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公開番号2025131408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024029131
出願日2024-02-28
発明の名称車両における電力の制御方法
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60L 1/00 20060101AFI20250902BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の主蓄電部の充電時において車両全体の電力の利用効率の悪化を抑制することができる車両における電力の制御方法を得る。
【解決手段】ECU22のCPUは、車両10に搭載されたメインバッテリ16を外部電源30で充電する前に、メインバッテリ16から出力される第1直流電圧を第1直流電圧と電圧が異なる第2直流電圧に変換可能なDC/DCコンバータ28と回路を介して電気的に接続された補機バッテリ20の充電率を上昇させ、外部電源30でメインバッテリ16を充電するときに、補機バッテリ20で車両10に搭載された補機18に電力を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された主蓄電部を外部電源で充電する前に、当該主蓄電部から出力される第1直流電圧を当該第1直流電圧と電圧が異なる第2直流電圧に変換可能な直流電圧変換部と回路を介して電気的に接続された補機用蓄電部の充電率を上昇させ、
前記外部電源で前記主蓄電部を充電するときに、前記補機用蓄電部で前記車両に搭載された補機に電力を供給する、
車両における電力の制御方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記主蓄電部の充電時において前記充電率が第1閾値以上の場合に当該充電率が当該第1閾値よりも小さい第2閾値に達するまで前記補機用蓄電部の第1出力電圧が前記直流電圧変換部の第2出力電圧よりも大きい第1状態とし、
前記主蓄電部の充電時において前記充電率が前記第2閾値以下の場合に前記第2出力電圧が前記第1出力電圧よりも大きい第2状態とする、
請求項1に記載の車両における電力の制御方法。
【請求項3】
前記第2状態において前記第2出力電圧を前記直流電圧変換部の通常時の出力電圧よりも低い値とすると共に、当該直流電圧変換部から前記補機用蓄電部及び前記補機に電力を供給する、
請求項2に記載の車両における電力の制御方法。
【請求項4】
前記車両に搭載された操作部による入力で前記外部電源による前記主蓄電部への充電の開始時刻を設定し、
前記開始時刻前における前記車両の走行中に前記直流電圧変換部から前記補機用蓄電部に当該補機用蓄電部が満充電になるまで電力を供給する、
請求項1に記載の車両における電力の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両における電力の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車載用充電器に関する発明が開示されている。この車載用充電器では、メインバッテリ(主蓄電部)が外部電源と電気的に非接続である場合において、補機バッテリの電圧が閾値以上の値であるとき、コントローラが、DC/DCコンバータを非動作状態とし、補機バッテリが充電されないようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-35067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、メインバッテリを外部電源で充電するときに、補機バッテリの電力が不足していると、車両に搭載された補機にDC/DCコンバータを介して電力を供給する必要がある。しかし、メインバッテリの電圧は、補機バッテリの電圧よりも大きいため、メインバッテリからDC/DCコンバータを介して補機に電力を供給すると、DC/DCコンバータの変換効率が悪化し、車両全体の電力の利用効率の観点において好ましくない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両の主蓄電部の充電時において車両全体の電力の利用効率の悪化を抑制することができる車両における電力の制御方法を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両における電力の制御方法は、車両に搭載された主蓄電部を外部電源で充電する前に、当該主蓄電部から出力される第1直流電圧を当該第1直流電圧と電圧が異なる第2直流電圧に変換可能な直流電圧変換部と回路を介して電気的に接続された補機用蓄電部の充電率を上昇させ、前記外部電源で前記主蓄電部を充電するときに、前記補機用蓄電部で前記車両に搭載された補機に電力を供給する。
【0007】
第1の態様に係る車両における電力の制御方法によれば、車両に搭載された主蓄電部を外部電源で充電する前に、この主蓄電部から出力される第1直流電圧を、第1直流電圧と電圧が異なる第2直流電圧に変換可能な直流電圧変換部と回路を介して電気的に接続された補機用蓄電部の充電率を上昇させる。
【0008】
このため、補機用蓄電部には、車両に搭載された主蓄電部を外部電源で充電する前に電力が蓄積される。
【0009】
ところで、主蓄電部を外部電源で充電するときに、補機用蓄電部の電力が不足していると、車両に搭載された補機に主蓄電部からの電力を直流電圧変換部を介して供給する必要がある。しかし、主蓄電部の電圧が補機用蓄電部の電圧よりも大きいと、主蓄電部から直流電圧変換部を介して補機に電力を供給するときに、直流電圧変換部の変換効率が悪化し、車両全体の電力の利用効率の観点において好ましくない。
【0010】
ここで、本態様では、主蓄電部の外部電源による充電前において、補機用蓄電部が充電された状態となっており、主蓄電部の外部電源による充電時において、主蓄電部からの電力に頼ることなく、補機用蓄電部によって車両に搭載された補機に電力を供給することができる。すなわち、本態様では、主蓄電部の外部電源による充電時において、主蓄電部からの電力を直流電圧変換部を介して補機に供給する必要がない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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