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公開番号2025050516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159355
出願日2023-09-25
発明の名称タイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人
主分類B60C 9/20 20060101AFI20250328BHJP(車両一般)
要約【課題】近年タイヤの使用期間が長くなる傾向があり、スチールコードとベルトコート用ゴムとの接着性が長期の使用に伴い低下し、耐久性が損なわれるという問題点がある。また、タイヤには高い操縦安定性が常に求められる。
【解決手段】ベルトコート用ゴムと、カーカスコート用ゴムとを備え、前記ベルトコート用ゴムは、天然ゴムを含むジエン系ゴム、カーボンブラックおよびシリカからなる充填剤、有機酸コバルト塩、フェノール系樹脂および硬化剤を特定量で含有し、20℃における動的貯蔵弾性率(Belt E')が13MPa以上であり、かつ前記ベルトコート用ゴムの20℃における動的貯蔵弾性率(Belt E')と前記カーカスコート用ゴムの20℃における動的貯蔵弾性率(Carcass E')の比(Belt E')/(Carcass E')が2.5~3.5であるタイヤによって上記課題を解決した。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
スチールコードがベルトコート用ゴムによりコートされたベルト層と、カーカスコードがカーカスコート用ゴムによりコートされたカーカスプライと、
を備えるタイヤにおいて、
前記ベルトコート用ゴムは、天然ゴムを含むジエン系ゴム、カーボンブラックおよびシリカからなる充填剤、有機酸コバルト塩、フェノール系樹脂および硬化剤を含有し、
前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記充填剤を50~70質量部含有し、
前記カーボンブラックに対するシリカの量が質量比として1.0~3.5であり、
下記式(1)で表されるシラン化合物を前記シリカに対して2~10質量%含有し、
20℃における動的貯蔵弾性率(Belt E')が13MPa以上であり、かつ
前記ベルトコート用ゴムの20℃における動的貯蔵弾性率(Belt E')(MPa)と前記カーカスコート用ゴムの20℃における動的貯蔵弾性率(Carcass E')(MPa)の比(Belt E')/(Carcass E')が2.5~3.5である
ことを特徴とするタイヤ。
TIFF
2025050516000005.tif
26
72
(式(1)中、R

およびR

は炭素数1~18の炭化水素基であり、R

は炭素数1~3の炭化水素基または水素である。R

~R

はヘテロ原子を含んでいてもよい(ただし、硫黄は含まない)。nは0~2の数を表す。)
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N

SA)が50~120m

/gであり、かつ前記シリカのCTAB比表面積が100~170m

/gであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記シリカが、バイオマス由来のシリカであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ベルトコート用ゴムが、前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記有機酸コバルト塩をコバルト量として0.1~1.5質量部、前記フェノール系樹脂を0.5質量部以上3.0質量部未満、前記硬化剤を0.5~5.0質量部含有することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記有機酸コバルト塩がネオデカン酸ホウ酸コバルトであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関するものであり、詳しくは長期使用によるベルト層の劣化を抑制し、耐久性および操縦安定性に優れるタイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤは左右一対のビード部およびサイドウォール部と、両サイドウォール部に連なるトレッド部とから主に構成されている。タイヤの内側にはカーカス層が設けられ、カーカス層の両端部はビードコアをタイヤ内側から外側へ包みこむように折り返されている。カーカス層は、カーカスコードがカーカスコート用ゴムによりコートされた、少なくとも1枚のカーカスプライから構成されている。
トレッド部は、キャップトレッドとアンダートレッドとからなり、このアンダートレッドとカーカス層との間に、ベルト層が配設されている。ベルト層は、タイヤ補強層として配置される少なくとも1枚のベルトプライを有する。このベルトプライには、強い衝撃や大きな荷重がかかるため、補強材としてスチールコードが用いられ、スチールコードはベルトコート用ゴムにより被覆される。ベルトコート用ゴムは、スチールコードとの良好な接着性が必要とされる。
一方、近年タイヤの使用期間が長くなる傾向があり、スチールコードとベルトコート用ゴムとの接着性が長期の使用に伴い低下し、耐久性が損なわれるという問題点がある。また、タイヤには高い操縦安定性が常に求められる。
【0003】
下記特許文献1には、スチールコードとの接着性能を改良するゴム組成物の提供を目的とし、天然ゴムを含むジエン系ゴムに、ネオデカン酸ホウ酸コバルトを0.3~1.5質量部、ステアリン酸コバルトを0.5~1.0質量部、フェノール系樹脂を0.5質量部以上2.0質量部未満、硬化剤を0.5~5.0質量部および硫黄を4.0~8.0質量部配合してなるゴム組成物であって、動歪2%、20℃における動的貯蔵弾性率(E′)が13MPa以上、60℃の正接損失(tanδ)が0.20以下、歪60%、400rpmの定歪疲労試験で破壊するまでの繰り返し回数が35,000回以上であることを特徴とするゴム組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6288148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、長期使用によるベルト層の劣化を抑制し、耐久性に優れ、操縦安定性を維持または向上したタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ベルトコート用ゴムの組成を特定化し、かつベルトコート用ゴムとカーカスコート用ゴムの動的貯蔵弾性率の比を特定の範囲に定めることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。
【0007】
すなわち本発明は、スチールコードがベルトコート用ゴムによりコートされたベルト層と、カーカスコードがカーカスコート用ゴムによりコートされたカーカスプライと、
を備えるタイヤにおいて、
前記ベルトコート用ゴムは、天然ゴムを含むジエン系ゴム、カーボンブラックおよびシリカからなる充填剤、有機酸コバルト塩、フェノール系樹脂および硬化剤を含有し、
前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記充填剤を50~70質量部含有し、
前記カーボンブラックに対するシリカの量が質量比として1.0~3.5であり、
下記式(1)で表されるシラン化合物を前記シリカに対して2~10質量%含有し、
20℃における動的貯蔵弾性率(Belt E')が13MPa以上であり、かつ
前記ベルトコート用ゴムの20℃における動的貯蔵弾性率(Belt E')(MPa)と前記カーカスコート用ゴムの20℃における動的貯蔵弾性率(Carcass E')(MPa)の比(Belt E')/(Carcass E')が2.5~3.5である
ことを特徴とするタイヤを提供するものである。
【0008】
TIFF
2025050516000001.tif
26
72
【0009】
(式(1)中、R

およびR

は炭素数1~18の炭化水素基であり、R

は炭素数1~3の炭化水素基または水素である。R

~R

はヘテロ原子を含んでいてもよい(ただし、硫黄は含まない)。nは0~2の数を表す。)
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、長期使用によるベルト層の劣化を抑制し、耐久性および操縦安定性に優れたタイヤを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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