しようとするドライバーに対し、夜間でも昼間と同じように車体と白線との距離を把握できる車両用投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ガイド線GLが表記された路面を走行する車両Cに設けられる車両用投影装置1であって、前記ガイド線GLを検知するガイド線検知部10と、前記車両Cの側方又は後方に対し所望の投影表示を行う投影部20と、制御部30と、を備え、前記制御部30は、前記ガイド線検知部10の検知結果に基づき、前記路面のうち前記車両Cの側方視野又は後方視野において視認される所定領域Rに対して、対応する前記ガイド線GLの位置を表す第1画像P1を当該ガイド線GLに重畳させるように投影する第1投影処理を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、側方又は後方においてガイド線上に投影を行うので、それをミラーで直接又はダッシュボード画像で間接的に視認することで、夜間でも昼間と同じように自車からガイド線までの距離を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置が設置された場合の車両の左側面から見た模式図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置における駆動制御部の構成を示すブロック図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置において第1画像が投影表示された場合に運転者からの左サイドミラーの見え方の一例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置において第2画像が投影表示された場合に運転者からの左サイドミラーの見え方の一例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置において、(A)ガイド線と車両との離間距離が所定値以上である場合、(B)ガイド線と車両との離間距離が所定値未満である場合、のそれぞれで第3画像が投影表示されたときに運転者からの左サイドミラーの見え方の一例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置において第4画像が投影表示された場合に運転者からの左サイドミラーの見え方の一例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用投影装置の動作を示すフローチャート。
本発明の第2の実施形態に係る車両投影装置において駐車場にバック駐車する場合の投影表示の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る車両用投影装置について、図1ないし図7を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る車両用投影装置が設置された場合の車両の左側面から見た模式図である。図1において、車両用投影装置1は、例えば車両Cの前方を撮像するフロントカメラを含む各種センサからなるセンサ部11、及び、当該センサ部11による撮像情報から路面に表記されているガイド線GLや車両Cが走行する車線を少なくとも検知する演算処理装置12からなる検知部10(ガイド線検知部)と、車両Cの側方又は後方に対して所望の投影表示を行うプロジェクター20(投影部)と、当該プロジェクター20を駆動制御する駆動制御部30(制御部)とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日本精機株式会社
表示装置
17日前
日本精機株式会社
表示装置
17日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
回路基板
11日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
日本精機株式会社
車載表示装置
2日前
日本精機株式会社
路面投影装置
25日前
日本精機株式会社
車室演出装置
23日前
日本精機株式会社
警報システム
19日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
施工管理システム
18日前
日本精機株式会社
施工管理システム
1か月前
日本精機株式会社
投射型表示システム
11日前
日本精機株式会社
投射型表示システム
11日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
17日前
日本精機株式会社
報知装置及び報知システム
1日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
26日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
26日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
2か月前
日本精機株式会社
施工管理システム及び施工管理方法
1か月前
日本精機株式会社
表示制御装置、表示装置、及び表示制御方法
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップデテイプレイ装置およびその制御方法
15日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置およびその表示制御方法
15日前
NSウエスト株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
15日前
続きを見る
他の特許を見る