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公開番号2025089612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204330
出願日2023-12-04
発明の名称キャンピングトレーラー
出願人個人
代理人
主分類B60P 3/34 20060101AFI20250609BHJP(車両一般)
要約【課題】ハッチバック車を改造したトレーラーキャビン内に足置きスペースを利用する機能を共有するカウンターテーブルと、二つの床下収納スペースを備えたキャンピングトレーラーの提供を図る。
【解決手段】センターピラー部より前方を開放し、その開放された前方部を居住空間を拡張する形状に形成されるフロントボディカバーを装着したトレーラーキャビンを形成し、後部座席を前方に折り畳んで形成される後部座席背面スペースと、後部座席足置きスペースと、ラゲッジスペースと、から成る居住空間スペースを形成し、後部座席足置きスペースを足置きスペースカバー板によって覆被することで第一の床下収納スペースとすると共にラゲッジスペースの下方のタイヤハウス部をラゲッジスペースカバー板によって覆被することで第二の床下収納スペースを形成し、足置きスペースカバー板をフロントボディカバーの室内側にカウンターテーブルとして機能する手段を採る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハッチバック車を改造したトレーラーキャビン内に足置きスペースを利用する機能を共有するカウンターテーブルと、二つの床下収納スペースを備えたキャンピングトレーラーであって、
前記ハッチバック車のセンターピラー部より前方を自走するのに必要な機能ならびに装置を取り外して前方部を開放し、その開放された前方部を居住空間を拡張する形状に形成されるフロントボディカバーを装着したトレーラーキャビンを形成し、
後部座席を前方に折り畳んで形成される後部座席背面スペースと、後部座席足置きスペースと、ラゲッジスペースと、から成る居住空間スペースを形成し、
前記後部座席足置きスペースを足置きスペースカバー板によって覆被することで第一の床下収納スペースとすると共に、前記ラゲッジスペースの下方のタイヤハウス部をラゲッジスペースカバー板によって覆被することで第二の床下収納スペースを形成し、
前記足置きスペースカバー板を前記フロントボディカバーの室内側にカウンターテーブルとして機能するように設けて成ることを特徴とするキャンピングトレーラー。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記トレーラーキャビンの前方下方両側に接地固定装置を備えると共に、後方に居住空間を拡張する居住空間拡張手段を備えて成ることを特徴とする請求項1記載のキャンピングトレーラー。
【請求項3】
前記トレーラーキャビンの前方にヒッチメンバー構造による連結牽引装置を備えて成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のキャンピングトレーラー。
【請求項4】
前記トレーラーキャビンの前方に旋回フレーム構造による中折れ牽引装置を備えて成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のキャンピングトレーラー。
【請求項5】
前記トレーラーキャビンの車体幅寸法が650~1480mmで形成されて成ることを特徴とする請求項4記載のキャンピングトレーラー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハッチバック車を改造したトレーラーキャビン内に足置きスペースを利用する機能を共有するカウンターテーブルと、二つの床下収納スペースを備えたキャンピングトレーラーに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来におけるキャンピングトレーラーは、走行中に乗車することができないという運行条件の規制はあるが、その特徴的な構造としては「牽引車とトレーラーが連結器でつながっている」ということに尽きる。つまり、牽引車とトレーラーを切り離してしまえば、牽引車(自家用車)だけで何処へでも自由気ままに単独行動することができるものである。
従って、従来における自走式の大型キャンピングトレーラーとは異なり旅先での小回りが利くので、現地での観光や買い物などが容易くできることによって、旅行の自由度ならびに満喫度が格段と高まると共に、トレーラー内の座席の形状や配置を自由にレイアウトすることができ、さらに、車体の大きさや内装仕様においてもユーザー嗜好を多様に反映させることができることから、近年におけるドライブ宿泊旅行の交通手段の一つとしてその需要が益々増加している。
【0003】
そのような多様なユーザー嗜好を反映して多種多様のキャンピングトレーラーが開発されている。例えば貨物自動車の荷台に載置したキャンピングシェルを回動させて居住空間を備えた「キャンピングシェル」(特許文献-1)が提案されている。
【0004】
しかしながら、係る「キャンピングシェル」の提案は、貨物自動車の荷台に載置した所定の重量のあるキャンピングシェルを手動で回動させる手段を採用していることから下記に示すような問題点を解決する必要があった。
・乗用車が荷台のある貨物自動車に限定される。
・所定の重量シェルを手動で回動させるには一定の背丈と腕力を必要とする。
・回動させるにあたって安全装置がないため危険である。
・回動させるシェル内に備品を収納することができない。
・シェル内に入るには階段を必要とする。
・展開シェルを階段状又は円弧状に引き出すため居住空間が狭い。
といった多くの問題があった。
【0005】
また、キャスターを装着したキャビンをキャンピングカーの後方荷台にスライド可能に出し入れ収納することができる「キャンピングカー」(特許文献-2)が提案されている。
【0006】
しかしながら、係る「キャンピングカー」の提案は、キャンピングカーの後方荷台にキャビンを収納する手段を採用していることから下記に示すような問題点を解決する必要があった。
・乗用車がキャビンを格納することができる大型のワンボックスカーに限定される。
・キャビンがキャンピングカーの収納空間より小型にする必要があるため居住空間が狭い。
・キャンピングカーならびにキャビンがオリジナル製作となるため車両製作価格ならびに車両購入価格が高騰になる。
・走行時においてキャビンを格納した状態での牽引自動車の居住空間が制限される。
・就寝スペースがワンボックスカーの後方荷台スペースに限定される。
・キャビンのスカート設置作業ならびに構造が複雑である、といった多くの問題があった。
【0007】
本発明のキャンピングトレーラーは上記の多くの問題点をクリアするものである。
・キャンピングトレーラーのボディ本体を二分割してスライドさせることによって、居住空間の拡大を図ると共に運転時の走行性を高めることができる。
・ユースドカーが後輪牽引走行となることで、車両空間のフラット化が図られ、さらに、車体高さの低重心化が図られる。
・キャンピングトレーラーの車体フレームとユースドカーの車体フレームが共通化しているため車体剛性が高い。
・車両ボディの天井高さが立ち歩き仕様ではなく、座り歩き仕様であるためキャンピングトレーラーの軽量化ならびにコンパクト化が図れる。
・既存のユースドカーの高度な車体設計性能を利用することができる。
・従来のオリジナルのハンドメイド製造ではなく、既存のユースドカーを利用した改造製
造であるため大幅な製造コストの低廉化が図れる。
・車両デザインが前方部を除いて既存のユースドカーのボディデザインを流用するため既存のユースドカーの車体ボディに内蔵されている車幅灯、方向指示灯、ストップランプ、室内灯、ナンバープレート照明灯、ハザードランプ、施錠キー、オートドアロック装置、ガラス窓開閉装置などを再利用することができる。
・牽引車の後輪走行タイヤとトレーラーキャビンの走行タイヤのホイールベースが短いことから運転時の走行性ならびに操舵性を高めることができる。
・トレーラーキャビンに延長床板パネルを連結するだけで就寝スペースを容易に確保することができる。といった多くの特徴を備えるものである。
【0008】
従来におけるキャンピングトレーラーの製作手段は、主に手作業で一台一台仕上げるハンドメイド生産に頼っていることから、車両価格が高い、納期がかかる、修理部品の調達ができない、修理期間がかかる、修理単価が高いなどの問題点があると同時に、既存のユースドカーと比して、コンパクト性、軽量性、運転性、外装デザイン性、多様性、堅牢性、防水性、防音性、耐久性、耐候性、安全性、利便性などの車体設計性能を備えているものではなかった。
また、従来におけるキャンピングトレーラーの多くは、就寝ベッド、ソファ、キャンピング用品、キッチン、トイレ・シャワー、娯楽用品等を備えて車内を立ち歩きできる大型仕様になり勝ちになり、その結果、購入価格が高い、大型で運転が難しい、大きな駐車スペースが必要とするなど日本特有の住宅事情とあいまって、これまでに広く一般的に普及してこなかった要因となっていた。
【0009】
本出願人は、上記の問題点を鑑みてなされたもので、従来より普及している大型且つ豪華装備の高価格帯のキャンピングトレーラーと比べて、低価格であると共にコンパクトで運転性に優れたキャンピングトレーラーの提供ができないものかという構想の下、ハハッチバック車を改造したトレーラーキャビン内に足置きスペースを利用する機能を共有するカウンターテーブルと、二つの床下収納スペースを備えたキャンピングトレーラーを開発し、本発明における「キャンピングトレーラー」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特許5992571号公報
特開2000-52845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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