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公開番号2025130859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028201
出願日2024-02-28
発明の名称排気ガス処理装置
出願人マレリ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F01N 3/24 20060101AFI20250902BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】冷間始動時にも浄化効率を向上できる排気ガス処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
端面26から導入される排気ガスが内部を流れる触媒担体25と、触媒担体25の側面を保持するインナーケース20と、インナーケース20の側面との間に第1の隙間41をあけ、かつ触媒担体25の端面26との間に第2の隙間をあけて設けられ、触媒担体25及びインナーケース20の少なくとも一部を収容するアウターケース10と、備える。アウターケース10は、外部から導入される排気ガスが通過する排気ガス導入路15を有し、アウターケース10とインナーケース20との少なくとも一方は、排気ガス導入路15から第1の隙間41に導入された排気ガスを触媒担体25の端面26に向けてガイドするガイド部(リブ18、凸部12a)を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
排気ガス処理装置であって、
端面から導入される排気ガスが内部を流れる触媒担体と、
前記触媒担体の側面を保持するインナーケースと、
前記インナーケースの側面との間に第1の隙間をあけ、かつ前記触媒担体の前記端面との間に第2の隙間をあけて設けられ、前記触媒担体及び前記インナーケースの少なくとも一部を収容するアウターケースと、
を備え、
前記アウターケースは、外部から導入される排気ガスが通過する排気ガス導入路を有し、
前記アウターケースと前記インナーケースとの少なくとも一方は、前記排気ガス導入路から前記第1の隙間に導入された排気ガスを前記触媒担体の前記端面に向けてガイドするガイド部を有する、
排気ガス処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気ガス処理装置であって、
前記アウターケースは、前記触媒担体の前記端面と所定の間隔をあけて対向する底部を有し、
前記ガイド部は、前記排気ガス導入路から前記第1の隙間に導入された排気ガスを、前記底部に向かって流れるようにガイドする、
排気ガス処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の排気ガス処理装置であって、
前記ガイド部は、前記底部に向かって流れるようにガイドされた排気ガスを、前記端面に向かって流れるようにガイドする、
排気ガス処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の排気ガス処理装置であって、
前記ガイド部は、前記アウターケースと前記インナーケースとの少なくとも一方から前記第1の隙間に突出して設けられて前記触媒担体内の排気ガスの流れ方向に沿った方向成分を有するリブである、
排気ガス処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の排気ガス処理装置であって、
前記リブは、前記アウターケースと前記インナーケースとの一方に設けられ、前記アウターケースと前記インナーケースとの他方とは離間している、
排気ガス処理装置。
【請求項6】
請求項4に記載の排気ガス処理装置であって、
前記排気ガス導入路から前記第1の隙間に導入された排気ガスは、前記第1の隙間を周方向の一方と他方とに分岐して流れ、
前記リブは、前記周方向の一方と他方とに各々設けられ、前記周方向における前記排気ガス導入路の反対側の位置には設けられない、
排気ガス処理装置。
【請求項7】
請求項4から6のいずれか一つに記載の排気ガス処理装置であって、
前記底部は、前記触媒担体の前記端面の中央に向かって突出する凸部を有する、
排気ガス処理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の排気ガス処理装置であって、
前記アウターケースは、前記第1の隙間を形成するように前記インナーケースの外周を覆い、前記底部と連結される円筒部をさらに有し、
前記ガイド部は、
前記円筒部と前記底部とを曲面状に連結する湾曲部と、
前記湾曲部から連続して前記底部に形成され、前記凸部との間を曲面状に連結するように外部に向かって膨出する環状の膨出部と、
を有する、
排気ガス処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の排気ガス処理装置であって、
前記リブは、前記円筒部から前記湾曲部にわたって形成される、
排気ガス処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の排気ガス処理装置であって、
前記排気ガス導入路は、前記アウターケースから径方向外側に延設される、
排気ガス処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ガス処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1の排気ガス処理ユニット(触媒担体)を通過した排気ガスが第2の排気ガス処理ユニット(触媒担体)のハウジングの外側を通過してから、第2の排気ガス処理ユニットに通過することで、第2の排気ガス処理ユニットを、第1の排気ガス処理ユニットを通過した排気ガスにより保温する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-180818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関の冷間始動時において、触媒の活性を高めて浄化効率を高めるためには、触媒を有する触媒担体を迅速に昇温させる必要がある。そこで、本願発明者は、特許文献1に記載のような構成に代えて、内燃機関から排出された排気ガスを触媒担体の外側に流通させることで、触媒担体を昇温させるように構成することを考えた。しかしながら、このような構成の場合には、触媒担体の周囲に排気ガスを均等に流すことが難しいという問題を、本願発明者は見いだした。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、冷間始動時にも排気ガスの浄化効率を向上できる排気ガス処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、排気ガス処理装置であって、端面から導入される排気ガスが内部を流れる触媒担体と、触媒担体の側面を保持するインナーケースと、インナーケースの側面との間に第1の隙間をあけ、かつ前記触媒担体の端面との間に第2の隙間をあけて設けられ、触媒担体及び前記インナーケースの少なくとも一部を収容するアウターケースと、を備え、アウターケースは、外部から導入される排気ガスが通過する排気ガス導入路を有し、アウターケースとインナーケースとの少なくとも一方は、排気ガス導入路から第1の隙間に導入された排気ガスを触媒担体の端面に向けてガイドするガイド部を有する。
【発明の効果】
【0007】
上記態様では、排気ガス導入路から導入される排気ガスが、ガイド部によって触媒担体の端面に向けてガイドされるので、排気ガスの熱が触媒担体に効率よく伝わり、触媒担体を迅速に昇温できる。したがって、冷間始動時にも排気ガスの浄化効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る排気ガス処理装置の斜視図である。
図2は、排気ガス処理装置の径方向に沿った断面図である。
図3は、排気ガス処理装置の軸方向に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る排気ガス処理装置1について説明する。
【0010】
まず、図1を参照して、排気ガス処理装置1の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る排気ガス処理装置1の斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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