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公開番号
2025095405
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211383
出願日
2023-12-14
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/03 20060101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約
【課題】ドライ性能の低下を抑制しつつ、ウエット性能及びスノー性能により優れるタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ10は、2本の周方向主溝16と、タイヤ周方向に隣り合うV字形溝18とによってセンター陸部22が区画形成され、回転方向が指定されている。V字形溝18は、タイヤ周方向の一側へV字状に突出した先端部20を有し、先端部20からタイヤ幅方向の両側へそれぞれ延在し、2本の周方向主溝16に連通している。傾斜細溝30は、タイヤ周方向の一側へ向かってタイヤ幅方向外側へ傾斜し、タイヤ周方向に隣り合うV字形溝18にそれぞれ連通している。先端部20に、先端部20からタイヤ周方向の一側へ延在する、第1分岐溝と第2分岐溝とが設けられている。第1分岐溝は、センター陸部22内で終端している。第2分岐溝は、タイヤ周方向の一側に隣接するV字形溝18に連通している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド表面に、2本の周方向主溝と、前記2本の周方向主溝のタイヤ幅方向内側に配置されタイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられたV字形溝と、を備え、前記2本の周方向主溝と、タイヤ周方向に隣り合う前記V字形溝とによってセンター陸部が区画形成され、回転方向が指定されたタイヤであって、
前記2本の周方向主溝は、タイヤ赤道面を挟んでタイヤ幅方向の両側にそれぞれ設けられ、タイヤ周方向に延在しており、
前記V字形溝は、タイヤ周方向の一側へV字状に突出した先端部を有し、前記先端部からタイヤ周方向の他側に向かってタイヤ幅方向の両側へそれぞれ傾斜して延在し、前記2本の周方向主溝に連通しており、
タイヤ赤道面から一側の周方向主溝までの間、及びタイヤ赤道面から他側の周方向主溝までの間に傾斜細溝がそれぞれ複数設けられ、
前記傾斜細溝は、タイヤ周方向の一側へ向かってタイヤ幅方向外側へ傾斜し、タイヤ周方向に隣り合う前記V字形溝にそれぞれ連通しており、
前記先端部に、前記先端部からタイヤ周方向の一側へ延在する、第1分岐溝と第2分岐溝とが設けられ、
前記第1分岐溝は、前記センター陸部内で終端しており、
前記第2分岐溝は、タイヤ周方向の一側に隣接する前記V字形溝に連通している、タイヤ。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記2本の周方向主溝のそれぞれの中心線の、タイヤ周方向に対するなす角度が、±5°の範囲内である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
複数の前記傾斜細溝の一部は、タイヤ幅方向外側へ凸となる形状を有する屈曲部を含む屈曲傾斜細溝である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記傾斜細溝は、踏み込み側の溝幅に比べ、蹴り出し側の溝幅の方が広い、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記屈曲傾斜細溝は、蹴り出し側の溝深さに比べ、踏み込み側の溝深さの方が浅い、請求項3に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記屈曲傾斜細溝の、踏み込み側の中心線のタイヤ周方向に対するなす角度が±5°の範囲内である、請求項3に記載のタイヤ。
【請求項7】
正規内圧を付与し、正規荷重の80%の荷重を負荷した状態における接地幅に対し、
タイヤ赤道面から前記接地幅の5%の範囲内に配置される前記第2分岐溝の少なくとも一部は、前記第2分岐溝の溝深さを前記2本の周方向主溝の溝深さより浅くする底上げ部を有する、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
複数の前記傾斜細溝の一部は、タイヤ幅方向外側へ凸となる形状を有する屈曲部を含む屈曲傾斜細溝であり、
前記底上げ部における前記第2分岐溝の溝深さは、前記2本の周方向主溝の溝深さの40%以上60%以下の範囲であり、前記屈曲傾斜細溝の踏み込み側の溝深さより浅い、請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
正規内圧を付与し、正規荷重の80%の荷重を負荷した状態における接地幅に対し、タイヤ赤道面を中心とするタイヤ幅方向に前記接地幅の20%の範囲をセンター部、前記センター部のタイヤ幅方向外側に隣接する前記接地幅の20%の範囲をそれぞれミドル部とした場合、前記センター部に含まれる溝面積がそれぞれの前記ミドル部に含まれる溝面積よりも小さい、請求項1に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤのウエット性能およびスノー性能を向上できるタイヤとして、例えば、特許文献1に記載のタイヤが知られている。上記特許文献1に記載のタイヤは、複数の第一陸部が、タイヤ周方向に隣り合って配列され、複数の第二陸部が、タイヤ周方向に隣り合って配列され、第一陸部および第二陸部が、タイヤ赤道面に沿って千鳥状に配列される。また、第一陸部および第二陸部のそれぞれが、陸部を貫通して前記一対の傾斜主溝に開口する複数の貫通溝と、これらの貫通溝に区画されて成る複数のブロックとを備える。最内センターブロックが、ブロックのうちタイヤ赤道面に最も近いブロックとして定義される。また、最内センターブロックのエッジ部が、傾斜主溝の接続部に開口する切欠部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-183128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、冬用タイヤは、ウエット性能及びスノー性能のさらなる向上が求められている。
本発明は、ドライ性能の低下を抑制しつつ、ウエット性能及びスノー性能により優れるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様のタイヤは、トレッド表面に、2本の周方向主溝と、前記2本の周方向主溝のタイヤ幅方向内側に配置されタイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられたV字形溝と、を備え、前記2本の周方向主溝と、タイヤ周方向に隣り合う前記V字形溝とによってセンター陸部が区画形成され、回転方向が指定されたタイヤであって、
前記2本の周方向主溝は、タイヤ赤道面を挟んでタイヤ幅方向の両側にそれぞれ設けられ、タイヤ周方向に延在しており、
前記V字形溝は、タイヤ周方向の一側へV字状に突出した先端部を有し、前記先端部からタイヤ周方向の他側に向かってタイヤ幅方向の両側へそれぞれ傾斜して延在し、前記2本の周方向主溝に連通しており、
タイヤ赤道面から一側の周方向主溝までの間、及びタイヤ赤道面から他側の周方向主溝までの間に傾斜細溝がそれぞれ複数設けられ、
前記傾斜細溝は、タイヤ周方向の一側へ向かってタイヤ幅方向外側へ傾斜し、タイヤ周方向に隣り合う前記V字形溝にそれぞれ連通しており、
前記先端部に、前記先端部からタイヤ周方向の一側へ延在する、第1分岐溝と第2分岐溝とが設けられ、
前記第1分岐溝は、前記センター陸部内で終端しており、
前記第2分岐溝は、タイヤ周方向の一側に隣接する前記V字形溝に連通している、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ドライ性能の低下を抑制しつつ、ウエット性能及びスノー性能により優れる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態のタイヤのトレッド表面の一例を示す平面図である。
図2は、図1のII-II線に沿った部分拡大図である。
図3は、図1のIII-III線に沿った部分拡大図である。
図4は、図2のIV-IV線に沿った部分拡大断面図である。
図5は、図2のV-V線に沿った部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係るタイヤの実施形態(以下に示す、基本形態及び付加的形態2~9)を、図面に基づいて詳細に説明する。これらの実施の形態は、本発明を限定するものではない。また、上記実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記実施の形態に含まれる各種形態は、当業者が自明の範囲内で任意に組み合わせることができる。
【0009】
以下の説明において、タイヤ径方向とは、タイヤの回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、タイヤ幅方向とは、上記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)に向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、タイヤの回転軸に直交するとともに、タイヤのタイヤ幅の中心を通る平面である。なお、ある方向に「沿う」とは、ある方向と平行な方向である場合に限らず、ある方向に対し±15°未満の角度で傾斜している場合を含む。タイヤ周方向の蹴り出し側と踏み込み側は、前進時を基準とする。
【0010】
同様に、以下の説明において、正規リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、又はETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。
同様に、以下の説明において、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、又はETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」をいう。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、又はETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」をいう。
同様に、以下の説明において、接地幅とは、正規リムを組み込んだ状態で、正規内圧を付与し、正規荷重の80%の荷重を負荷した状態において路面と接する領域のタイヤ幅方向の最大寸法をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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