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公開番号2025094869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023223867
出願日2023-12-13
発明の名称車両用スリップ防止装置
出願人個人
代理人
主分類B60B 39/08 20060101AFI20250618BHJP(車両一般)
要約【課題】凍結路面に対して、比較的簡単な構成手段により路面のスリップ防止性能を格段に向上させる事が可能で、かつ路面に撒いた物質は路上に残留しても環境に影響を与えない物質を用いた車両用スリップ防止装置を得る事である。
【解決手段】車両用スリップ防止装置0は、滑り止め物質を貯留するタンク内に滑り止め物質が滞留しないような働きをする撹拌扇によりブリッジ防止手段を得ながら、スクリューとブロアにより噴出しノズル2から滑り止め物質を凍結路面12に撒いてスリップ防止機能を確保できるよう構成されている。滑り止め物質は、オガ屑・砂・もみ殻等の固体を用いる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
タンク内に貯留された滑り止め物質の滞留を防止するブリッジ防止機構を前記タンク内に設け、車両のタイヤの前方もしくはタイヤ外周面に噴出させ凍結路面との摩擦を増大させ、前記タイヤのスリップを防止させられるようにした事を特徴とする車両用スリップ防止装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両用スリップ防止装置の本体であって、前記本体は前記滑り止め物質を搬送するらせん状の搬送用スクリューと、前記滑り止め物質のブリッジ防止用の撹拌機構と、前記滑り止め物質を風で噴出する送風機構とを備えている事を特徴とする車両用スリップ防止装置。
【請求項3】
請求項1記載の車両用スリップ防止装置の本体であって、前記本体は前記タンクに設けられ前記滑り止め物質のブリッジ防止用の撹拌機構と、前記タンク下部に設けられ前記滑り止め物質を、水平に取り付けられた軸の周囲に放射状に複数の板が取り付けられた回転体により、前記滑り止め物質を下方に搬送したり停止したりできるロータリーバルブと、前記滑り止め物質を風で噴出させる送風機構とを備えている事を特徴とする車両用スリップ防止装置。
【請求項4】
請求項1記載の車両用スリップ防止装置の本体であって、前記本体は前記タンクに設けられ前記滑り止め物質のブリッジ防止用のバイブレーターと、前記タンク下部に設けられ前記滑り止め物質を、水平に取り付けられた軸の周囲に放射状に複数の板が取り付けられた回転体により、前記滑り止め物質を下方に搬送および停止の制御ができるロータリーバルブと、前記滑り止め物質を風で噴出させる送風機構とを備えている事を特徴とする車両用スリップ防止装置。
【請求項5】
請求項1記載の車両用スリップ防止装置では、前記滑り止め物質とは固形の粒上で砂、オガ屑またはもみ殻であって環境に負荷を与えない物質である事を特徴とする車両用スリップ防止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凍結路面上に滑り止め物質を撒く事により車両のタイヤのスリップを防止する車両用スリップ防止装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、走行中の車両のスリップ防止の方法としては、ABS(アンチロックブレーキングシステム)があるが、これは圧雪路面等で多少の摩擦力が確保できる場合は有効な手段ではあるが、凍結路面ともなると摩擦力も極端に減少しABSでは満足できるようなものではない。その為、交差点・峠筋などのスリップによる立ち往生等の危険性が考えられる所では、道路端に砂箱を設置してあり車から人が降りて道路に砂を撒くという方法が取られていた。
【0003】
一方数十年前頃は、冬季における積雪などにより凍結した路面でのスリップ防止対策の代表としてスパイクタイヤがあったが、舗装路面の走行では路面を削り取り、粉塵公害を引き起こすとして使用が禁止されたという事があった。それ以降スタッドレスタイヤが普及し多くのドライバーが使用しているが、凍結路面では制動距離が長く止まりたくとも止まれないという怖い思いを経験した人は多い。そのような状況下でも安全に止まれるスリップ防止方法が望まれて来た。このような凍結路でもスリップを有効に防止する手段として、特許文献1に記載された「車両用スリップ防止装置」特開2006-188077が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-188077
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1は特許文献1のイメージ図である。液体貯留タンク91、液体を加熱するコイル92、液体の噴射ポンプ93,接続パイプ94,駆動回路95,制御回路96,液面計97、液温計98等々からなり高温の液体を路面に噴出して凹凸を形成するという装置。しかし、これでは構造が複雑で設置スペースも広く必要になり昨今の密集度の高いエンジンルーム内に収納するのは困難で、更にコスト的にも決して安価では済まない。
【0006】
本発明はシステム全体の構造を簡素化する事で車両への取付けスペースとコストを抑える事が可能になり、本装置が一人でも多くの人に受け入れられ一人でも多くの人が凍結路面でのスリップによる事故から回避でき安心・安全で快適なスノードライブを提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の装置は、タンク内に貯留された滑り止め物質の滞留を防止するブリッジ防止機構を前記タンク内に設け、車両の前記タイヤの前方もしくはタイヤ外周面等に噴出させ凍結路面との摩擦を増大させ、前記タイヤのスリップを防止させられるようにした事を特徴とする車両用スリップ防止装置。
【発明の効果】
【0008】
かかる構成によれば、本体、噴出しノズル、制御ボックス、制御用配線、操作スイッチからなり、車内の操作スイッチによりノズルの先端から滑り止め物質を噴出させ、路面を滑りにくくさせる事ができる。
【0009】
かかる構成によれば、構成物が少ない簡単な構造の為比較的安価に取付けできる。
【0010】
かかる構成によれば、凍結路面において、車内からのスイッチ操作で車両のタイヤ前方に滑り止め物質を撒く事により、車両のスリップを回避する事ができる。
(【0011】以降は省略されています)

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