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公開番号2025100265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023223911
出願日2023-12-22
発明の名称車載小物入れ兼雨傘収納具
出願人個人
代理人
主分類B60N 3/00 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者が手の届く位置にスマホや菓子類を入れ置き、雨天日は車内を濡らさずに濡れた雨傘を素早く容易に収納して保管する車載小物入れ兼雨傘収納具を提供する。
【解決手段】箱状の小物入れ部3と、筒状の雨傘収納部4をそれぞれ備えた収納具本体2であり、小物入れ部は雨傘収納部を上側から塞ぐ脱着自在の底蓋部7を設け、雨傘収納部は小物入れ部の底面と一体状に成る筒状の基胴部5、カップ状の先胴部8を設け、先胴部は接合部6aを設け、基胴部と先胴部は接合部を間に挟んで脱着自在で一本状に連結する構成であり、基胴部は上方側先端部位に底蓋部を表面部位に載置して支える内周壁に沿う環状の台座部5aを設け、基胴部は上下伸縮自在の蛇腹折り構造で筒状の包胴部6を内蔵する構成で設け、包胴部は上方側先端部位付近を台座部の裏面部位に固着して設け、下方側先端部位付近を先胴部の上方側先端部位付近の適宜位置に固着して設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方側が開口した箱状の小物入れ部と、前記小物入れ部の底面適宜位置に雨傘を出し入れして保管する筒状の雨傘収納部を、それぞれ備えた収納具本体であり、
前記小物入れ部は、底面の開口した前記雨傘収納部を上側から塞ぐ脱着自在の底蓋部を設け、前記底蓋部は表面の中央部位付近に凹状の摘持部を設け、
前記雨傘収納部は、前記小物入れ部の底面と一体状に成る筒状の基胴部を設け、前記基胴部の下方側に突頭部を備えたカップ状の先胴部を設け、
前記先胴部は、上方側先端部位に接合部を設け、
前記基胴部と前記接合部は、それぞれ当接する部位に脱着自在のマグネット材で接着部を設け、前記基胴部と前記先胴部は前記接合部を間に挟んで脱着自在で一本状に連結する構成であり、
前記基胴部は、上方側先端部位に内側へ少し突出する構成で前記底蓋部を表面部位に載置して支える内周壁に沿う環状の台座部を設け、
前記基胴部は、上下伸縮自在の蛇腹折り構造で筒状の包胴部を内蔵する構成で設け、
前記包胴部は、上方側先端部位付近を前記台座部の裏面部位に固着して設け、下方側先端部位付近を前記先胴部の上方側先端部位付近の適宜位置に固着して設けたことを特徴とする車載小物入れ兼雨傘収納具。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記小物入れ部は、濡れた雨傘に付着して垂れ落ちる雨水を収納する隙間溝状の垂水貯部を、ダッシュボードと対面する1辺壁を除く他の3辺壁の外周を囲むような構成で設け、
前記3辺壁の下部位適宜位置に米粒大位で穴状の排水部を、それぞれ複数設けたことを特徴とする請求項1に記載の車載小物入れ兼雨傘収納具。
【請求項3】
前記小物入れ部は、取り付けるダッシュボード側の1辺壁の適宜位置に環状の掛部を複数設け、前記複数の掛部を掛けて、脱着自在に前記ダッシュボードに取り付ける柱受部を備えた台板部を独立構成で複数設けたことを特徴とする請求項1に記載又は請求項2に記載の車載小物入れ部兼雨傘収納具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車内運転席から手が届く位置に、スマホや菓子類などを一時的に入れ置いて、雨天日には雨傘を収納保管する車載小物入れ兼雨傘収納具に関するものである。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車内運転席から手が届く位置に、スマホや菓子類などを入れ置く小物入れは無く、コンソールボックスや助手席に置いていた。また雨天日には濡れた雨傘をそのまま、若しくはビニール袋に入れて助手席の空いている場所に置いて保管していた。
尚、乗車する人が、雨天日に傘の収納を素早く行い、車内を濡れや汚れから守る為につくられた、車内雨傘収納具(特許文献1参照)と、自動車の車内にあって、多種多様な長さの傘を簡単に整理することができ、しかも車の走行中に乗車している者との接触時等にも安定性があって転倒しないストッパー付き伸縮自在軸を備えた車載用傘立て具(特許文献2参照)と、乗り物用で傘立て具を隅に取り付ける、傘を立てる装置の車両用傘立て具(実用新案文献3)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-112818号広報
特許3991238号
【実用新案文献3】
【】
実全昭57-084139号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の車内運転席から手が届く位置にスマホや菓子類などを入れ置くことと、雨天日は入れ替える形で、濡れた雨傘を素早く容易に車内を濡らさずに収納して保管することは不可能だった。
本発明は、以上の問題点を解決する為になされたものである。
【問題点を解決する為の手段】
【0005】
上方側が開口した箱状の小物入れ部と、前記小物入れ部の底面適宜位置に雨傘を出し入れして保管する筒状の雨傘収納部を、それぞれ備えた収納具本体であり、
前記小物入れ部は、底面の開口した前記雨傘収納部を上側から塞ぐ脱着自在の底蓋部を設け、前記底蓋部は表面の中央部位付近に凹状の摘持部を設け、
前記雨傘収納部は、前記小物入れ部の底面と一体状に成る筒状の基胴部を設け、前記基胴部の下方側に突頭部を備えたカップ状の先胴部を設け、
前記先胴部は上方側先端部位に接合部を設け、
前記基胴部と前記接合部は、それぞれ当接する部位に脱着自在のマグネット材で接着部を設け、前記基胴部と前記先胴部は前記接合部を間に挟んで脱着自在で一本状に連結する構成であり、
前記基胴部は、上方側先端部位に内側へ少し突出する構成で前記底蓋部を表面部位に載置して支える内周壁に沿う環状の台座部を設け、
前記基胴部は、上下伸縮自在の蛇腹折り構造で筒状の包胴部を内蔵する構成で設け、
前記包胴部は、上方側先端部位付近を前記台座部の裏面部位に固着して設け、下方側先端部位付近を前記先胴部の上方側先端部位付近の適宜位置に固着して設ける。
以上の構成より成る車載小物入れ兼雨傘収納具。
【発明の効果】
【0006】
従来不可能とされていた、運転席から手が届く位置にスマホや菓子類を入れ置くことと、雨天日は入れ替える形で、濡れた雨傘を素早く容易に車内を濡らさずに収納して保管することを、本発明が可能にした。
なお、車内を全く濡らさないので、カビの発生を防いで衛生面でも役立つ。
また、運転席から手の届く位置に小物入れがあるので、何かと便利で重宝すると共に、不要な時や助手席に乗車する際には、手間なく容易に外せるので邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の斜視図
本発明の斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の断面斜視図
本発明の断面斜視図
【本発明を実施する為の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
請求項1
(イ)上方側が開口した箱状の小物入れ部(3)と、前記小物入れ部(3)の底面適宜位置に雨傘(A)を出し入れして保管する筒状の雨傘収納部(4)を、それぞれ備えた収納具本体(2)である。図1参照。
(ロ)前記小物入れ部(3)は、底面の開口(直径9cm位)した前記雨傘収納部(4)を上側から塞ぐ脱着自在で直径9cm位の底蓋部(7)を設ける。
前記底蓋部(7)は、表面の中央部位付近に手指で摘まんで持ち上げる凹状の摘持部(7a)を設ける。
(ハ)前記小物入れ部(3)と前記底蓋部(7)は、プラスチック材又は木材などで設ける。
(ニ)前記雨傘収納部(4)は、前記小物入れ部(3)の底面と一体状に成るプラスチック材で筒状の基胴部(5)を設け、前記基胴部(5)の下方側に先部位に突頭部(8a)を備えたプラスチック材でカップ状の先胴部(8)を設ける。
(ホ)前記先胴部(8)は、上方側先端部位にプラスチック材で一体状に接合部(6a)を設ける。
(ヘ)前記基胴部(5)と前記接合部(6a)は、それぞれ当接する部位に脱着自在のマグネット材で接着部(6b)を設け、前記基胴部(5)と前記先胴部(8)は前記接合部(6a)を間に挟んで脱着自在で一本状に連結した構成である。
(ト)前記基胴部(5)は、上方側先端部位に内側へ少し突出する構成で前記底蓋部(7)表面部位に載置して支える内周壁に沿う環状の台座部(5a)を設ける。図5参照。
(チ)前記基胴部(5)は、上下に圧縮開放して伸縮自在の蛇腹折り構造で筒状の包胴部(6)を、ビニール材や防水繊維材などで内蔵する構成で設ける。
(リ)前記包胴部(6)は、上方側先端部位付近を前記台座部(5a)の裏面部位に接着剤で固着して設け、下方側先端部位付近を前記先胴部(8)の上方側先端部位付近の適宜位置に接着剤で固着して設ける。図5と図6参照。
(ヌ)前記包胴部(6)は、縮小時10cm位で最伸時50cm位である。
請求項2
(ル)前記小物入れ部(3)は、濡れた雨傘に付着して垂れ落ちる雨水を収納する隙間溝状の垂水貯部(3a)を、ダッシュボード(D)と対面する1辺壁を除く他の3辺壁の外周を囲むような構成で設け、前記3辺壁の下部位適宜位置に米粒大位で穴状の排水部(4c)をそれぞれ複数設ける。
請求項3
(ヲ)前記小物入れ部(3)は、取り付けるダッシュボード(D)側の1辺壁の適宜位置に環状の掛部(3b)を複数設け、前記複数の掛部(3b)を掛けて、前記ダッシュボード(D)に脱着自在に取り付ける柱受部(9a)を備えた台板部(9)を独立構成で複数設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明の車載小物入れ兼雨傘収納具(1)を使用する時は、車の助手席の座席(Z)前面にあるダッシュボード(D)の表面適宜位置に台板部(9)を接着剤で取り付ける。
次に、収納具本体(2)の小物入れ部(3)背面にある掛部(3b)を前記台板部(9)の柱受部(9a)に掛けて前記収納具本体(2)を水平姿勢に保つ。この時、独立した脱着自在の底蓋部(7)は前記小物入れ部(3)の底に載置して開口を塞いだ状態である。
雨天日以外は、前記小物入れ部(3)にスマホや菓子類などを入れ置いて使用する。
そして、天気予報で雨予報の時は事前に前記小物入れ部(3)は空にして、前記底蓋部(7)を外して、雨傘をいつでも雨傘収納部(4)に収納できる状態にしておく。
運転者は雨で濡れた雨傘(A)を2~3回開け閉めして付着した雨水を振り払った後、ドアを開けて、閉じた状態の前記雨傘(A)の石突きを助手席側の前記収納具本体(2)に向けて前記雨傘収納部(4)に差し入れるようにしながら、運転席に乗り込む。
この時、前記雨傘(A)を前低姿勢にするので付着した雨水は、全て前記小物入れ部(3)内に入り、車内のどこも濡らすことはない。
前記雨傘(A)の石突きを前記雨傘収納部(4)内へ差し入れて、手に持った柄を上方へ上げて、前記雨傘(A)を下方へ押し下げるようにして石突きで前記雨傘収納部(4)の先部位の先胴部(8)を下方へ押し下げれば、連結一体状で伸縮自在の包胴部(6)が伸びて、前記雨傘(A)は前記雨傘収納部(4)に収納される。
前記雨傘(A)に付着していて垂れる雨水は、前記小物入れ部(3)外周に備えた垂水貯部(4c)に入り、その雨水は排水部(4c)の穴を通って前記小物入れ部(3)内へ入って更に前記雨傘収納部(4)内へ入り、前記包胴部(6)を通って最終的には前記先胴部(8)内に貯水される。
また、前記のように運転者が濡れた雨傘(A)の石突き部位を前記小物入れ部(3)に差し入れた後、空いた左手で前記収納具本体(2)を持ち上げて前記掛受部(9a)から外して、位置や角度及び高低を調節しながら前記雨傘(A)を前記雨傘収納部(4)内へ差し入れる作業で、容易で難なくスムースに収納できる。
前記雨傘(A)を取り出す時も、同様の作業で容易に難なくスムースに取り出せる。
なお、走行中も前記車載小物入れ兼雨傘収納具(1)に収納した前記雨傘(A)は、安定姿勢を保ち続けるので安全で安心である。
【符号の説明】
【0009】
1車載小物入れ兼雨傘収納具、2収納具本体、3小物入れ部、4雨傘収納部、5基胴部、6包胴部、7底蓋部、8先胴部、9台板部、3a垂水貯部、3b掛部、4c排水部、5a台座部、6a接合部、6b接着部、7a摘持部、8a突頭部、9a柱受部、A雨傘、Dダッシュボード、Fフロントガラス、Z座席、U床

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