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公開番号2025115829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010505
出願日2024-01-26
発明の名称デュアルロータモータ
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02K 16/02 20060101AFI20250731BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】分布巻線方式を採用し、従来に比してトルク効率を向上できるデュアルロータモータを提供する。
【解決手段】デュアルロータモータは、ステータと、外側ロータと、内側ロータと、を備える。ステータは、複数の外側スロットと、複数の外側ステータティースと、複数の内側スロットと、複数の内側ステータティースと、巻線コイルと、を有する。隣接する同位相の巻線コイルが巻かれる外側ステータティースの周方向における長さが、隣接する異位相の巻線コイルが巻かれる外側ステータティースの周方向における長さよりも短い場合を第1条件とし、隣接する同位相の巻線コイルが巻かれる内側ステータティースの周方向における長さが、隣接する異位相の巻線コイルが巻かれる内側ステータティースの周方向における長さよりも短い場合を第2条件とする場合において、デュアルロータモータは、第1条件及び第2条件のうち少なくとも一方を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
周方向に並べられる複数の外側スロットと、
前記複数の外側スロットの間のそれぞれに設けられる複数の外側ステータティースと、
前記複数の外側スロットの径方向内側に設けられ周方向に並べられる複数の内側スロットと、
前記複数の内側スロットの間のそれぞれに設けられる複数の内側ステータティースと、
前記複数の外側ステータティース及び前記複数の内側ステータティースに巻かれ複数の位相を有する巻線コイルと、を有するステータと、
前記ステータの径方向外側に設けられ、径方向内側に向かって突出する複数の第1突極部を有し、回転軸を中心として回転可能な外側ロータと、
前記ステータの径方向内側に設けられ、径方向外側に向かって突出する複数の第2突極部を有し、前記回転軸を中心として回転可能な内側ロータと、
を備え、
前記複数の外側ステータティースのうち、隣接する同位相の前記巻線コイルが巻かれる前記外側ステータティースの周方向における長さが、前記複数の外側ステータティースのうち、隣接する異位相の前記巻線コイルが巻かれる前記外側ステータティースの周方向における長さよりも短い場合を第1条件とし、
前記複数の内側ステータティースのうち、隣接する同位相の前記巻線コイルが巻かれる前記内側ステータティースの周方向における長さが、前記複数の内側ステータティースのうち、隣接する異位相の前記巻線コイルが巻かれる前記内側ステータティースの周方向における長さよりも短い場合を第2条件とする場合において、
前記第1条件及び前記第2条件のうち少なくとも一方を満たす、
デュアルロータモータ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
周方向における前記複数の第1突極部のそれぞれの長さは、
前記複数の外側ステータティースのうち、隣接し同位相の前記巻線コイルが巻かれる前記外側ステータティースの周方向における長さと、
前記複数の外側ステータティースのうち、隣接し異位相の前記巻線コイルが巻かれる前記外側ステータティースの周方向における長さと、周方向における前記複数の外側スロットの長さと、の和と略同等である、
請求項1に記載のデュアルロータモータ。
【請求項3】
周方向における前記複数の第2突極部のそれぞれの長さは、
前記複数の内側ステータティースのうち、隣接し同位相の前記巻線コイルが巻かれる前記内側ステータティースの周方向における長さと、
前記複数の内側ステータティースのうち、隣接し異位相の前記巻線コイルが巻かれる前記内側ステータティースの周方向における長さと、周方向における前記複数の内側スロットの長さと、の和と略同等である、
請求項1又は2に記載のデュアルロータモータ。
【請求項4】
径方向における前記複数の外側スロットと前記複数の内側スロットとの間のそれぞれの長さは、前記ステータに対する前記巻線コイルの固定に最低限必要な長さである、
請求項1又は2に記載のデュアルロータモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デュアルロータモータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
モータの種類の1つに、デュアルロータモータと呼ばれるものがある。デュアルロータモータは、ステータの内側及び外側のそれぞれにロータが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-98802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のデュアルロータモータでは、集中巻きの中のトロイダル巻きを採用したものが一般的である。一方、デュアルロータモータに分布巻線方式を採用すれば、ステータで発生する回転磁界を正弦波に近づけることができ、トルクリプルの制御を行いやすい利点がある。
【0005】
本発明の目的は、分布巻線方式を採用し、従来に比してトルク効率を向上できるデュアルロータモータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するため、本発明に係るデュアルロータモータは、ステータと、外側ロータと、内側ロータと、を備える。ステータは、周方向に並べられる複数の外側スロットと、複数の外側スロットの間のそれぞれに設けられる複数の外側ステータティースと、複数の外側スロットの径方向内側に設けられ周方向に並べられる複数の内側スロットと、複数の内側スロットの間のそれぞれに設けられる複数の内側ステータティースと、複数の外側ステータティース及び複数の内側ステータティースに巻かれ複数の位相を有する巻線コイルと、を有する。外側ロータは、ステータの径方向外側に設けられ、径方向内側に向かって突出する複数の第1突極部を有し、回転軸を中心として回転可能である。内側ロータは、ステータの径方向内側に設けられ、径方向外側に向かって突出する複数の第2突極部を有し、回転軸を中心として回転可能である。複数の外側ステータティースのうち、隣接する同位相の巻線コイルが巻かれる外側ステータティースの周方向における長さが、複数の外側ステータティースのうち、隣接する異位相の巻線コイルが巻かれる外側ステータティースの周方向における長さよりも短い場合を第1条件とし、複数の内側ステータティースのうち、隣接する同位相の巻線コイルが巻かれる内側ステータティースの周方向における長さが、複数の内側ステータティースのうち、隣接する異位相の巻線コイルが巻かれる内側ステータティースの周方向における長さよりも短い場合を第2条件とする場合において、デュアルロータモータは、第1条件及び第2条件のうち少なくとも一方を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、デュアルロータモータは、分布巻線方式を採用し、従来に比してトルク効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一つの実施形態のデュアルロータモータの構成の一例を示す図である。
図2は、図1に示すデュアルロータモータを3相正弦波で電流駆動したときの磁束分布の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、添付図面を参照して、デュアルロータモータ1の実施形態を詳細に説明する。以下に記載する実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用及び結果(効果)は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。なお、本明細書では、序数は、部品や部材を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
以下、本実施形態に係るデュアルロータモータ1の概略と構造について説明する。図1は、一つの実施形態のデュアルロータモータ1の構成の一例を示す図である。本実施形態のデュアルロータモータ1は、例えば、ハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)又は電気自動車(EV:Electric Vehicle)の発電用モータ又は駆動用モータに用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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