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公開番号
2025107968
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024179631
出願日
2024-10-15
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
9/18 20060101AFI20250714BHJP(車両一般)
要約
【課題】低燃費性能と耐久性能を両立すること。
【解決手段】ベルト層14は、タイヤ周方向に対して絶対値で45[deg]以上のベルト角度のベルトコードを有する内径側交差ベルト141と、内径側交差ベルトとは異符号でタイヤ周方向に対して絶対値で45[deg]以下のベルト角度のベルトコードを有して内径側交差ベルトのタイヤ径方向外側に配置される外径側交差ベルト143と、タイヤ周方向に対して±5[deg]の範囲内にあるベルト角度のベルトコードを有すると共に内径側交差ベルトおよび外径側交差ベルトの間に配置される周方向補強層142と、を含み、周方向補強層のタイヤ幅方向の幅W1と、内径側交差ベルトのタイヤ幅方向の幅W2と、外径側交差ベルトのタイヤ幅方向の幅W3とが、W1<W3<W2の関係を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カーカス層と、
前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されタイヤ周方向に連続するベルト層と、
前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムと、
前記トレッドゴムにおいてタイヤ周方向に延在する少なくとも2本の周方向主溝と、
前記トレッドゴムにおいて前記周方向主溝に区画される複数の陸部と、
を備え、
前記ベルト層は、タイヤ周方向に対して絶対値で45[deg]以上のベルト角度のベルトコードを有する内径側交差ベルトと、
前記内径側交差ベルトとは異符号でタイヤ周方向に対して絶対値で45[deg]以下のベルト角度のベルトコードを有して前記内径側交差ベルトのタイヤ径方向外側に配置される外径側交差ベルトと、
タイヤ周方向に対して±5[deg]の範囲内にあるベルト角度のベルトコードを有すると共に前記内径側交差ベルトおよび前記外径側交差ベルトの間に配置される周方向補強層と、
を含み、
前記周方向補強層の幅W1と、前記内径側交差ベルトの幅W2と、前記外径側交差ベルトの幅W3とがW1<W3<W2の関係を満たす、
タイヤ。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記周方向主溝は、トレッド面のセンター領域に存在し、
前記外径側交差ベルトのタイヤ径方向外側に付加ベルトを有し、
前記付加ベルトの幅W4の範囲が前記センター領域の前記周方向主溝の位置を含んでおり、かつ前記外径側交差ベルトの幅W3に対して90[%]未満となる、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記周方向補強層の幅W1は、前記カーカス層の断面幅Wpに対して50[%]以上70[%]以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記周方向補強層の幅W1は、前記内径側交差ベルトの幅W2に対して65[%]以上80[%]以下であり、
前記内径側交差ベルトの幅W2と前記外径側交差ベルトの幅W3の差が30[mm]以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記外径側交差ベルトは、前記トレッドゴムに隣接して配置される、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記内径側交差ベルトは、前記カーカス層に隣接して配置される、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記周方向主溝は、トレッド面のセンター領域およびショルダー領域に存在し、
前記センター領域の前記周方向主溝と前記ベルト層までの距離Dと、前記ショルダー領域の前記周方向主溝と前記ベルト層までの距離dとが、0.8<D/d<1.3の関係を満たす、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
トレッド面のトレッド幅Wtは、前記カーカス層の断面幅Wpに対して60[%]以上95[%]以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記ベルト層は、前記内径側交差ベルトと、前記外径側交差ベルトと、前記周方向補強層との3枚のベルトプライからなる、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
トレッド面のトレッド幅Wtは、300[mm]以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、プランジャー耐久性を維持しつつ、ショルダーエッジ摩耗を抑制する重荷重用タイヤについて記載されている。この重荷重用タイヤは、タイヤ周方向に対して45[deg]よりも大きな角度で傾斜して延びるコードからなる第一ベルト層と、タイヤ周方向に向けて延びるコードからなる第二ベルト層と、タイヤ周方向に対して第一ベルト層のコードとは逆方向に30[deg]以下の角度で傾斜して延びるコードからなる第三ベルト層とを、タイヤ径方向内側から順次配設し、第三ベルト層の幅w3を、トレッド幅wの80[%]以上とするとともに、第一ベルト層の幅をw1、第二ベルト層の幅をw2としたときに、w2<w1<w3である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5525073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、昨今の環境規制により低燃費化を促進するため、転がり抵抗の低減化が求められている。そのため、タイヤのベルト構造より転がり抵抗低減化を図ることが考えられるが、耐久性の低下が懸念される。
【0005】
この発明は、ベルト構造により低燃費性能と耐久性能を両立することのできるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るタイヤは、カーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されタイヤ周方向に連続するベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムと、前記トレッドゴムにおいてタイヤ周方向に延在する少なくとも2本の周方向主溝と、前記トレッドゴムにおいて前記周方向主溝に区画される複数の陸部と、を備え、前記ベルト層は、タイヤ周方向に対して絶対値で45[deg]以上のベルト角度のベルトコードを有する内径側交差ベルトと、前記内径側交差ベルトとは異符号でタイヤ周方向に対して絶対値で45[deg]以下のベルト角度のベルトコードを有して前記内径側交差ベルトのタイヤ径方向外側に配置される外径側交差ベルトと、タイヤ周方向に対して±5[deg]の範囲内にあるベルト角度のベルトコードを有すると共に前記内径側交差ベルトおよび前記外径側交差ベルトの間に配置される周方向補強層と、を含み、前記周方向補強層の幅W1と、前記内径側交差ベルトの幅W2と、前記外径側交差ベルトの幅W3とがW1<W3<W2の関係を満たす。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、低燃費性能と耐久性能を両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
図2は、実施形態に係る空気入りタイヤのベルト層の展開図である。
図3は、実施形態に係る空気入りタイヤの他の構成の子午断面図である。
図4は、実施形態に係る空気入りタイヤの他の構成の子午断面図である。
図5は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図6は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0010】
以下の説明において、タイヤ径方向とは、実施形態の空気入りタイヤ1の回転軸であるタイヤ回転軸(図示省略)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、タイヤ回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面であり、タイヤ赤道面CLは、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向における中心位置であるタイヤ幅方向中心線と、タイヤ幅方向における位置が一致する。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。また、タイヤ子午線方向の断面(子午断面図)とは、タイヤ回転軸を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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