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公開番号2025098585
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214820
出願日2023-12-20
発明の名称保持装置
出願人株式会社ニフコ
代理人個人
主分類B60R 19/24 20060101AFI20250625BHJP(車両一般)
要約【課題】格別の操作を要することなく、寸法誤差などに起因して正規位置に外装部品を取り付けできないズレが生じているときに、これを補正できるようにする。
【解決手段】ベース部材4は、雌部材3を、雌部材3への雄部材2の導入方向xに交叉する第1方向yへの移動可能に支持する。雌部材3及び雄部材2の少なくとも一方には、雌部材3への雄部材2の導入の過程で、これらの他方の一部に当接可能な案内部5が形成されており、前記当接によって雌部材3の第1方向yへの移動が生じるようになっている。ベース部材4及び雌部材3のいずれか一方に、少なくとも雌部材3の前記移動後の位置において、これらの他方に形成された被係合部7に係合可能な係合部6を備えさせてなる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両用の外装部品及びその取付対象のいずれか一方に備えさせることが可能なベース部材と、
前記外装部品及び前記取付対象の他方に備えさせることが可能な雄部材と、
前記雄部材を導入可能に構成される共に、この導入終了位置で前記雄部材を保持する雌部材とを備えてなり、
前記ベース部材は、前記雌部材を、前記雌部材への前記雄部材の導入方向に交叉する第1方向への移動可能に支持するようになっており、
前記雌部材及び前記雄部材の少なくとも一方には、前記雌部材への前記雄部材の導入の過程で、これらの他方の一部に当接可能な案内部が形成されており、前記当接によって前記雌部材の前記第1方向への移動が生じるようになっていると共に、
前記ベース部材及び前記雌部材のいずれか一方に、少なくとも前記雌部材の前記移動後の位置において、これらの他方に形成された被係合部に係合可能な係合部を備えさせてなる、保持装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記被係合部を、前記第1方向において隣り合う凸部との間に前記係合部を受容可能とする凹部を作って多段状に形成された複数の前記凸部によって形成させてなる、請求項1に記載の保持装置。
【請求項3】
前記雌部材は、前記雄部材を受け入れ可能とする筒状をなすと共に、その側部の一部を易弾性変形部とし、かつ、前記側部の外面となる前記易弾性変形部の外面に前記ベース部材に備えられた前記被係合部に対する前記係合部を備えた構成となっており、
前記雌部材への前記雄部材の前記導入終了位置に至る導入を前記易弾性変形部の内面に対する前記雄部材の接触に伴う前記易弾性変形部の弾性変形によって許容すると共に、この弾性変形によって少なくとも前記導入終了位置において前記被係合部への前記係合部の係合が生じるようにしてなる、請求項1に記載の保持装置。
【請求項4】
前記雌部材は、前記雄部材を受け入れ可能とする筒状をなすと共に、その側部の一部を易弾性変形部とし、かつ、前記側部の外面となる前記易弾性変形部の外面に前記ベース部材に備えられた前記被係合部に対する前記係合部を備えた構成となっており、
前記雌部材の前記第1方向への移動を、前記雌部材の内方に向けた前記易弾性変形部の弾性変形によって前記係合を解くことで許容すると共に、
前記移動後の前記易弾性変形部の弾性復帰によって前記係合を再び生じさせるようにしてなる、請求項1に記載の保持装置。
【請求項5】
少なくとも前記雄部材の前記導入終了位置において前記易弾性変形部の前記内面に対して前記雄部材を接触させるようにしてなる、請求項4に記載の保持装置。
【請求項6】
前記案内部を傾斜面とさせてなる、請求項1に記載の保持装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用の外装部品とその取付対象との間に介在して、前記取付対象に前記外装部品を保持させるように機能する保持装置の改良に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
バンパーの取付位置を調整可能にする構造として、車体側に取り付けられるクリップに対しバンパーを支持するスペーサを上下動可能に備えさせたものがある(特許文献1参照)。この特許文献1のものは、寸法誤差などに起因して車体側の正規位置(所望位置)にバンパーを取り付けできないズレが生じているときに、これを補正可能とする。
しかるに、この特許文献1のものにあっては、クリップを構成する移動ブロックをねじの操作により移動させてスペーサを所望の位置まで移動させた後にバンパーを取り付けることを要するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-79391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、車両用の外装部品とその取付対象との間に介在して前記取付対象に前記外装部品を保持させるように機能する保持装置において、格別の操作を要することなく、寸法誤差などに起因して正規位置(所望位置)に外装部品を取り付けできないズレが生じているときに、これを補正できるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、保持装置を、車両用の外装部品及びその取付対象のいずれか一方に備えさせることが可能なベース部材と、
前記外装部品及び前記取付対象の他方に備えさせることが可能な雄部材と、
前記雄部材を導入可能に構成される共に、この導入終了位置で前記雄部材を保持する雌部材とを備えてなり、
前記ベース部材は、前記雌部材を、前記雌部材への前記雄部材の導入方向に交叉する第1方向への移動可能に支持するようになっており、
前記雌部材及び前記雄部材の少なくとも一方には、前記雌部材への前記雄部材の導入の過程で、これらの他方の一部に当接可能な案内部が形成されており、前記当接によって前記雌部材の前記第1方向への移動が生じるようになっていると共に、
前記ベース部材及び前記雌部材のいずれか一方に、少なくとも前記雌部材の前記移動後の位置において、これらの他方に形成された被係合部に係合可能な係合部を備えさせてなる、ものとした。
【0006】
前記被係合部を、前記第1方向において隣り合う凸部との間に前記係合部を受容可能とする凹部を作って多段状に形成された複数の前記凸部によって形成させるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
【0007】
また、前記雌部材は、前記雄部材を受け入れ可能とする筒状をなすと共に、その側部の一部を易弾性変形部とし、かつ、前記側部の外面となる前記易弾性変形部の外面に前記ベース部材に備えられた前記被係合部に対する前記係合部を備えた構成となっており、
前記雌部材への前記雄部材の前記導入終了位置に至る導入を前記易弾性変形部の内面に対する前記雄部材の接触に伴う前記易弾性変形部の弾性変形によって許容すると共に、この弾性変形によって少なくとも前記導入終了位置において前記被係合部への前記係合部の係合が生じるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
【0008】
また、前記雌部材は、前記雄部材を受け入れ可能とする筒状をなすと共に、その側部の一部を易弾性変形部とし、かつ、前記側部の外面となる前記易弾性変形部の外面に前記ベース部材に備えられた前記被係合部に対する前記係合部を備えた構成となっており、
前記雌部材の前記第1方向への移動を、前記雌部材の内方に向けた前記易弾性変形部の弾性変形によって前記係合を解くことで許容すると共に、
前記移動後の前記易弾性変形部の弾性復帰によって前記係合を再び生じさせるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
この場合、少なくとも前記雄部材の前記導入終了位置において前記易弾性変形部の前記内面に対して前記雄部材を接触させるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
【0009】
また、前記案内部を傾斜面とすることが、この発明の態様の一つとされる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、第1に、外装部品を取付対象に対し取り付ける際に、前記第1方向において、雄部材の位置に対し雌部材の位置が所期の位置にあり、両位置が整合している場合には、雌部材に雄部材を前記導入終了位置まで導入させることができる。
また、第2に、外装部品を取付対象に対し取り付ける際に、前記第1方向において、雄部材の位置に対し雌部材の位置が所期の位置になく、両位置間に一定のズレが生じている場合には、前記当接によって前記雌部材の前記第1方向への移動を生じさせることができる。そして、この雌部材の移動によって前記ズレをなくして(補正して)雌部材に雄部材を前記導入終了位置まで導入することができる。
また、第3に、前記のように第1方向に移動された雌部材を、前記係合により移動後の位置に保持することができ、これにより、外装部品は取付対象に対し適切且つ安定的に取り付られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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