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公開番号2025125419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021466
出願日2024-02-15
発明の名称冷却器の異常検出装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01L 23/34 20060101AFI20250820BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電子部品を冷却する冷却器の冷却フィンが異常状態にあるか否かを判定できる冷却器の異常検出装置を提供する。
【解決手段】異常検出装置は、冷却フィンを有する空冷式の冷却器に設けられ、冷却器の温度である第1温度を測定する第1温度センサと、電気回路の構成要素であり冷却器によって冷却される電子部品の温度である第2温度に関する物理量を測定する第2温度センサと、第2温度センサの測定値に基づいて求められた第2温度から第1温度センサの測定値である第1温度を引いた値である検出温度差Drdが、冷却フィンが正常状態にあるときの第2温度から第1温度を引いた値である基準温度差Drsより閾値Tr以上小さい場合に、冷却フィンが異常状態にあると判定する判定部を有するECUと、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
冷却フィンを有する空冷式の冷却器に設けられ、前記冷却器の温度である第1温度を測定する第1温度センサと、
電気回路の構成要素であり前記冷却器によって冷却される電子部品の温度である第2温度に関する物理量を測定する第2温度センサと、
前記第2温度センサの測定値に基づいて求められた前記第2温度から前記第1温度センサの測定値である前記第1温度を引いた値である検出温度差が、前記冷却フィンが正常状態にあるときの前記第2温度から前記第1温度を引いた値である基準温度差より閾値以上小さい場合に、前記冷却フィンが異常状態にあると判定する判定部と、
を備える冷却器の異常検出装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記冷却フィンが前記異常状態にあると前記判定部が判定したときに、前記冷却フィンが前記異常状態にあることを報知する報知装置を備える請求項1に記載の冷却器の異常検出装置。
【請求項3】
所定量の電力である基準電力が前記電子部品に供給されたときの前記基準温度差に関するデータである基準温度差データを備え、
前記基準電力とは異なる大きさの電力である入力電力が前記電子部品に供給されたときに、前記判定部が、前記入力電力に基づいて前記基準温度差データを補正して補正基準温度差データを生成し、且つ、前記補正基準温度差データと前記検出温度差とを比較し、前記検出温度差が、前記補正基準温度差データが定める前記基準温度差より前記閾値以上小さい場合に、前記冷却フィンが前記異常状態にあると判定する請求項1又は請求項2に記載の冷却器の異常検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却器の異常検出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、スイッチング素子を有する電気回路と、冷却フィンを有する冷却器と、を備える電力変換装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-47695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の発明は、スイッチング素子を冷却する冷却器の冷却フィンに異常が発生したか否かを判定できない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、電子部品を冷却する冷却器の冷却フィンが異常状態にあるか否かを判定できる冷却器の異常検出装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の冷却器の異常検出装置は、冷却フィンを有する空冷式の冷却器に設けられ、前記冷却器の温度である第1温度を測定する第1温度センサと、電気回路の構成要素であり前記冷却器によって冷却される電子部品の温度である第2温度に関する物理量を測定する第2温度センサと、前記第2温度センサの測定値に基づいて求められた前記第2温度から前記第1温度センサの測定値である前記第1温度を引いた値である検出温度差が、前記冷却フィンが正常状態にあるときの前記第2温度から前記第1温度を引いた値である基準温度差より閾値以上小さい場合に、前記冷却フィンが異常状態にあると判定する判定部と、を備える。
【0007】
請求項1の冷却器の異常検出装置の判定部は、検出温度差が基準温度差より閾値以上小さい場合に、冷却フィンが異常状態にあると判定する。ここで、基準温度差は、冷却フィンが正常状態にあるときの第2温度から第1温度を引いた値である。また、検出温度差は、第2温度センサの測定値に基づいて求められた第2温度から第1温度センサの測定値である第1温度を引いた値である。
【0008】
冷却フィンが正常状態にあるときは、冷却器が所期の放熱機能を発揮する。ここで「冷却フィンが正常状態にある」とは、冷却フィンの表面に付着している堆積物が少量であるか又は冷却フィンの表面に堆積物が全く付着していない状態をいう。そして冷却フィンが正常状態にある場合は、冷却器が所期の放熱機能を発揮するので検出温度差が大きくなり易い。即ち、この場合は検出温度差が基準温度差より閾値以上小さい値になり難い。
【0009】
一方、冷却フィンが異常状態にあるときは、冷却器が所期の放熱機能を発揮できない。ここで「冷却フィンが異常状態にある」とは、冷却フィンの表面に大量の堆積物が付着することに起因して、冷却フィン上に堆積物が全くない場合と比べて、冷却フィンの放熱機能が大幅に低下した状態をいう。そして冷却フィンが異常状態にあるときは、冷却器が所期の放熱機能を発揮できないので、検出温度差が小さくなり易い。即ち、この場合は検出温度差が基準温度差より閾値以上小さい値になり易い。
【0010】
請求項1の冷却器の異常検出装置は、検出温度差が基準温度差より閾値以上小さい場合に、冷却フィンが異常状態にあると判定する。そのため請求項1の冷却器の異常検出装置は、電子部品を冷却する冷却器の冷却フィンが異常状態にあるか否かを判定できる。そのため、例えば電子部品の高温化に起因して電気回路が異常動作を行ったときに、作業者が冷却フィンから堆積物を除去することにより、電気回路を正常状態に戻すことが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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