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公開番号
2025130304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027401
出願日
2024-02-27
発明の名称
内燃機関
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F01M
11/00 20060101AFI20250901BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】シリンダボアが水平の側に大きく倒れたスラント型内燃機関において、オイルの注入の確実性を損なうことなくオイルパンを薄くできる技術を開示する。
【解決手段】クランクケース8の下端部の俯角部は、フランジ状の厚い後ろ向き張り出し部23になっている。クランク軸線方向視において、オイルパン9はクランクケース8の略全長にわたって広がっている。クランクケース8の後ろ向き張り出し部23は上向き凸部23aを備えており、チェーンカバー10の下向き延出部10aがボルト33で上向き凸部23aに締結されている。クランクケース8とオイルパン9との間のポケット状空間28は上向きの上向き膨らみ部28aを有しており、上向き膨らみ部28aとチェーンカバー10の内部空間とが、通気穴29と通路30,31によって連通している。上向き膨らみ部28aの空気が通路30,31から排除されるため、オイルを満杯に注入できる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
機関本体として、シリンダブロックと、前記シリンダブロックの下面に固定されたオイルパンと、前記シリンダブロックの一端面に固定されたチェーンカバーとを含んでおり、
前記シリンダブロックは、シリンダボアが水平の側に大きく倒れていてクランク軸線方向から見て下端部は俯角部と仰角部とを有している一方、前記オイルパンは、クランク軸線方向から見て前記シリンダブロックの略下面全体に広がっていて、前記シリンダブロックの俯角部と前記オイルパンの一端部との間がポケット状空間になっている内燃機関であって、
前記ポケット状空間と前記機関本体の内部空間とがエア抜き通路によって連通している、
内燃機関。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記ポケット状空間は、前記シリンダブロックの俯角部が上向き凸部を有することに起因した上向き膨らみ部を有していて、前記チェーンカバーの一部は前記シリンダブロックにおける俯角部の上向き凸部と重なっており、
前記チェーンカバーに、前記エア抜き通路として、前記ポケット状空間の上向き膨らみ部に連通した第1通路と、前記第1通路と連通して前記チェーンカバーの内部空間に開口した第2通路とが形成されている、
請求項1に記載した内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、内燃機関に関し、自動車用内燃機関を好適な対象にしている。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガソリン内燃機関のような内燃機関は、潤滑油を溜めるオイルパンを備えている。オイルパンは、その性質上、シリンダブロックの下面に水平姿勢で配置されている。そして、自動車用の直列型内燃機関の場合、シリンダボアの姿勢から見ると、大まかには、シリンダボアがほぼ鉛直姿勢になっている縦型と、水平の側に大きな角度(例えば水平との夾角が50°以下)で倒れているスラント型(例えば特許文献1~3)と、ほぼ水平姿勢になっている水平型とに大別される。
【0003】
縦型の内燃機関の場合は、クランクケースはシリンダブロックに一体に形成されていて、オイルパンはクランクケースの下面に固定されているが、スラント型の場合は、クランクケースはシリンダブロック本体とは別体に形成されていて、オイルパンはクランクケースの下面に固定されている。
【0004】
自動車用の内燃機関においてスラント型が存在するのは、主として搭載スペースの問題に起因しており、キャブオーバー型の自動車では、シリンダボアは水平の側に大きく倒れている場合が多い。
【0005】
スラント型内燃機関においても搭載スペースの上下高さの余裕はまちまちであり、特許文献3では、搭載スペースの高さの制約からオイルパンの深さを大きくとれない状況の下で、オイル貯留用のリザーバを別に設けて、リザーバの下端をオイルパンと連通させると共に、リザーバの上端とオイルパンとを通気路で接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-165386号公報
特開平05-60015号公報
特開2006-220009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
搭載スペースの制約からオイルパンの深さが制限される場合、特許文献3のようにオイルパンとは別部材のリザーバを設けることは必要なオイル量を確保する上での1つの方法であるが、リザーバを別に設けると、構造が複雑化してコストが嵩んだり組み付けに手間が掛かったりする問題、或いは、オイルパンとリザーバとの間のオイルの流れの応答性が悪いことに起因して、全体としては必要な油量が存在するのにオイルパンに液位低下が発生してストレーナからのエア吸い現象が発生するおそれがある問題も懸念される。
【0008】
更に、リザーバはオイルパンに比べて剛性が低くなる傾向を呈すると思われることから、自動車が事故を起こした場合にリザーバが損傷しやすくなってオイル漏れを発生させやすく、自力走行できない状況が発生しやすくなることも懸念される。
【0009】
従って、オイルの貯留手段はオイルパンのみで完結させるのが好ましいが、オイルパンのみであると、必要なオイル貯留容器を確保するためには平面積を大きくせねばならず、すると、オイル注入に際してオイルが行き渡りにくくなるなどの問題が生じることが懸念される。
【0010】
本願発明はこのような現状を背景に成されたものであり、オイルパンの深さを深くできない状況の下でも、オイル注入の確実性を損なうことなく、オイルパンのみにオイル貯留機能を保持させんとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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