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公開番号
2025035388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142395
出願日
2023-09-01
発明の名称
懸架装置
出願人
株式会社松華
代理人
個人
主分類
B60G
5/01 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約
【課題】走行時の振動吸収性能が改良された車両用の懸架装置を提供すること。
【解決手段】
車両の前後方向に直列配置された複数のリーフスプリング10,20,30を備え、直列配置された各リーフスプリングは、それぞれ別の前記車軸を支持しており、相互に隣接する前側及び後側の2つの隣接リーフスプリングの間に、前記車台に回動可能に取り付けられた連結部材40,50が配置されており、前記連結部材には、前記前側隣接リーフスプリングの後端のリーフ後端部12,22,32と、前記後側隣接リーフスプリングの前端のリーフ前端部11,21,31が連結されており、前記2つの隣接リーフスプリングのいずれか一方が受けた荷重の一部を、前記連結部材を介して他方の前記隣接リーフスプリングに伝達可能になっている、懸架装置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車台と当該車台が備える複数の車軸との間に配置される車両用の懸架装置であって、
車両の前後方向に直列配置された複数のリーフスプリングを備え、
直列配置された各リーフスプリングは、それぞれ別の前記車軸を支持しており、
相互に隣接する前側及び後側の2つの隣接リーフスプリングの間に、前記車台に回動可能に取り付けられた連結部材が配置されており、
前記連結部材には、前記前側隣接リーフスプリングの後端のリーフ後端部と、前記後側隣接リーフスプリングの前端のリーフ前端部が連結されており、
前記2つの隣接リーフスプリングのいずれか一方が受けた荷重の一部を、前記連結部材を介して他方の前記隣接リーフスプリングに伝達可能になっている、懸架装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記リーフ後端部と前記連結部材との連結構造であるリーフ後端連結構造と、前記連結部材と前記リーフ前端部との間のリーフ前端連結構造のうち、少なくともいずれか一方の連結構造は、スライド連結である、請求項1に記載の懸架装置。
【請求項3】
前記リーフ前端連結構造は、前記連結部材の後部連結部に、前記後側隣接リーフスプリングの前記リーフ前端部が回動可能に支持された回転連結であり、
前記リーフ後端連結構造は、前記前側隣接リーフスプリングの前記リーフ後端部と前記連結部材の前部連結部とが相互にスライド可能に連結されたスライド連結であって、しかも、当該リーフ後端部及び当該前部連結部のうちの一方であるガイド面に沿って他方であるスライダがスライド可能に連結された構成であり、
前記スライダは、当該スライダが前記ガイド面の一端側の突き当たり部に突き当たる一方の突き当たり位置と、当該スライダが前記ガイド面の他端側の突き当たり部に突き当たる他方の突き当たり位置との間のスライド区間でスライド可能であり、
当該スライダが前記スライド区間に位置する状態で、前記前側隣接リーフスプリングの前記リーフ後端部が後方及び/又は上方に移動した場合あるいは前方及び/又は下方に移動した場合、前記スライダと前記ガイド面とが相互にスライドすることができる、請求項2に記載の懸架装置。
【請求項4】
前記スライダが前記一方の突き当たり位置に位置する状態で、前記前側隣接リーフスプリングの前記リーフ後端部が後方及び/又は上方に移動すると、前記連結部材が回動し、当該連結部材に連結された前記後側隣接リーフスプリングの前記リーフ前端部が下方移動する、請求項3に記載の懸架装置。
【請求項5】
前記リーフ後端部は前記ガイド面を有するものであり、前記前部連結部はスライダを有するものである、請求項4に記載の懸架装置。
【請求項6】
直列配置されており、それぞれ別個の前記車軸を支持する前記リーフスプリングの数は3以上であり、
最前方の前記リーフスプリングと最後方の前記リーフスプリングの間に配置された中間リーフスプリングのリーフ前端部は、当該中間リーフスプリングの前側に配置された前側連結部材の前記後部連結部に回動可能に支持されており、
当該中間リーフスプリングのリーフ後端部のガイド面は、当該中間リーフスプリングの後側に配置された後側連結部材の前記前部連結部のスライダにスライド可能に連結されており、
当該中間リーフスプリングが受けた荷重の一部を、前記前側連結部材を介して前側で隣接する前記前側隣接リーフスプリングに伝達可能になっており、しかも、前記後側連結部材を介して後側で隣接する前記後側隣接リーフスプリングに伝達可能になっている、請求項5に記載の懸架装置。
【請求項7】
前記スライダが前記一方の突き当たり位置に位置する状態で、前記中間リーフスプリングのたわみが伸びる変動は、
当該中間リーフスプリングの前記リーフ後端部が後方及び/又は上方に移動して前記後側連結部材が回動し、当該後側連結部材に連結された前記後側隣接リーフスプリングの前記リーフ前端部が下方移動する動作と、
当該中間リーフスプリングの前記リーフ前端部が前方及び/又は上方に移動して前記前側連結部材が回動する動作と、のうち、
両方又はいずれか一方の動作を生じさせる、請求項6に記載の懸架装置。
【請求項8】
車両が路上に停車した状態で、
前記スライダは、前記スライド区間内に位置しており、しかも前記車台に回動可能に連結された前記連結部材の回動軸よりも上方に位置しており、
前記後側隣接リーフスプリングのリーフ前端部は、前記回動軸よりも上方に位置している、請求項3に記載の懸架装置。
【請求項9】
前記車軸は、いずれも、従動輪を支持するものである、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の懸架装置。
【請求項10】
前記車両は、前記従動輪を制動する制動装置を備えていない被牽引車両用である、請求項9に記載の懸架装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両で用いられる懸架装置に関し、特に、リーフスプリングを用いた懸架装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
リーフスプリングは、車両用サスペンションとして広く用いられる(特許文献1の図1など参照)。
このリーフスプリング1はその後端部でシャックル5にリンク機構によって連結(回り対偶で連結)されており、シャックル5はリーフスプリング1の後端部に対して前方向きの付勢力を付与している。
車輪が路面の凸部に差し掛かるなどしてリーフスプリングが上向きの力を受けると、リーフスプリング自体の弾発力およびシャックルの付勢力が反力として作用してサスペンション機能を果たすようになっている。
【0003】
また、リーフスプリングは、乗用車、トラックさらには牽引車両(トラクタ)などの動力源を備えた車両のみならず、トレーラ(被牽引車両)においても広く用いられている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-76481号公報
特開2019- 6235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、リーフスプリングは、採用実績も多く構造がシンプルという点で優れているが、振動吸収性能の向上について検討が必要な場合がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、走行時の振動吸収性能が改良されたリーフスプリングを用いた懸架装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車台と当該車台が備える複数の車軸との間に配置される車両用の懸架装置であって、車両の前後方向に直列配置された複数のリーフスプリングを備え、直列配置された各リーフスプリングは、それぞれ別の前記車軸を支持しており、相互に隣接する前側及び後側の2つの隣接リーフスプリングの間に、前記車台に回動可能に取り付けられた連結部材が配置されており、前記連結部材には、前記前側隣接リーフスプリングの後端のリーフ後端部と、前記後側隣接リーフスプリングの前端のリーフ前端部が連結されており、前記2つの隣接リーフスプリングのいずれか一方が受けた荷重の一部を、前記連結部材を介して他方の前記隣接リーフスプリングに伝達可能になっている、懸架装置である。
【0007】
前記リーフ後端部と前記連結部材との連結構造であるリーフ後端連結構造と、前記連結部材と前記リーフ前端部との間のリーフ前端連結構造のうち、少なくともいずれか一方の連結構造は、スライド連結である。
【0008】
前記リーフ前端連結構造は、前記連結部材の後部連結部に、前記後側隣接リーフスプリングの前記リーフ前端部が回動可能に支持された回転連結であり、前記リーフ後端連結構造は、前記前側隣接リーフスプリングの前記リーフ後端部と前記連結部材の前部連結部とが相互にスライド可能に連結されたスライド連結であって、しかも、当該リーフ後端部及び当該前部連結部のうちの一方であるガイド面に沿って他方であるスライダがスライド可能に連結された構成であり、前記スライダは、当該スライダが前記ガイド面の一端側の突き当たり部に突き当たる一方の突き当たり位置と、当該スライダが前記ガイド面の他端側の突き当たり部に突き当たる他方の突き当たり位置との間のスライド区間でスライド可能であり、当該スライダが前記スライド区間に位置する状態で、前記前側隣接リーフスプリングの前記リーフ後端部が後方及び/又は上方に移動した場合あるいは前方及び/又は下方に移動した場合、前記スライダと前記ガイド面とが相互にスライドすることができる。
【0009】
前記スライダが前記一方の突き当たり位置に位置する状態で、前記前側隣接リーフスプリングの前記リーフ後端部が後方及び/又は上方に移動すると、前記連結部材が回動し、当該連結部材に連結された前記後側隣接リーフスプリングの前記リーフ前端部が下方移動する。
【0010】
前記リーフ後端部は前記ガイド面を有するものであり、前記前部連結部はスライダを有するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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