TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025128601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025354
出願日
2024-02-22
発明の名称
リザーブタンク
出願人
バンドー化学株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
F01P
11/00 20060101AFI20250827BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】リザーブタンク内の流体液面が大きくあばれても気泡が流出しないようにする。
【解決手段】内部が空洞の上側リザーブタンク本体2と、それに溶着面9において密閉状に溶着される、内部が空洞の下側リザーブタンク本体3と、上側リザーブタンク本体2に設けられ、冷却水Wが導入される冷却水入口4aと、上側リザーブタンク本体2に設けられ、冷却水入口4aから導入された冷却水Wに旋回流を発生させる断面円弧状の湾曲した内面を有する旋回流発生部5と、旋回流発生部5の内部に形成され、下端が冷却水入口よりも下方まで延びる内筒部6と、下側リザーブタンク本体3に設けられ、冷却水Wが排出される冷却水出口7aと、溶着面9に設けられ、上側リザーブタンク本体2と下側リザーブタンク本体3とを仕切る仕切板8と、仕切板8に形成され、上側リザーブタンク本体2から下側リザーブタンク本体3に冷却水Wが流れ込む仕切板貫通孔8aとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流体流路に設けられ、流体の内部の気泡を分離するリザーブタンクであって、
内部が空洞の上側リザーブタンク本体と、
前記上側リザーブタンク本体に溶着面において密閉状に溶着される、内部が空洞の下側リザーブタンク本体と、
前記上側リザーブタンク本体に設けられ、前記流体が導入される流体入口と、
前記上側リザーブタンク本体に設けられ、前記流体入口から導入された流体に旋回流を発生させる断面円弧状の湾曲した内面を有する旋回流発生部と、
前記旋回流発生部の内部に形成され、下端が前記流体入口よりも下方まで延びる内筒部と、
前記下側リザーブタンク本体に設けられ、前記流体が排出される流体出口と、
前記溶着面に設けられ、前記上側リザーブタンク本体と前記下側リザーブタンク本体とを仕切る仕切板と、
前記仕切板に形成され、前記上側リザーブタンク本体から前記下側リザーブタンク本体に前記流体が流れ込む仕切板貫通孔とを備えている
ことを特徴とするリザーブタンク。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記仕切板は、前記溶着面に形成された凹部に嵌め込まれている
ことを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。
【請求項3】
前記内筒部の上側には、前記上側リザーブタンク本体の上側と連通する連通孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリザーブタンク。
【請求項4】
仕切板貫通孔は、旋回流の中心部に対してできるだけ外側に形成されている。
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリザーブタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リザーブタンクに関し、特にその気液分離構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、「HV(ハイブリッド自動車)」「EV(電気自動車)」「PHV(プラグインハイブリッド自動車)」は、モーターやバッテリーが搭載されており、モーターの冷却やバッテリーの温調、室内空調のため常に冷却水や温水が循環している。これらの冷却回路の中でリザーブタンクは、流体温度が上昇し体積が膨張することによる余分な冷却水を一時貯蔵するタンクとなる。
【0003】
また、これらの冷却回路内に気泡が混入すると、ポンプ性能や、熱交換の効率が低下するため、リザーブタンクに気液分離機構を設けているものがある(例えば、特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7287377号公報
特許第7227865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のリザーブタンクでは、車両の急加減速、急カーブでの遠心力や、悪路での振動により、流体液面が大きく変化し、流体出口に液面がかかると、空気が流体出口から流出し気泡が流体内に混入してしまう可能性がある、という問題がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両の急加減速、急カーブでの遠心力や、悪路での振動により、リザーブタンク内の流体液面が大きくあばれても気泡が流出し気泡が流体内に混入しないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明では、リザーブタンク内の適切な位置に仕切板を設けた。
【0008】
具体的には、第1の発明では、
流体流路に設けられ、流体の内部の気泡を分離するリザーブタンクであって、
内部が空洞の上側リザーブタンク本体と、
前記上側リザーブタンク本体に溶着面において密閉状に溶着される、内部が空洞の下側リザーブタンク本体と、
前記上側リザーブタンク本体に設けられ、前記流体が導入される流体入口と、
前記上側リザーブタンク本体に設けられ、前記流体入口から導入された流体に旋回流を発生させる断面円弧状の湾曲した内面を有する旋回流発生部と、
前記旋回流発生部の内部に形成され、下端が前記流体入口よりも下方まで延びる内筒部と、
前記下側リザーブタンク本体に設けられ、前記流体が排出される流体出口と、
前記溶着面に設けられ、前記上側リザーブタンク本体と前記下側リザーブタンク本体とを仕切る仕切板と、
前記仕切板に形成され、前記上側リザーブタンク本体から前記下側リザーブタンク本体に前記流体が流れ込む仕切板貫通孔とを備えている。
【0009】
上記の構成によると、断面円弧状の内壁を有する旋回流発生部により、流体入口から導入された流体に旋回流が発生するので、流体に含まれる気泡は、旋回流の中心に集まり、内筒部の内部及び外周部に沿い天井側に移動するようにして分離される。仕切板によって上側リザーブタンク本体と下側リザーブタンク本体とが仕切られているので、上側リザーブタンク本体の天井側に溜まった空気が下側リザーブタンク本体に流れ込むのが防止され、流体は、仕切板に形成した仕切板貫通孔を通って下側リザーブタンク本体に流れ込む。一方、車両の急加減速、急カーブでの遠心力や、悪路での振動により、上側リザーブタンク本体内の流体液面が大きくあばれても、液面は上側リザーブタンク本体に留まるので、下側リザーブタンク本体に設けた流体出口から気泡が流出するのが防止される。
【0010】
第2の発明では、第1の発明において、
前記仕切板は、前記溶着面に形成された凹部に嵌め込まれている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社三五
消音器
22日前
株式会社三五
排気装置
27日前
個人
ジェットエンジンタービン羽根
20日前
ダイハツ工業株式会社
冷却装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
20日前
スズキ株式会社
排気装置
21日前
スズキ株式会社
排気装置
21日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
22日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステム
19日前
株式会社SUBARU
ピストン冷却構造
11日前
トヨタ自動車株式会社
異音診断プログラム
13日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1か月前
フタバ産業株式会社
消音器
11日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
12日前
株式会社SUBARU
車両
1日前
マツダ株式会社
排気浄化装置
27日前
マツダ株式会社
排気浄化装置
27日前
トヨタ自動車株式会社
過給エンジンの制御装置
1日前
本田技研工業株式会社
ウォータポンプ診断装置
11日前
三菱重工業株式会社
排熱回収システム
20日前
マレリ株式会社
排気ガス処理装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
水素エンジンの排気浄化装置
1日前
バンドー化学株式会社
リザーブタンク
27日前
UBE三菱セメント株式会社
蒸気タービンを用いたシステム
1か月前
いすゞ自動車株式会社
排気処理装置
1か月前
株式会社SUBARU
硫黄除去方法
1日前
いすゞ自動車株式会社
浄化システム
1か月前
いすゞ自動車株式会社
後処理システム
1か月前
愛三工業株式会社
内燃機関の排気浄化装置
29日前
フタバ産業株式会社
排気部品及び排気部品の製造方法
27日前
愛三工業株式会社
内燃機関の排気浄化システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る