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公開番号2025103342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220681
出願日2023-12-27
発明の名称タイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60C 11/03 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】低転がり抵抗性能を維持しつつ、ウェットトラクション性能を向上すること。
【解決手段】タイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝21と、各周方向主溝のタイヤ幅方向内側で区画された単一のセンター陸部31と、各周方向主溝のタイヤ幅方向外側で区画された一対のショルダー陸部32と、センター陸部にてタイヤ周方向に延びる開口縁部に切欠22c,23cが形成される少なくとも1本の周方向細溝22,23と、センター陸部にてタイヤ幅方向に延び開口縁部に切欠42cが設けられタイヤ周方向に複数形成される幅方向細溝42と、を有し、周方向細溝および幅方向細溝は、インフレート状態で荷重負荷時に、溝底および切欠を除いて細溝の対向する溝壁の少なくとも20[%]が接触しトレッド面15Aで開口する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝と、
各前記周方向主溝のタイヤ幅方向内側で区画された単一のセンター陸部と、
各前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側で区画された一対のショルダー陸部と、
前記センター陸部にてタイヤ周方向に延びる開口縁部に切欠が形成される少なくとも1本の周方向細溝と、
前記センター陸部にてタイヤ幅方向に延び開口縁部に切欠が設けられタイヤ周方向に複数形成される幅方向細溝と、
を有し、
前記周方向細溝および前記幅方向細溝は、インフレート状態で荷重負荷時に、溝底および前記切欠を除いて対向する溝壁の少なくとも20[%]が接触しトレッド面で開口する、
タイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ショルダー陸部は、バットレス部を含み、前記ショルダー陸部にてタイヤ周方向に延びて形成されるショルダー周方向細溝を有する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ショルダー陸部にて一端が前記ショルダー陸部内で終端し他端が前記ショルダー周方向細溝に連通してタイヤ周方向に複数形成される第一片側オープンサイプを有する、
請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第一片側オープンサイプの溝深さd7と、前記周方向主溝の溝深さD1とが、0.05≦d7/D1≦0.8の関係を満たす、
請求項3に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ショルダー陸部にて一端が前記周方向主溝に連通し他端が前記ショルダー陸部内で終端してタイヤ周方向に複数形成される第二片側オープンサイプを有する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第二片側オープンサイプの溝深さd8と、前記周方向主溝の溝深さD1とが、0.6≦d8/D1≦0.8の関係を満たす、
請求項5に記載のタイヤ。
【請求項7】
少なくとも1本の前記周方向細溝は、トレッド面に開口する開口縁部においてタイヤ周方向で幅広部と幅狭部とが交互に設けられ、溝幅が狭くなるに連れて前記切欠がタイヤ幅方向の片側から両側に変化する第一周方向細溝を構成する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
少なくとも1本の前記周方向細溝は、トレッド面に開口する開口縁部の溝幅を変化させながらジグザグ形状に形成される第二周方向細溝を形成する、
請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記幅方向細溝は、タイヤ幅方向で隣接する前記周方向主溝と前記第二周方向細溝とを接続し、タイヤ赤道面に近づくに連れてトレッド面に開口する溝幅が狭く形成される、
請求項8に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記幅方向細溝がタイヤ幅方向で隣接する前記周方向主溝と前記第二周方向細溝とを接続し、
前記周方向主溝、前記第二周方向細溝、および前記幅方向細溝による区画内に、前記周方向主溝と前記第二周方向細溝とを接続しタイヤ周方向に複数形成されたミドルサイプを有する、
請求項8に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、燃費性能と排水性能に優れるタイヤが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-020714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、例えば、重荷重用タイヤでは、低転がり抵抗化のためにブロック剛性の増加を目的として、センター部の溝幅が細いパターンの採用が進んでいる。しかし、そのようなタイヤは、溝面積の低下からウェットトラクション性能の悪化が懸念される。
【0005】
この発明は、低転がり抵抗性能を維持しつつ、ウェットトラクション性能を向上することのできるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るタイヤは、タイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝と、各前記周方向主溝のタイヤ幅方向内側で区画された単一のセンター陸部と、各前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側で区画された一対のショルダー陸部と、前記センター陸部にてタイヤ周方向に延びる開口縁部に切欠が形成される少なくとも1本の周方向細溝と、前記センター陸部にてタイヤ幅方向に延び開口縁部に切欠が設けられタイヤ周方向に複数形成される幅方向細溝と、を有し、前記周方向細溝および前記幅方向細溝は、インフレート状態で荷重負荷時に、溝底および前記切欠を除いて対向する溝壁の少なくとも20[%]が接触しトレッド面で開口する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、低転がり抵抗性能を維持しつつ、ウェットトラクション性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
図2は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの展開図である。
図3は、図2におけるA-A断面図である。
図4は、図2におけるB-B断面図である。
図5は、図2におけるC-C断面図である。
図6は、図2におけるD-D断面図である。
図7は、図2におけるE-E断面図である。
図8は、図2におけるF-F断面図である。
図9は、図2におけるG-G断面図である。
図10は、図2におけるM-M断面図である。
図11は、図2におけるN-N断面図である。
図12は、図2におけるP-P断面図である。
図13は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの摩耗時の展開図である。
図14は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの他の例の展開図である。
図15は、図14におけるH-H断面図である。
図16は、図14におけるI-I断面図である。
図17は、図14におけるJ-J(a)、K-K(b)、L-L(c)断面図である。
図18は、図2におけるD-D断面図であって荷重負荷時を表す図である。
図19は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図20は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図21は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図22は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図23は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図24は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0010】
以下の説明において、タイヤ径方向とは、実施形態の空気入りタイヤ1の回転軸であるタイヤ回転軸(図示省略)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、タイヤ回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面であり、タイヤ赤道面CLは、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向における中心位置であるタイヤ幅方向中心線と、タイヤ幅方向における位置が一致する。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。また、タイヤ子午線方向の断面(子午断面図)とは、タイヤ回転軸を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。
(【0011】以降は省略されています)

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